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GMOクリック証券が、2022年10月から取引単位を1,000通貨に引き下げました。これまで頑なに10,000通貨での取引を維持していた同社にとって、歴史的な制度改正となります。

資金管理の意識が持ちにくい10,000通貨単位での取引でしたが、今回の取引単位の引き下げは初心者にとって、前向きな制度改正といえるのではないでしょうか。

FX業界トップのGMOクリック証券の取引単位は10,000通貨だった

FX業界のトップといえばGMOクリック証券というのが、長くFX関係者の共通認識でした。DMM.com証券は競争相手として存在するものの、未上場で開示情報に乏しく比較できる部分が少ないのが難点。

タマに参加するFX関連のセミナー等で話を聞いてみると、初心者が利用しているFX会社はGMOクリック証券が多い印象です。さすが業界トップ企業。

管理人もGMOクリック証券でFX取引をスタートさせたクチなので、そんなもんなんだろうなぁ、と思います。

ただし、サイトでも重要性を指摘している“資金管理”を意識するようになると、GMOクリック証券は初心者にはトッテモ利用しにくいFX会社なんです。

関連記事:資金管理を踏まえたFXトレードを簡単に行う方法

なぜならば、10,000通貨が取引単位だから。ドル円で考えてみると、10,000通貨の取引は約50,000円の証拠金が必要。資金管理を入れて、勝ち負けによる資金の増減に合わせて取引数量を柔軟に変えていく、これをしようとすると10,000通貨単位だと100万円以上の入金しないとできません。初心者にFX取引でいきなり100万円の入金しろ、というのはなかなか酷です。よって基本的に資金管理を考えずに取引せざるを得ません。

だから10,000通貨単位の取引業者だと、FX初心者は資金管理に触れることが環境的にできません。よってFX業界のトップ企業ながら、GMOクリック証券とDMM.com証券をFX初心者が利用するのはあまりおすすめしないなぁ、というのが管理人の考えでした。

GMOクリック証券が2022年10月から取引単位が1,000通貨になった

為替などの情報収集でツイッターはよく見ていますが、ツイッターでGMOクリック証券が1,000通貨で取引できるようになった、と見て、ほんまかいな、と思いました。

その後、実際に発表記事を見て納得。2022年10月からGMOクリック証券は、取引を1,000通貨単位に引き下げています。

長く取引単位を10,000通貨としていたGMOクリック証券なので、取引単位の1,000通貨への引き下げは歴史的な出来事、と個人的には思ってます。管理人もFX取引始めた初期の頃にGMOクリック証券を利用してましたが、結構やられておりあんまりよい思い出のないFX会社ですが(決してGMOクリック証券が悪い訳ではない・・・)、ともあれこれで通常利用の土俵に乗ることになりました。

FX取引で大損して退場を迫られないためには資金管理の導入は必要不可欠であり、最大手のGMOクリック証券が1,000通貨単位の取引となったのは、FX初心者の生存のためには大きな一歩といえるのではないかと。

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個人的には100通貨単位が資金管理的には便利

10,000通貨単位の取引が資金管理的には不便というのは先ほど指摘しましたが、やってみると1,000通貨でも若干不自由します。かゆい所に手が届かない感じです。

じゃあ1通貨単位でやればよいかといえば、それは若干面倒。そんな訳で、管理人は100通貨単位で資金管理しています。管理人的には、100通貨単位で資金管理を行いながらのトレードが一番シックリきています。

FX会社でズバリ100通貨単位の取引となるのがマネーパートナーズのnano口座。マネーパートナーズは通常は10,000通貨単位の取引ですが、nano口座を利用すると(マネパの口座があればスグにnano口座も利用できます)100通貨単位の取引が可能です。マネーパートナーズのnano口座を利用すると、自然と100通貨単位で資金管理しながらの取引ができるのでおすすめです。

マネーパートナーズの詳細を見る
外国為替証拠金取引のマネーパートナーズ

またSBI FXトレードと松井証券FXはいずれも1通貨単位の取引のため、両社でも100通貨単位の取引ができます。管理人は当初、SBI FXトレードで1通貨単位で資金管理しながら取引していましたが、そこそこ手間がかかるのと、そこまで厳密にしなくてもよい、ということに気付き100通貨単位での資金管理となった経緯があります。100通貨以下での資金管理でも大丈夫ですが、手間との兼ね合いでしょうね。

松井証券FXの詳細を見る
松井証券FX

GMOクリック証券が1,000通貨単位の取引となりましたが、FX初心者はもう1単位少ない100通貨単位で資金管理ができるFX会社の利用がオススメです。マネーパートナーズのnano口座、SBI FXトレード、松井証券FXの3社しか選択肢に限られますが、いずれも上場会社もしくは上場会社グループの企業なので安心して取引できるFX会社です。

まとめ

2022年は日本政府・日銀の為替介入を行うという歴史的な年となりつつあります。ただし為替変動は大きくともスプレッド競争が行き着いた結果、売買は活況になってもFX会社はそんなに儲からない、という状態です。GMOクリック証券の取引単位1,000通貨への変更も、その流れの一環で行われていると考えられます。

ともあれ、これまで頑なに10,000通貨単位の取引に固執していたGMOクリック証券で、1,000通貨単位の取引が可能になったのは、FX業界の健全な発展のためにはよいことではないかな、と思います。10,000通貨単位の取引だと、資金管理の意識を持ちにくいのが最大の欠点、と思っていたので。

2022年に入りFX業界にも初心者の流入が続いているようです。GMOクリック証券の1,000通貨への取引単位引き下げは、初心者には前向きな制度改正といえるのではないでしょうか。

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