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 FXや株のチャートと言えば忘れてはならないのは、様々なテクニカル指標。
 奥の深すぎるテクニカルの世界、テクニカルを究めれば相場はマスターできるのか?聖杯はあるハズと思っている方も多いのでは。
 管理人としては、普通にやっていてはテクニカルだけでは、トレードの最後のピースは埋まらないと思っています。けど実は結構なテクニカルマニアな管理人、そんな管理人によるテクニカル分析のお話です。

テクニカル分析って奥が深すぎる世界

 管理人、実はFXも株もテクニカル指標に魅せられていた時期があります。それこそ、テクニカルを究めれば常勝トレーダーも夢ではない!、と思っていたくらい(笑)。
 ストキャスティクス、RSI、MACDから始まって、色々なテクニカル指標を試しました。けどね、テクニカル指標を代えても、パラメーターを代えても、それなりのモノは見つかるのですが、コレ、というのが見つからない。あれ~、おかしい。けど時間は多少かかっても、絶対に聖杯はあるハズ・・・、と結構な時間を費やしました。
 お陰で随分とテクニカルには詳しくなりました。ただしそれでトレードで勝てるかどうかは別問題。気が付けば、聖杯探しが延々に続くように感じるようになってしまいました。

ある時に気付いたテクニカル最大の欠点とは?

 おかしいなぁ、と思いつつ試行錯誤が続きましたが、ある時にRCIとMACD(結構変型版)のパラメーターいじっていて気付きました。あ、同じ動きしている。。。

 実はこれって自分としては結構ショックだったんです。なにせ、本来同じ動きはしないとされているテクニカル指標2つが、同じような動きをしている訳です。違うモノを見ていたつもりが、同じモノを見ていた、という訳ですから。

 これじゃテクニカルだけではうまくいかないわ・・・。

 そう思うに至ってしまいました。

 そして、これじゃだめだ、ということでフィボナッチ分析やプライスアクション、ハーモニック等の世界に足を踏み入れていくのですが、この話はまたいずれ。

 けど違う風景を見ていたと思ったら、実は同じ風景だったって、結構なショックだったんです。

15.8.19驚き-min
見てはいけないものを見てしまった?

テクニカル指標はどこまで行っても過去の解釈の仕方の問題

 管理人的な結論としては、テクニカル指標はどこまで行っても過去の解釈、よってテクニカル指標で未来は見通せない、というもの。

 確かにRSI20-80のように、それでも機能するテクニカルもありますが、それでも総合的に見ればテクニカル指標はいずれも過去の相場をどう解釈するかの問題。今の相場が今後どうなるのか?、を知りたいトレーダーにとっては正直テクニカル指標は力不足。そんなの今更言うな、という話かもしれませんが、けど違うテクニカル指標で、同じような結果が出てしまった現実を突きつけられるのは、テクニカルに対して夢と希望を抱いていた管理人にとっては、相当なショックだったんです。

 ただし、テクニカル指標、未来予想を行える指標もあります。未来予想のテクニカル指標を利用すれば、テクニカルだけで道が拓ける可能性もあります。

関連記事:テクニカルで将来予想する方法、指標の分類をしてみる

テクニカルは判断材料の1つとして考えてみる

 その後、若干トレードの方向を変えて、フィボナッチ等を中心にFXトレードをするようになり、現在に至っている管理人。けどテクニカルの勉強が全く役に立たなかったかと言えば、そうは思いません。

 テクニカル指標は、トレードの意志判断の材料の1つとしては十分に使えます。

 フィボナッチ等で多分この辺りでエントリーだろう、と思った時、最後のタイミングを測るツールとしてはテクニカル指標、とっても使えます。
 ただし、MACDのクロス等々のテクニカル指標オンリーでトレードすると、まず裁量でFXで勝ち続けるのは難しいのではないかと。(ちなみに相場観持っている人が、テクニカルでシステムトレードするのは十分「あり」だと思います)

FXでテクニカルが通用しない理由、個人トレーダーは鴨ネギ状態

 と、こんなことを書きつつも、心の中ではまだ聖杯があるんじゃないか?、と思っている管理人ですが、恐らくMCADがどうこうという一般的なテクニカルでは勝つのは難しいと思っています。

 例えば、MACDのデットクロスが出現、それであれば個人トレーダーがショートを仕掛けてくるから、ロングで値段を挙げて、個人投資家を損切らせてやろう、というような動き、為替市場では日常茶飯事で発生していると考えられます。流動性が最も大きいEURUSD市場でドカンと上げて、ドカンと下げるというような動きよく見ますが、あれです。個人投資家がテクニカルで太刀打ちできる値動きではありません。

