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 FXのトレード、少し慣れてくると耳にするのがフィボナッチ。MT4他、多くのツールにフィボナッチは標準搭載されており、何となしに使っている方も多いのでは?

 為替相場を動かしている欧米の機関投資家も見ていると言われているフィボナッチの各ライン、そんなフィボナッチのラインの引き方を体系的に学ぶのなら「フィボナッチ大辞典」がオススメ。

 ネット上の知識でサラリと流してしまいがちなフィボナッチですが、フィボナッチを究めれば裸のローソク足チャートに自らの解釈で相場の絵=シナリオを描くことができるようになります。

 神秘的で若干マニアックな世界でもあるフィボナッチの世界ですが、フィボナッチの世界を本格的に体系的且つ本格的に学ぶのであれば「フィボナッチ大辞典」の門を叩いてみてはいかがでしょうか?

欧米の機関投資家も見ているフィボナッチの各ライン

 為替相場を動かしている欧米の機関投資家。彼らが何のツールを使ってトレードしているかと言えば、少なくとも何チャラテクニカルがクロスしたとか、そんな簡単な根拠ではトレードしていません。
 ファンダメンタルであったり、注文情報であったり、皆が見ているサポート&レジスタンスであったりと様々な情報を見ているようですが、欧米の機関投資家が必ず見ていると言われるのがフィボナッチで引いたライン。一般的にはフィボナッチ・リトレースメントと言われるものです。

 フィボナッチ・リトレースメントの23.6%や38.2%でピタッと動きが止まるチャート、リトレースメントを多少なりとも使ったことがあれば、必ず見たことがあるハズ。

 それじゃ、フィボナッチを究めればFXを究めることができる?多分そーじゃないかな、とは思いますが、けど究めるには想像以上の時間と努力が必要ではないかと。
 けどね、究めることは無理でも、しっかり学んで実践で使える程度までノウハウやテクニックを身に付ければ、一歩先行くトレードにはなれるハズ。

 当サイトでは既に、下記の記事でフィボナッチの効用や欠点を取り上げています。

[blogcard url=”http://saredo-fx.com/fxsyuho/fibonacci/”]

 個人投資家には、とってもマニアックなツールではありますが、一部ではディープな信者がいて、実際機関投資家も利用しているフィボナッチ。もしその神秘的な世界に興味を持ったらどうしたらいいか?
 パンローリングからフィボナッチの書籍も何冊か出ていますが(管理人、何冊か持っていますし、立ち読み含め一通り目を通しました)、本気でフィボナッチを学ぶのであれば「フィボナッチ大辞典」がオススメです。

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フィボナッチ大事典

「フィボナッチ大辞典」の内容


 「フィボナッチ大辞典」はスリースタータードットジェーピー社の大野及生氏作成の動画教材となります。大野氏はFXの動画教材を数種類作成しておられる方で、ライントレードに非常に造詣が深い方です。

 「フィボナッチ大辞典」は、これでもかという位にフィボナッチの考え方から使い方まで学ぶことができます。動画教材で文章は有りませんが、その動画の総時間は4時間オーバー。大作といっていい動画内容となっています。
 その動画で下記の内容を学ぶことができます。

・フィボナッチ・リトレースメント
・フィボナッチ・エクステンション
・フィボナッチ・イクスパンション
・フィボナッチ・ファン
・フィボナッチ・アーク
・フィボナッチ・チャネル
・フィボナッチ・タイムゾーン
・フィボナッチを利用したトレード方法他

 こんなフィボナッチのツールがあったのか!、と思うくらいにフィボナッチのツールが紹介され、それを踏まえてフィボナッチのトレードでの使い方が解説されています。一般的にはフィボナッチのツールと言えば、リトレースメントとエクステンションですが、そんなのは序の口。奥深いフィボナッチの世界に誘われます。

 そんな「フィボナッチ大辞典」、下記の動画のような雰囲気で講義が進んで行きます。

大きい視野で相場分析できるようになるのが最大のメリット

 「フィボナッチ大辞典」は、管理人のフィボナッチの知識やノウハウのベースになった教材で、4~5回は繰り返し動画を見ています。気になった部分だけ、ということであれば、10回以上見ている部分もあります。

 そんな管理人ですが、フィボナッチのノウハウをどう使っているかと言えば、エントリーの判断をする為の足元の戦い方=戦術面で使うというより、この辺りに相場が来たら入る準備するかなぁ、とか、今はこんな相場状況なのね、という大きな視野での相場分析=戦略を練るためにフィボナッチを利用しています。

 FXを始めた頃は、儲けようという思いがどうしても勝るのと、周りを見る余裕がないのとで、目先のことに走りがちですが、大きな視点で相場分析をした上でトレードを行うと、勝率は確実に上がります。
 そしてこの、大きい視点での相場分析に管理人はフィボナッチのノウハウが欠かせません。
 
 大きい視点で相場分析を行う際、チャートにラインを引きまくりますが、管理人はコレを”魔法陣の作成”と言っています。この魔法陣の作成に、フィボナッチは欠かせないというより、フィボナッチがなければそもそも魔法陣は作れません。(いずれ魔法陣については記事を作成します)

 当初は目先のトレード=戦術面でフィボナッチを利用しようとして「フィボナッチ大辞典」を購入したのですが(当時はスキャル志向でした)、その後の変遷を経て管理人には大きい視点でのチャート分析にフィボナッチは欠かせないツールとなりました。

