トレードの新しい方法の模索の中で、エクセルに為替4本値データを簡単に取り込む方法を発見したのでご紹介まで。マネックス証券が提供のトレードステーションを利用します。
MT4のようにデータの抜けを心配する必要がないですし、簡単にデータを取得できるので、エクセルで為替データの分析をしようとするなら、お試しになってはいかがでしょうか?
※トレードステーションは2020年でサービス提供を中止しています。為替データをエクセルに取り込む方法としては松井証券のMATSUI FXを利用する方法が簡単です。
関連記事:為替データを簡単にエクセルに落とす方法、松井証券のMATSUI FXを利用する
概要
為替市場の簡単なデータ分析にはエクセル+4本値が必要不可欠
チャート見ながらのテクニカル分析オンリーだと、エクセルで為替市場分析しようなんて思わないのですが、最近新しい試みをする中で、エクセルで為替市場のデータ分析をしています。
そんな時に必要となるのは為替の4本値。為替のデータなんてそこら辺に転がっているでしょ、と思いきや、確かにあるにはあるのですが、使い勝手が悪かったり信頼性に欠けたりと、帯に短しタスキに長しの状態。MT4のCSVデータ使えばいいじゃないか、と安直に考えていましたが、MT4の過去データがいい加減なの(抜けがアチラコチラにある)忘れてました(その昔システムトレードしていた頃に気付いた)・・・。
MT4の過去データのいい加減さを再認識した所で、どーしたものか、と考え色々やった結果、マネックス証券が提供しているトレードステーションを利用するのが簡単且つデータも信頼でき(抜けが無い、という意味で)、活用しているので自らの備忘録かねてご紹介まで。
マネックス証券のトレードステーションとは
多少なりともトレードマニアならトレードステーションの名前は聞いたことがあるのでは?アメリカ製のトレードソフトで、高機能でアメリカではMT4と同等、もしくはそれ以上にメジャーなトレードツールとして知られています。
実はトレードステーションを提供しているトレードステーション証券は、現在は日本のマネックス証券の子会社になっており、マネックス証券が日本向けにカスタマイズしたトレードステーションを現在提供しています。
管理人は株のデータやチャート見るのにトレードステーションを愛用していますが、トレードステーションは株のツールながら、為替チャートも表示可能で各種テクニカル分析からtickチャートの表示迄可能です。よってFXトレードのツールとしても、トレードステーションは非常に使えます。
FXトレーダーでもトレードステーションは下記に紹介する為替データの取得から、システムトレードのシミュレーションまで、トッテも使えるツールなのでマネックス証券のトレードステーション用の口座を持っておくと重宝します。
トレードステーション口座開設詳細はコチラからどうぞ
トレードステーション選んでもらえる3点タイアップキャンペーン【トレンドフォローストラテジー】
トレードステーションから為替4本値データをエクセルで取得する方法
トレードステーションで為替4本値データをエクセルで取得する方法は非常に簡単です。
下記にその流れを解説します。(エクセル2010を利用のケース)
①取得したいデータの通貨ペアと時間足を表示する
まずはデータを取得したい通貨ペアと時間足チャートを表示させます。
上記はUSD/JPYの1時間足を表示させてみました。
②チャート上で右クリック→「データウイドウを表示」を選択
データを取得したいチャートを表示させたら、次にチャートの上で右クリック。その中から真ん中くらいにある「データウインドウを表示」を選択します。
③データウインドウのフロッピーディスクマークをクリック
小さい四角の画面で4本値が表示されている「データウインドウ」が表示されたら、右上のフロッピーディスク(最近殆ど見ませんが・・・)マークをクリック。
「名前を付けて保存」の画面が出るので、好きな名前を付けてデータ(txtファイル)を保存。
これで選択した通貨ペアの時間足の4本値データがtxtファイル形式で保存がなされました。チャート表示画面で期間設定を行えば、取得するデータの期間設定も可能です。実はトレードステーションの過去のデータ、相当遡ることができるのは重宝します。
④エクセルを表示させ、先ほど保存のファイルを展開
ここから先がホンの少しだけ特殊な処理が必要です。
先ほど4本値のデータは保存されましたが、txt形式で保存がされています。ただし欲しいのはエクセルのデータ。そんな訳でエクセルで使えるようにする必要があります。
エクセルで利用するには、まずエクセルを開きます。
そしてエクセルを開いたら右上の「ファイル」を選択し、次に「開く」を選択。
「開く」を選択すると、開きたいファイルを選ぶ画面になりますが、ココでファイル名の右側にある部分を「すべてのExcelファイル」ではなく、タブをクリックして「すべてのファイル」を選択します。
すると先ほど保存したtxtファイルの選択が可能になるので、txtファイルを選択して「開く」を押します。
⑤テキスト ファイルウィザードの2/3で「カンマ」にチェック
txtファイルをエクセルで開こうとすると、テキスト ファイルウィザードが表示されます。
テキスト ファイルウィザード1/3はそのまま「次へ」をクリック。
次のテキスト ファイルウィザード2/3で「カンマ」にチェックマークを入れます。
テキスト ファイルウィザード3/3も特に日付表示を触らないなら「完了」をクリック。
すると無事にエクセルにトレードステーションから吐き出された通貨ペアの4本値データが表示されます。
あとはデータを煮るなり焼くなりどうぞご自由に使ってください。MT4もトレードステーションも愛用していますが、ことデータを取るという観点では管理人はトレードステーションばっかりです。(トレードステーションはリアルタイムデータをエクセルで表示できませんが、その面でいえばMT4の方が上)
まとめ
探せば為替データの4本値の取得方法色々あるのですが、管理人はトレードステーションを利用する方法が一番シックリきています。
足元で為替の値動きデータを利用したトレード方法の模索を開始しており(システムトレードではない)、そんな中でトレードステーションを利用した為替データの取得方法が意外に使えたのでご紹介まで。当然、株のデータ取得も可能ですし、日経平均のデータ取得も可能です。
フィボナッチやハーモニックとは方向性違うのですが、実はシステムトレードにドップリはまっていた時期があったのと、元々データ解析は好きなんですよ。
システムトレード志向の方、単に為替の4本値を取得したいと思う方、管理人のようにデータに基づいたトレード手法を考えようとする方にとって、トレードステーションから為替の4本値を取得してエクセルで活用する方法は比較的簡単でオススメできます。
ご興味あればお試しあれ。
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