勝つより先に負けない事、FXはテニスに似ていて先にミスをした方が負けます。負けない仕組みを自分の中から排除して、勝てるトレーダーを目指したいものです。
FXで負ける仕組みは損切に帰結する面が多いため、損切を始めとする負ける仕組みを解説しました。
やるか・やらないかの面が大きい負ける仕組みの排除、自分の中の負ける仕組みを排除して、勝てるトレーダーになりたいものですね。
概要
FXは勝つより先に負けない事が大切。
勝とうと思ってスタートするFXですが、そう簡単に勝てません。2~3年やっても勝てない人、ザラにいると思います。1年やって勝てないのは当たり前。
1年程度やって勝てないや・・・、と思って撤退する個人の方も多いでしょうし、それはそれで賢明な判断ではないかと。
FXで勝つためにはコレをすれば100%大丈夫、なんて方法論は未だに管理人も見つかっていません。ただしコレをすると確実に負けるよね・・・、というのは経験が長いだけにある程度見えています。
FXで負ける仕組み、って案外単純なもんです、ではFXで負ける仕組みを、思いつくまま取り上げてみます。
①損切をしない・損切ができない
恐らく初心者段階の場合、FXで大負けする最大の理由は、損切をしない・損切ができない、という点にあるのでは?損切をルール通りできていますか?
損切は、自らの間違いを認める行為なのでメンタル的に非常にシンドイです。損切の重要さを分かっていて逆指値で損切を入れてしまっても、損切が近くなると損切をずらしてしまう・・・。そんな経験ありませんか?管理人は損切をずらして随分と痛い目にあってます。
損切をずらすと、それを続けて気が付くともう損切できない程の損失になっているもんです。
これが実は損切をずらす最大の問題。嗚呼あの時に損切を入れておけば・・・、と思ってももう後の祭り。
大切さが分かっていても実行できない損切。FXで負ける仕組み=損切しない・できない、で8割がた説明がついてしまうような。
時間で損切してしまうという方法論
現在はエントリーしたら損切入れる・ルール通りに損切できる状態となっているので使っていませんが、一時損切で利用していたのが“時間が来たら決済してしまう”と言う方法。
例えばデイトレで翌日にポジションをまたぎたくない時、早起きして決済だけするの非常に面倒です。例えば朝の4時とか5時になったら自動的に決済出来たら楽ですよね。
実はJFXは特定の時間が来たら決済する機能が搭載されているので、夜中にポジションもったまま寝る際も、時間設定をしておくことで自動的に決済が可能です。利益確定となるか、損切となるのかは神のみぞ知る世界ですが、少なくとも朝起きたら信じられないくらい損失が膨らんでいた・・・、という事態にはなりません。必ず決済されています。
寝ている間なので、損切をずらす心配もありません。そんな機能使わなくても損切できる方なら必要性はありませんが、まだ損切がシッカリできない方は、JFXの時間特定決済注文で損切していくのは案外オススメできます。
特定の時間が来たら決済する方法、そんなに知られていませんが、ズルズル変なポジションを持つリスクがないので、損切が出来ない方に特にオススメです。寝ていて損切をずれる事もできないのがよいです。
まだ損切が自らの判断でできないようなら、時間特定決済注文で損切になれるのも“あり”です。別に時間特定決済注文を使うか・使わないかは自由ですが、どんな方法であれ損切を淡々とこなすスキルが身に付かないと、FXで勝ち切るのは難しいですよ。
②資金管理が出来ていない
FXに限りませんが、金融商品の取引=トレードの際に、資金管理の視点がない方が多すぎます。資金管理しなくても勝てる、と思っている方も多いのですが、それで勝ててますか?資金管理=難しそう・面倒くさいというイメージがありますが、資金管理はFXで負けないためには必要不可欠な仕組みです。
資金管理に意識を持たずにFXを行うと言うこと自体が、FXで負ける仕組みそのものです。確かに勝っている間は資金管理が無くても充分トレードはやっていけます。しかし連敗すると資金管理していないと、アッという間に資金が減少します。FX始めトレードの世界では一発退場というリスクがあります。
