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リーマン・ショック前に流行したFXのスワップ投資が、再び静かな人気となっているようです。

ホッタラカシ投資が好きな日本人にピッタリのスワップ投資。しかしホッタラカシで長く儲けられるほど、為替市場は甘くありません。

事前の準備をして、レバレッジを抑えて投資資金の一部で手掛ける、といったスワップ投資の際に必要とされるスタンスがあります。

リーマン・ショックで殆どのスワップ投資家が消えた、という歴史を知った上でスワップ投資は行うべき。スワップ投資を行う際は、事前のルール設定をお忘れなく。

いつか見た光景、スワップ投資が静かな人気に

日本人はどうしても、資金を預けたらホッタラカシで金利がもらえる、といった形の投資が好きです。FXで言えばスワップ投資、日本のゼロ金利やマイナス金利とは異なり、海外では金利が生きています。特に新興国であれば数%~10%オーバーの国まであり、日本から見れば夢見たいな世界が広がっています。

そんな訳でスワップポイント=金利を得ることを目的としたスワップ投資という手法、日本人に人気の投資方法です。

しばらくスワップ投資の話もそんなに耳にしなかったのですが、2018年秋以降再びスワップ投資の話を耳にするようになりました。トルコリラで大きくやられた投資家がいる反面、トルコリラは特殊ケースと割り切ることができなくはないため、南アフリカランド、メキシコペソ、そして豪ドルでのスワップ投資が再び地味に流行っているようです。

気持ちはよく分かりますが、ホント日本人ってスワップ投資好きだよね。幸いにして管理人はスワップ投資で大損したことはありません。けど恐い思いは何度かしているので、スワップ投資自体は否定しませんが、ホッタラカシというのは賛成しませんし、仮にホッタラカシにしてもお小遣いの範囲内なら・・・、という条件付です。

関連記事:余ったお金や無かったハズのお金でメキシコペソに投資してスワップポイントをもらう方法

リーマンショックで全滅したスワップ投資

実はスワップ投資はリーマン・ショック前にも流行した投資方法です。当時は豪ドルが高金利通貨であり、円を売って豪ドルを買う形(AUD/JPYの買い)で買いポジションを持って、そのままホッタラカシにする形が流行。

愛読しているFX漫画『FX戦士くるみちゃん』にまさにそれを象徴するシーンがありました。


『FX戦士くるみちゃん』(第四話「始まり」)より

そーなんですよ、スワップ投資していた投資家、全滅は言いすぎかもですが、殆どリーマンショックでやられてます。リーマン・ショッククラスの金融危機は100年に1回発生するかどうか、と考えていると足元すくわれますよ。個別の通貨ペアに限れば、リーマン級の危機は、スイスフランショックにBrexitショックと、数年に1回のレベル感で発生しています。

さすがに全世界の金融市場が危機的な状況に陥る、という事態はそう簡単には生じないと考えられますが、個別の通貨ペアが一気に動いてFX投資がドツボにはまるケースは数年に1回のスパンで発生するので、備えておかないと一発退場のリスクがあります。

若干流行の兆しがなくはないスワップ投資、ホッタラカシで高金利をもらえるなんて、そんな単純な話ではない、ということをリーマン・ショックで殆どのスワップ投資家が退場したケースから学ぶ事ができます。

どうしてもレバレッジを高めてしまう

スワップ投資の問題点はどうしてもレバレッジを高めて投資してしまう点。レバレッジ1倍なら大暴落しても、通貨ペアの価値がゼロにならない限り、ゼロにはなりません。しかしFXはレバレッジをかけてトレードするものであり、通常レバレッジがかかっています。このレバレッジがかかっていることによって、暴落の際に証拠金不足で損切りで大火傷となる元凶です。だからスワップ投資はレバレッジのコントロールが必要不可欠です。

さすがに人間学ぶ生き物であり、リーマン・ショックの教訓を得て、リーマン・ショック級の金融危機が到来しても生き残りが可能なようなレバレッジ設定が推奨されているケースが多いです。これは日本人FXトレーダーも一歩前進している証拠ではないかと。

ただしそこで気をつけたいのが、最初に設定したレバレッジを最後まで守りきること。恐らく途中でつまらなくなります。もう少しスワップポイントが欲しいと、最初に決めたレバレッジを高めがち。これが地獄に向かう引き金を引いてしまいます。