「フィボナッチ大辞典」の注意点

 10年の歳月をかけて編み出したと言われる大野氏のフィボナッチのノウハウ、動画が4時間以上あるので情報量が膨大です。
 管理人4~5回見てますが、1回見たからと言って、即使える訳ではありません。あくまでも「フィボナッチ大辞典」は教科書。使えるようになるには、練習が必要になります。

 長くフィボナッチと付き合ってきた管理人から見た(見えてきた)、「フィボナッチ大辞典」の注意点を思うままに上げてみます。

①習熟が必要

 当たり前ですが、教科書読んですぐ勝てるようになるほどFXの世界は甘くありません。理論が分かったら、その後は実践練習が必要となります。
 サインがでたらエントリーしましょー、というインジとは違うので、身に付けるまで相応の時間がかかります。ただし、一旦身に付ければ一生モノの手法となります。

 習熟までのトレード、デモトレードでされる方も多いと思いますが、管理人は下記で書いたように、枚数を下げてリアルマネー=実弾演習を行うべきと思います。

[blogcard url=”http://saredo-fx.com/fxsyosinsya/real-trade/”]

②どこにフィボナッチの基点を置くか=フィボナッチ永遠のテーマは変わらず

 フィボナッチって、どのツールを使っても、結局どこに基点をおくのか?、と言う問題に帰結します。
 これは「フィボナッチ大辞典」に限った話ではありませんが、フィボナッチを扱う以上、避けては通れません。

 大野氏は短い足でも利用可能、と仰られていますが、短い足だと難度が高くなります。正しい基点をおくには長い足(1or4時間足以上)での利用をオススメします。

③大野流のフィボナッチの解釈

 フィボナッチの使い方、実は流派みたいなのがあります。流派といってもベースの使い方は大差ありませんが、フィボナッチのどのラインを重視するかという点、流派によって違ってきます。

 「フィボナッチ大辞典」で紹介されている最重要フィボナッチのポイント。これは否定しませんし、管理人もそこをベースに見ていますが、他の流派では違うポイントを最重要視します。

 相場に100%の正解はない訳で、ましてや基点の置き方で解釈が変わってしまうフィボナッチ。「フィボナッチ大辞典」の見方を絶対視するのではなく、当るラインを探していく、と言ったスタンスで広い視野でチャートを見れば、よりフィボナッチの本質というか相場の本質的姿を捉えることができるのではないかと。

管理人のフィボナッチのノウハウ、88.6%の重視

 フィボナッチの流派の部分に関係してくる部分ですが、「フィボナッチ大辞典」に基づいてフィボナッチ・リトレースメントを見る際、管理人は88.6%も意識して相場を見ています。

 この88.6という数字はフィボナッチの数字ではなく、伝説の相場師ギャンの秘数です。ギャンのツールでもリトレースメントと同じ働きをするモノ(ギャン・リトレースメント)があるので、その意味ではフィボナッチにギャンのスパイスを加えて管理人はリトレースメントを利用しています。

サポートについて

 「フィボナッチ大辞典」は分からない部分があれば、サポート=大野氏にメールする形となります。大野氏、レスポンスが非常に速い方です、こちらが恐縮してしまうくらい。
 
 管理人は今から思えば随分とトンチンカンな質問も随分しましたが、その都度丁寧にお答えいただきました。
 FXの教材、サポートも大切です。管理人は大野氏のサポートに随分助けて頂きました。

「フィボナッチ大辞典」まとめ

 相場関係の書籍は圧倒的に洋書が充実しています。実は専門書は単語さえ何とかなれば案外読みやすかったりするんですが、それでも洋書を読むというハードルは相当高いです。

 フィボナッチは海外のトレーダーで利用されており、国内でフィボナッチに関する良書を探すとなるとナカナカ大変。少なくとも管理にはコレ、というのにはお目にかかっていません。

 そんな中で「フィボナッチ大辞典」は管理人としては、日本でフィボナッチをを学ぶのであれば最適な教材と思いまず。実際、管理には「フィボナッチ大辞典」でフィボナッチのノウハウを身に付けて、それが今に生きています。

 非常にマニアックな世界で、習熟するのに相応の時間も必要なフィボナッチの世界ですが、身に付けたノウハウはトレードの世界で一生物の宝となりますい。

 フィボナッチを利用してのFXトレード、ピタッと当たった時は”やってやった”という気分になります。そんな神秘的で奥の深いフィボナッチの世界、「フィボナッチ大辞典」はその世界の道案内役としては最適。
 ご興味あれば是非、「フィボナッチ大辞典」をお供にフィボナッチの世界においで下さい。

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17/1/27追記:「フィボナッチを利用したFXトレードの解説書」を作成しました

 フィボナッチを利用して具体的にどのようにFXトレードを進めるのか、という観点で「フィボナッチを利用したFXトレードの解説書」というテキストを作成致しました。外為ジャパンとのタイアップ企画であり、外為ジャパンの口座開設及び条件を満たした方にお配りしています。フィボナッチに興味があって、もう一歩先の世界を見てみたい方には特にオススメです。

 詳しくは下記よりどうぞ。

「フィボナッチを利用したFXトレードの解説書」のご紹介

 また本格的にフィボナッチを学ぶ前の入門編なら「フィボナッチ利用の基礎の基礎」がオススメです。
FXにも使えるフィボナッチ教材「フィボナッチ利用の基礎の基礎」

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