FXや株のチャートと言えば忘れてはならないのは、様々なテクニカル指標。
奥の深すぎるテクニカルの世界、テクニカルを究めれば相場はマスターできるのか?聖杯はあるハズと思っている方も多いのでは。
管理人としては、普通にやっていてはテクニカルだけでは、トレードの最後のピースは埋まらないと思っています。けど実は結構なテクニカルマニアな管理人、そんな管理人によるテクニカル分析のお話です。
概要
テクニカル分析って奥が深すぎる世界
管理人、実はFXも株もテクニカル指標に魅せられていた時期があります。それこそ、テクニカルを究めれば常勝トレーダーも夢ではない!、と思っていたくらい(笑)。
ストキャスティクス、RSI、MACDから始まって、色々なテクニカル指標を試しました。けどね、テクニカル指標を代えても、パラメーターを代えても、それなりのモノは見つかるのですが、コレ、というのが見つからない。あれ~、おかしい。けど時間は多少かかっても、絶対に聖杯はあるハズ・・・、と結構な時間を費やしました。
お陰で随分とテクニカルには詳しくなりました。ただしそれでトレードで勝てるかどうかは別問題。気が付けば、聖杯探しが延々に続くように感じるようになってしまいました。
ある時に気付いたテクニカル最大の欠点とは?
おかしいなぁ、と思いつつ試行錯誤が続きましたが、ある時にRCIとMACD(結構変型版)のパラメーターいじっていて気付きました。あ、同じ動きしている。。。
実はこれって自分としては結構ショックだったんです。なにせ、本来同じ動きはしないとされているテクニカル指標2つが、同じような動きをしている訳です。違うモノを見ていたつもりが、同じモノを見ていた、という訳ですから。
これじゃテクニカルだけではうまくいかないわ・・・。
そう思うに至ってしまいました。
そして、これじゃだめだ、ということでフィボナッチ分析やプライスアクション、ハーモニック等の世界に足を踏み入れていくのですが、この話はまたいずれ。
けど違う風景を見ていたと思ったら、実は同じ風景だったって、結構なショックだったんです。
テクニカル指標はどこまで行っても過去の解釈の仕方の問題
管理人的な結論としては、テクニカル指標はどこまで行っても過去の解釈、よってテクニカル指標で未来は見通せない、というもの。
確かにRSI20-80のように、それでも機能するテクニカルもありますが、それでも総合的に見ればテクニカル指標はいずれも過去の相場をどう解釈するかの問題。今の相場が今後どうなるのか?、を知りたいトレーダーにとっては正直テクニカル指標は力不足。そんなの今更言うな、という話かもしれませんが、けど違うテクニカル指標で、同じような結果が出てしまった現実を突きつけられるのは、テクニカルに対して夢と希望を抱いていた管理人にとっては、相当なショックだったんです。
ただし、テクニカル指標、未来予想を行える指標もあります。未来予想のテクニカル指標を利用すれば、テクニカルだけで道が拓ける可能性もあります。
関連記事:テクニカルで将来予想する方法、指標の分類をしてみる
テクニカルは判断材料の1つとして考えてみる
その後、若干トレードの方向を変えて、フィボナッチ等を中心にFXトレードをするようになり、現在に至っている管理人。けどテクニカルの勉強が全く役に立たなかったかと言えば、そうは思いません。
テクニカル指標は、トレードの意志判断の材料の1つとしては十分に使えます。
フィボナッチ等で多分この辺りでエントリーだろう、と思った時、最後のタイミングを測るツールとしてはテクニカル指標、とっても使えます。
ただし、MACDのクロス等々のテクニカル指標オンリーでトレードすると、まず裁量でFXで勝ち続けるのは難しいのではないかと。(ちなみに相場観持っている人が、テクニカルでシステムトレードするのは十分「あり」だと思います)
FXでテクニカルが通用しない理由、個人トレーダーは鴨ネギ状態
と、こんなことを書きつつも、心の中ではまだ聖杯があるんじゃないか?、と思っている管理人ですが、恐らくMCADがどうこうという一般的なテクニカルでは勝つのは難しいと思っています。
例えば、MACDのデットクロスが出現、それであれば個人トレーダーがショートを仕掛けてくるから、ロングで値段を挙げて、個人投資家を損切らせてやろう、というような動き、為替市場では日常茶飯事で発生していると考えられます。流動性が最も大きいEURUSD市場でドカンと上げて、ドカンと下げるというような動きよく見ますが、あれです。個人投資家がテクニカルで太刀打ちできる値動きではありません。
逆の立場になって考えてみるとわかりますが、FXは個人より機関投資家のほうが圧倒的に強い立場。正直、個人トレーダーは機関投資家から見れば鴨ネギ状態。その鴨ネギを料理するにはどうしたらよいか、と考えれば、テクニカル指標が効かない位に上限に揺さぶるのが一番簡単です。
こう考えると、FXでテクニカル指標のみに頼るトレードの危険性がよりリアルに分かるのではないかと。
広い視野を持つ大切さ
FXトレードで勝つにはコレとコレがあれば完璧、という状態は正直な所ないのでは?