リーマン・ショックが来ても大丈夫、と決めたレバレッジならその後はそのレバレッジ以上の投資をしない。これを守ることができれば、理論通りリーマン・ショック級の金融危機が来ても耐えられます。ただしリーマン・ショックを上回る金融危機だったり、値動きが生じるとアウトです。その時は素直に諦めましょ。追加投資するようなバカなことせずに、素直に諦める、だからスワップ投資に大金投じるべきではなく、投資資金の一部で行うべき。

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スワップ投資の損切りは難しい

損切りって非常に難しい行為です。自分で自分を傷つける行為なので、必要と分かっていても、正直なかなか実行に移すのが難しい行為です。

関連記事:損切りをためらいなく出来るようになる方法

その難しい行為である損切りですが、ポジションを持つ時間が長くなるほど難しくなります。ポジションを長く持った結果損切りの判断を迫られる場合、殆ど大幅な含み損となっているハズ。損切りをすればこれまでの投資資金の殆どがなくなる、それが分かっていながら、ハイ切った、とやれる人なら、そこまでの状況に至る前に損切りできています。

ただでさえ難しい損切りの中でも、スワップ投資で持ってるポジションの損切りは、非常に難しい部類に入ります。そしてスワップ投資を手掛けるのは、FXの初心者から初級者に多いです。よってどうしても損切りができなくなる傾向にあります。だから損切りできない=ロスカットする前提で物事組み立てたほうが早いです。そうなるとお小遣いや分散投資の一貫で取り組む、という結論になります。

損切りしない前提でスワップ投資に取り組む方もおられますが、何かあった時のことを考えておくのが投資です。何かあった時は損切りすればいい、と安直に考えているようなら、一度含み損が膨らんで証拠金ギリギリになった時に損切りできるか、自問してみるのがよいです。恐らく自分では決められず、天に身を任せる決断になる可能性が高いです。スワップ投資はポジション持ったら逃げられない、そう考えておいたほうがよいと思います。


・スワップ投資で損切りを行うのは難しい・・・

安直にスワップ投資に飛びついてはいけない

小額ながらメキシコペソのスワップ投資していますが、ホントお小遣いの範囲内です。

リーマン・ショックでスワップ投資家が殆どいなくなった例にあるように、FX初心者がスグに儲かるから・値動きより簡単に利益が出るからと、安直にスワップ投資の道にいくと大火傷するリスクがありますよ。レバレッジのコントロールを徹底する、投資可能資金の一部で行う等、事前にしっかりとルールを考えた上でスワップ投資するなら問題ありません。また当初のルールを最後まで守りきれるのなら。

ただし多くの方が、それほど事前に計画を練ることなくスワップ投資を手掛けてしまうのも、一面の真実の姿です。残念ながらスワップ投資はホッタラカシで高金利がもらえるような、甘い投資の世界ではありませんよ。やはり事前の準備がどうしても必要で、決めたルールも守る必要があります。

2018年は比較的為替市場は大人しい状態だったと言えます。しかし相場はスクイーズ(収縮相場)の後にはイクスパンション(爆発相場)がやってくるのが道理です。特に欧州がきな臭くなっており、2019年はユーロやポンド中心に相場のボラティリティが高くなる可能性があります。

関連記事:2019年荒れる見込みのユーロやポンドの指標やファンダメンタルでやられない方法

再び取り上げられることの多くなったスワップ投資、2019年以降に変なことにならないことを祈りつつ、もし既に取り組んでいる・今後取り組みたいと思っているようなら、しっかりと事前にプランを練って+それを守りきる事をオススメします。それができないようなら、取り組まないこと。リスクが高いFXの反面スワップ投資はリスクが抑えられる?、いえいえレバレッジを上げるとスワップ投資も通常のFXオレードにどんどん近付きます。

事前のプランを良く練った上でスワップ投資は取り組みたいものですね。

・資産運用の一環としてスワップ投資を行うなら、100通貨からの少額投資が可能で比較的スワップポイントも高いマネーパートナーズがお勧めです。

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管理人のメキシコペソのスワップ投資の考え方やノウハウについては下記をご覧ください
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