FXトレードの「守り」の面を知らずにトレードしていませんか?手法探しに必死で、実は大切なモノに気付いてない可能性がありますよ。
FXでは手法より先に、損切りと資金管理をまずは最初に実行できるようにするべきです。
損切貧乏大いに結構!FX初心者はまず、手法よりも損切りと資金管理を身に付ける事から始めるべきです。そうでないと高い勉強代を為替市場に支払うことになりますよ。
概要
手法は色々あるけれど・・・
FXというと、どんな手法でトレードするか、という点にどうしても目が行ってしまいます。それはやむを得ないです。
トレード手法はいわゆる「攻め」の部分です。ただし戦いには「攻め」も大切ですが「守り」も大切です。
FXに限りませんが株、先物などのトレードで手法=「攻め」には様々な方法があります。そして個人のタイプによって、合う・合わない、という問題があります。
Aさんがうまく行ったトレード手法でも、Bさんはサッパリ勝てない・・・、という事はトレードの世界では非常によくあります。よって正直トレードの「攻め」の部分は永遠のテーマ的な部分があり、トレーダー各自がそれぞれで道を模索する必要があります。
一方で「守り」の部分は、トレーダーの個性やタイプに関係なく適応できる部分が大です。そして初心者トレーダーは、「守り」の部分を知らずにトレードしている方が多い現状があります。
よって本記事ではトレードの「守り」の部分について、最低限初心者が知っておき実践すべきことを記しました。
そんなに難しい事ではありませんが、知って+実践すると・しないのとでは大きな違いが生じます。ふーんそうなんだ、で流さず、実践してください。それが自分の身を守ります、ホント。
何が何でも損切りをルール化して確実に実行する事
株でもFXでも大きなトレンドに乗れば儲けることができます。投資のタイミングがよいと、ある時までは常勝トレーダーになります。
しかし損切りが出来ないトレーダーは、一時的に常勝トレーダーになっても、必ず最後に大負けします。最終的に当初の投資資金が残ればよい方では?調子に乗って大金を相場に乗せて、スッテンテンになるなんて相場では日常茶飯事です。
相場で生き残るためには、損切りが必要不可欠です。損切りのルールを決めて、必ずルール通りに損切りする。これだけです。けどこれだけでもできれば、相場で爆死する可能性を減らすことができます(後述する資金管理とセットで行えば、爆死する可能性は殆ど無くなります)。
どんな損切方法がよいのか、それは人それぞれです。手動でサクッとポジション切れる人もいれば、OCOの自動注文でないと切れない人、時間で決済してしまう人、タイプによりけりなので、一概にコレがよいとは言えません。
しかし相場で生き残るためには、自分に合ったトレード手法より先に、自分のタイプにあった損切方法を見つけて、確実にその損切りを実行できるように自らを習慣付ける必要があります。
30pips逆行したら損切りする以上、そんな簡単なのでもいいんですよ、正直な所。ルールは徐々に修正すればよい訳ですし。
損切りのルール化、そしてルールした損切りを厳守する、コレさえできれば恐らく勝てるトレーダーに向け着実な一歩を踏み出すことができます。ま、人間慢心すると、いつの間にか、かつて出来ていたことが出来なくなってしまう事もあります。コレも要注意。
とにかく損切りを身に着ける事。コレができないと、いつまでたっても安定しないトレーダーのままです。
FXトレードするなら“損切りのルール化”と”ルールに基づいた損切りを必ず実行できるようにする”、という部分は繰り返しますが本当に重要です。管理人は結構後の方で気付きましたが、最初の頃に知るべきだったと、痛感しています。
くどいようですが損切!損切!損切!極端な話、損切貧乏で結構、損切貧乏は命までは取られません。一発退場のリスクを取り除くため、一度持ったポジションをズルズル持って大きくなる含み損に「助けて・・・」と不毛なお祈りしないためにも、損切りは本当に本当に大切です。
勝つより先に損切りという負け方を覚える事が、FXトレードで勝ち切るための初めの第一歩です。
・FXで勝ち切るためには損切のルール化、そして厳守が絶対に必要
資金管理の必要、1回で負ける事ができるのは総資金の何%?
FXトレードの守りの面で損切りとセットで大切なのは“資金管理”です。資金管理の意識無しにトレードしている初心者が殆どではないでしょうか?