モニターの向こうには巨額な資金を持った機関投資家がデーンと構えている訳で、単純な仕掛けは高性能コンピューターで全てお見通し。そいつらに勝つには、やはり人間のノウハウが必要になってきます。
FXトレード、スタートはテクニカルから入られる方が多いと思います。そしてそれで行き詰ってしまう方も。
確かに株価はテクニカル指標が効くケースも多いです。ただし株式市場よりも、よりプロが多いFX市場。恐らくテクニカルオンリーだと、勝つためのハードルは非常に高いです。よってテクニカルオンリーではなく、もう少し視野を広げて見るべきと考えます。
フィボナッチやプライスアクション、ファンダメンタル等々、FXで使えるツールはテクニカル以外にも本当にたくさんあります。別にテクニカルを捨てる必要はないと思いますが、それだけでは何か足りない、と感じているなら、テクニカルに+αでFX市場を見る機会を持ってみてはいかがでしょ?
もう1つテクニカルの弱点と思う部分、人間は機械ではありません
テクニカルオンリーだとうまくいかないのでは?、と思う理由がもう1つあります。それは、どうしても裁量を入れてしまうから。逆にシステムトレードで指標やパラメータをいじりまくったら、本当に聖杯が見つかるかもしれません。
ただし人間がテクニカル指標を元に裁量トレードをすると、うーむ判断に迷うな、とか、それでもここならエントリーでしょ等々、裁量を入れてしまうor入れざるを得ない場面が沢山出てきます。機械のようにそれでも感情を排したトレードができればよいのですが、少なくとも管理人には無理。
だから本当は、テクニカル指標をいくつか組み合わせて、その指標が揃ったらエントリー→利益確定は〇pisp→損切は〇pipsという組み合わせとパラメータで勝てる可能性はあると思っています。ただしそれを人間が出来るかと言えば管理人は無理。システムトレードの世界なら可能性あるかなぁ、と思います。やってませんが・・・。
だからテクニカルを極めるのであれば、システムトレードに向かうのがゴールは早いのかもしれません。ここは管理人も経験ありませんが。
テクニカルだけではなく資金管理も重要
FXトレードというと、どうしても手法→テクニカル、となってしまいがちです。ただし手法はある意味永遠のテーマ。永遠のテーマとお付き合いするのは当然としても、目先で負けにくくするための資金管理も非常に重要です。
トレードは手法と同じくらい資金管理が重要です。テクニカルだけを利用して、トレードに行き詰っているようなら、トレードに資金管理の考えを取り入れてみてはいかがでしょうか?大きくやられることはなくなります。
[blogcard url=”http://saredo-fx.com/shikinkanri/manepa1/”]
まとめ、テクニカルは面白いけどホドホドに
テクニカル指標って、今でも面白いと思いますし、聖杯はどこかにあるのでは?、と思っている部分もあります。
ただし、面白さとトレードで勝てるのは別問題。テクニカルを極めたい方を止めるようなことはしませんが、本当にテクニカルで勝てるのか?、という疑問があるなら、もう少しFXの広い世界を見ても損はないと思います。テクニカルオンリーで専業トレーダーになるんだ、というトンガッタ方はさておき(それはそれでご立派ですよ)、テクニカルオンリーで行き詰った方、もう少し視野を広げてFXと向き合ってみてはいかがでしょ?