 逆の立場になって考えてみるとわかりますが、FXは個人より機関投資家のほうが圧倒的に強い立場。正直、個人トレーダーは機関投資家から見れば鴨ネギ状態。その鴨ネギを料理するにはどうしたらよいか、と考えれば、テクニカル指標が効かない位に上限に揺さぶるのが一番簡単です。
 
 こう考えると、FXでテクニカル指標のみに頼るトレードの危険性がよりリアルに分かるのではないかと。

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広い視野を持つ大切さ

 FXトレードで勝つにはコレとコレがあれば完璧、という状態は正直な所ないのでは?
 モニターの向こうには巨額な資金を持った機関投資家がデーンと構えている訳で、単純な仕掛けは高性能コンピューターで全てお見通し。そいつらに勝つには、やはり人間のノウハウが必要になってきます。

 FXトレード、スタートはテクニカルから入られる方が多いと思います。そしてそれで行き詰ってしまう方も。
 確かに株価はテクニカル指標が効くケースも多いです。ただし株式市場よりも、よりプロが多いFX市場。恐らくテクニカルオンリーだと、勝つためのハードルは非常に高いです。よってテクニカルオンリーではなく、もう少し視野を広げて見るべきと考えます。

 フィボナッチやプライスアクション、ファンダメンタル等々、FXで使えるツールはテクニカル以外にも本当にたくさんあります。別にテクニカルを捨てる必要はないと思いますが、それだけでは何か足りない、と感じているなら、テクニカルに+αでFX市場を見る機会を持ってみてはいかがでしょ?

15.8.19広い視野-min
FXも広い視野で臨みたいものです

もう1つテクニカルの弱点と思う部分、人間は機械ではありません

 テクニカルオンリーだとうまくいかないのでは?、と思う理由がもう1つあります。それは、どうしても裁量を入れてしまうから。逆にシステムトレードで指標やパラメータをいじりまくったら、本当に聖杯が見つかるかもしれません。

 ただし人間がテクニカル指標を元に裁量トレードをすると、うーむ判断に迷うな、とか、それでもここならエントリーでしょ等々、裁量を入れてしまうor入れざるを得ない場面が沢山出てきます。機械のようにそれでも感情を排したトレードができればよいのですが、少なくとも管理人には無理。

 だから本当は、テクニカル指標をいくつか組み合わせて、その指標が揃ったらエントリー→利益確定は〇pisp→損切は〇pipsという組み合わせとパラメータで勝てる可能性はあると思っています。ただしそれを人間が出来るかと言えば管理人は無理。システムトレードの世界なら可能性あるかなぁ、と思います。やってませんが・・・。

 だからテクニカルを極めるのであれば、システムトレードに向かうのがゴールは早いのかもしれません。ここは管理人も経験ありませんが。

テクニカルだけではなく資金管理も重要

 FXトレードというと、どうしても手法→テクニカル、となってしまいがちです。ただし手法はある意味永遠のテーマ。永遠のテーマとお付き合いするのは当然としても、目先で負けにくくするための資金管理も非常に重要です。

 トレードは手法と同じくらい資金管理が重要です。テクニカルだけを利用して、トレードに行き詰っているようなら、トレードに資金管理の考えを取り入れてみてはいかがでしょうか?大きくやられることはなくなります。

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まとめ、テクニカルは面白いけどホドホドに

 テクニカル指標って、今でも面白いと思いますし、聖杯はどこかにあるのでは?、と思っている部分もあります。

 ただし、面白さとトレードで勝てるのは別問題。テクニカルを極めたい方を止めるようなことはしませんが、本当にテクニカルで勝てるのか?、という疑問があるなら、もう少しFXの広い世界を見ても損はないと思います。テクニカルオンリーで専業トレーダーになるんだ、というトンガッタ方はさておき(それはそれでご立派ですよ)、テクニカルオンリーで行き詰った方、もう少し視野を広げてFXと向き合ってみてはいかがでしょ?

 テクニカル指標、ノウハウを持っているなら捨てる必要は全然ありません。けどもう一歩足を外に踏み出すと、同じ為替相場がまた違う風景に見えてくるかと思います。するとこれまで悩んでいたFXトレードに新し道が拓けるかもしれません。

 奥が深すぎるテクニカル指標の世界、行き詰った時には一度気分転換で違う世界を除いてみるのもいいもんですよ。

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