資金管理という言葉が難しいなら、“1回の負けで総資金の何%まで負けられるか考えながらトレードすること!”。
例えば100万円の投資資金を用意した場合、1回の負けでいくら迄の損を許容するのか。この部分は最初に決める必要があります。損失額は投資ロット×pips数なので、10,000通貨で100pips負ければ、10,000円の損失。資金量100万円に対して1%の損失を計上した、ということになります。
損切りとともに、1回の負けでいくら迄負けられるのかという資金管理の考え方を持つ事も必要不可欠です。
100万円の投資資金を用意して10万通貨でトレードしいてる初心者トレーダー、実は案外います。チャント資金管理を考えて損切りを入れていれば大丈夫ですが、殆どの初心者トレーダーはそんなことしてません。結果的に10万通貨でエントリーして500pipsで損切りして、50万円損切りして、投資資金が半分になってしまった・・・、そんな事が発生してしまいます。
1回のトレードの負けの損失は投資資金の何%となるのかは、人それぞれです。1%の人もいれば、4%の人もいます。5%を超えるとさすがに大きい数字となりますが、このリスク許容度の数字も個人で資金量トレードの腕前を見ながら自ら判断する必要があります。
50,000円の証拠金で10,000通貨の取引が可能だから100,000円の証拠金で20,000通貨の取引を行う、そんな事してませんよね?もししていたら何にも資金管理をしていない証拠ですよ。トレードで取れるポジションは、投資資金のみならず、1回の損失がどの程度の数字(pips)となりそうかが分からないと、議論が次に進みません。
その意味では損切りと資金管理はセットで考える必要があります。よって「損切り」と「資金管理」は2つ揃わないと意味をなさない存在です。
「損切り」と「資金管理」を車の両輪として、何pipsで損切りを行うのか、投資資金から考えて通貨量をどの程度にするのか(何枚にするのか)、という部分は事前にルール化しておき、裁量を入れずにルール通りに淡々と実行する必要があります。
資金管理については、下記の記事で簡単な方法論を解説していますので、そちらも併せてご覧ください。
関連記事:資金管理を踏まえたFXトレードを簡単に行う方法
スワップ投資にも損切りと資金管理の視点は必要不可欠
スワップポイントを狙う、スワップ投資にも損切りと資金管理の始点は必要です。スワップ投資はトレードというより、資産運用としての投資となりますが、投じる資金は全体の資金の一部にするべき。
トルコリラの急落で多くの日本人スワップ投資家が爆死しましたが、全体の資金の一部であれば大火傷には至りません。ズルズルと下落とともに資金を突っ込んでいると、引くに引けなくなって、最後に爆発する危険性があります。
スワップ投資と言っても、当然リスクがあります。若干通常のトレードとは異なる視点が必要ですが、全体資金の観点からスワップ投資も損切りと資金管理の始点がないと、悲惨な目にあります。そしてその例は、最近のトルコリラの急落で多く目にしています。
尚、管理人はメキシコペソでスワップ投資しています。管理人のスワップ投資方法について、詳しくは下記をご覧ください。
関連記事:メキシコペソ投資の始め方、日々のスワップポイント(金利)がうれしい
過去の自分に伝えたい「損切り」と「資金管理」の重要性
管理人のFX歴は10年を超えてしまっています。まぁ何とか生き残っていますが、今過去を振り返って思うのは「損切り」と「資金管理」の重要性を最初の頃に知っておくべきだった、という事。
「損切り」はそりゃトレードすれば重要性は分かっていましたが、ルール通りにできない・・・。けどルール通りにやることが大切、と言うことを知ったのは中級者になった頃・・・。「資金管理」に至っては、そもそも真面目に考え始めたのが中級者になってからなので、正直結構高い勉強代を支払って現在に至っています。
殆ど過去の自分に向かって書いている面がありますが、とにかく“FXトレードするなら「損切り」をルール化してルール通りに損切りすること”、”資金管理しながらトレードすること”、この2つは、手法の模索以前に知るべき事です。いや、手法なんて後回しでもいいんです、「損切り」と「資金管理」は手法を学ぶ前に、頭の中にその必要性を叩きこんでおくこと。
これだけ「損切り」と「資金管理」が重要、と言ってもスルーするのが恐らく普通だと思います。過去の自分が読んでも同じ事を思うでしょう、残念ながら。けどホント、早めに気付かないと、今後高い勉強代払うことになりますよ。
「損切り」と「資金管理」の重要さって、当たり前すぎて結構サラリと流されているケースが多いのですが、相場で生き残るためにはこの2者はホント必要不可欠です。
あまりに基本的過ぎる内容ですが、けど「損切り」と「資金管理」は基本だからこそサラリと流してしまうケースが多いのも事実です。
けど「損切り」と「資金管理」に基づいてトレードできていますか?できていないようなら、遅かれ早かれ投資資金の大半なくす可能性高いですよ。
損切りも資金管理も、一定のレベル以上のトレーダーから見ると、基本過ぎる内容ですが、ホント守ってない人多いです。トレード手法という「攻め」のツールより先に、損切りと資金管理という「守り」のツールを身に付けて防御を鉄壁にしてください。
そこからが本当のスタートであり、それが出来れば相場が変調した際に一発で退場、と言いうような大損に関係することなくトレードを継続することができますよ。
・損切りを入れながら、柔軟な資金管理を行うためにオススメなのがSBI-FXトレード。大手は10,000通貨からのトレードの先が多い中、1通貨からトレードが可能であり、資金管理を柔軟に行うことができます。FXを始めるならSBI-FXでまずは10,000通貨からトレードをスタートして、資金の増減に応じて取引枚数をコントロールする方法がオススメです。
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併せて読んでおきたい記事
・資金管理を踏まえたFXトレードを簡単に行う方法