テクニカル指標、ノウハウを持っているなら捨てる必要は全然ありません。けどもう一歩足を外に踏み出すと、同じ為替相場がまた違う風景に見えてくるかと思います。するとこれまで悩んでいたFXトレードに新し道が拓けるかもしれません。
奥が深すぎるテクニカル指標の世界、行き詰った時には一度気分転換で違う世界を除いてみるのもいいもんですよ。
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お世話になります
yamatoと申します。
えつ子FXは返信ありますか、過去ご自身が、何度も問合せても返信がないと
書籍で嘆いてたくせに、アドレス、返信フォームを複数変更して、何度送っても全く返信がない。
この人とスムーズにやり取り出来ましたか
コメント有難うございます。
えつ子FXへの問い合わせですが、ブログのお問い合わせ経由で私も何度か質問等しています。
返信に2-3日かかることもありますが、問題なくやり取りできています。
(最後にやり取りしたのは、今年の1月)
私の場合、えつ子FXの製品購入者ということもあるかもしれませんが、
ご参考まで。
今後とも当サイトをよろしくお願いいたします。
管理人FxChatora
正直テクニカルを使いこなすのは至難の技です。ただ言える事は物事を極めるのに近道は無いという事です。二つのテクニカルが同じ動きをしてるのに失望感を覚えたというのはどういう事なのでしょうか?相場は上がるか下がるかどっちかです、二つのテクニカルが同じ動きをするのは当然の事です。お互い違う動きをしたらそれこそどっちに相場を張って良いのか解りません。9割の投資家が勝てないと言われているのは物事に対して、しっかりと理解出来ていないからだと思います。rci 一つにしても短期、中期、長期それぞれ相場に対して、どのような動きをしているのかを説明出来るくらいになれないと、相場で勝ち組になる事はほど遠いでしょう。人に教わるのではなく自分自身で一つ一つ解明してこそ、真の成功があるのだと思います。
コメント有難うございます。
>正直テクニカルを使いこなすのは至難の技です。ただ言える事は物事を極めるのに近道は無いという事です。
仰る通りですね、最近つくづくそう感じています。地味な検証の繰り返し、そして自分が納得できる期待値の高い方法を見つける、コレしかないと
感じています。
>二つのテクニカルが同じ動きをしてるのに失望感を覚えたというのはどういう事なのでしょうか?
ごく簡単に言えば、逆張り系のテクニカルと順張り系のテクニカル、本来別の動きをする場面で同じ動きを見せ、
テクニカル指標(ストキャスやMACD等の所謂典型的なテクニカル)は皆同じじゃないかと思った、ということになります。
この出来事、自分にとっては次の一歩を踏み出す、よいきっかけとなりました。
>人に教わるのではなく自分自身で一つ一つ解明してこそ、真の成功があるのだと思います。
そうですね、色々な手法や商材がありますが、相性の問題や使いこなせるかの問題もあるので、
自分で答えを見つけるしかないと思っています。
入口から出口までトレードを第三者に筋道立てて説明できるようになるまで手法を磨き上げないと、
成功の道は遠いと最近実感しています。
今後とも当サイトをよろしくお願いいたします。
管理人FxChatora
こんちは。
概要しか見てないですけど、テクニカルってか、オシレーターは、後出しですが、その個性を見抜けば、聖杯ですよ。
普通の人じゃ到底計算できない事を計算して描画してくれてるので。
ただし、基本的にチャートは、フラクタルで、そこにダウ、エリオット、フィボが効くのはご存知だと思いますが、この上記4つと、時間軸をフラクタルに足せば、ほぼ含み損を抑えながら利益に繋がりますよ。
まぁ古い記事ですので、もう勝ち組になられてるかもしれませんが(;^_^A
私もオシレーターは好きなので、ちょっとコメントさせてもらいました。
それと、シストレで出来る事は、人間が裁量入れると高度になりますよ。
シストレは、決められたルールでポジるので、それこそ、オシレーター系の理解が浅いと
組んでる人の意図をくみ取れず、設定ミスって負けEAができるだけです
まぁ大半のEaは、鬼最適化して、よく見えるようにしているだけですが・・・
コメントありがとうございました。
テクニカルは使いようと思っています。実際に私も相当テクニカルを多用しているので。
特に未来予想のできるフィボやハーモニック等のテクニカルは重視しており、また
オシレーター系もエントリータイミング図るのに利用してます。
ただしエリオットは殆ど触れていない分野なので、ご意見非常に参考になります。
波動のカウントが苦手と言うか、以前若干やって殆どうまく行かずにトラウマになっており
完全にスルーしています。食わず嫌いはダメですね。
またシストレのご意見も仰る通りで、裁量入れたシストレは強いと思ってます。
私は最近殆どシストレはやっていませんが。
若干古い記事で当時と意識が違う面もあります。まだ全然勝ち組ではなく、いまも試行錯誤をしていますが
多少は前進してるかな、とは思っています。
引き続き当サイトをよろしくお願いいたします。
管理人Fxchatora
今日、ドルインデックスの勉強をしようと思って検索したらここにたどり着きました。
ドルインデックスの記事、どこの記事よりも詳しくわかりやすく為になりました。
そのあと、資金管理やボリバンなどなど面白い記事が満載で次から次へ読みだしてきりがないので続きは明日読もうと思います。
お世話になります。当サイトの記事に興味を持っていただきありがとうございました。
FXはトレード手法に光が当たりますが、それ以外の資金管理などの地味な部分が大切なのに、それ程その重要さが伝わっていない面があります。テクニカル等のマニアックな記事も沢山作成していますが、当サイトから何かしらの気付きを得て頂ければ幸いです。
今後とも当サイトをよろしくお願いいたします。
管理人Fxchatora