一発退場のリスクを取らないためにも、資金管理をベースにトレード及び取引数量をジックリ考えるべきです。
トレード手法と資金管理はトレード時の車の両輪です。生き残り続ければ、下手でもトレードはうまくなります。トレードで生き残るためには、資金を必要以上に失わない事。その為には資金管理が必要不可欠です。
資金管理については下記で詳しく解説しているので、そちらをご覧ください。
関連記事:資金管理を踏まえたFXトレードを簡単に行う方法
③手法が定まらない
FXトレードの手法面で一番マズイのが、手法が定まらない事。コレは全然管理人は他人の事を言えない部分。新しもの好きが悲劇を招きます・・・。
ただ難しいのは、どの手法が誰にあうかは、分かりません。自分にはどんな手法が合うのかは、ある程度の試行錯誤は必要不可欠です。
コレと思った手法があったら、少なくとも20~30回はトレードしてみること。そして記録を取る事。それでプラスなら、後は改善の繰り返し。収支トントンでも十分可能性があります。ただし勝っていたり、収支トントンであっても、トレード方法自体に違和感があれば多分長くは続きません。
関連記事:FXで連敗を避けて資金を増やす方法、トレード記録を簡単なエクセルの表にまとめる効果
違和感のないトレード方法で勝てる手法が一番理想ですが、FX商材でそのものズバリ100%そのまま利用できます、なんてのは簡単にはありません。オリジナルの手法にどれだけ自分の色を入れて、使いこなすのか。
ある意味で永遠のテーマ的な部分もありますが、自分のタイプに合うトレード手法が無いとトレード自体が長続きしません。
手法が定まらないという部分と、自分に合う手法を探すという部分、同時進行になってしまう事も多いのですが、コレと決めたらまずは一旦新手法を探すのは横に置いて検証する事。20~30回もトレードすれば良し悪しに加え、自分に合う・合わないも分かります。
それの繰り返しではないでしょうか。
特に損切が大切、先日再認識した件
実は先日実験トレードをしていて、結構面倒な手法なので損切の自動設定ができなかったんです。
で投資金額が少なかったこともあって、まぁいいか、と損切ラインが来ても損切しなかったんです。昔と何も変わってないな・・・、と思いつつも、そのうち戻るでしょー、と思いホッタラカシにしておいたら、もうズルズルと逆行していきます。
やってることが丸っきり初心者だなオイ、と思いつつ、損切する踏ん切りもつかず、そのまま膨らむ損失を眺めていましたとさ。
トレード歴で言えばもうベテランなんですが、ベテランでも気を抜くとやってしまうことは初心者と一緒という事で、損切の大切さを再認識。最初の頃に損切しておけば、ジリジリすり減る資金にストレスを感じることも無かった訳です。
負ける仕組みは、初心者であろうと経験者であろうと一緒、ということを身をもって体験。損切は逆指値で自動的で入れてしまう、ルール通りに淡々と勝ち負け関係なく決済する、番外編で特定の時間がこれば決済してしまう等、どんな形であれ損切できないと負けます。
損切できない=いずれ大きな負けになるのは間違いありません。損切貧乏?全然よいと思います。損切できずに気付いた時にはスッカラカンになるよりは。
損切しない・できない=負ける仕組み以外の何物でもないので、下記記事のケースも参考にして、損切だけは早い段階でできるようになっておきましょう。
関連記事:損切りをためらいなく出来るようになる方法
・トレードの経験積んでも大負けするパターンは同じと再認識してしまった・・・
まとめ
負けに不思議の負けなし、というのはプロ野球・野村元監督のお言葉ですが、トレードってまさにそれが当てはまると思います。
トレードで負ける仕組みはある程度型が決まっています。そしてどんなベテラントレーダーでも負ける機会は発生するので、大負けしない仕組みを導入する事が必要です。
けど大負けしない仕組みってそんなに難しくなくて、トレード手法が出来たら損切をしっかり入れる・資金管理を行う、で充分達成ができます。手法の部分は試行錯誤が必要ですが、他の部分はやるか・やらないかだけの違いです。
ルール通りに損切の結果、損切貧乏になっているようなら、それは手法の部分に問題があるので、手法の研究・検証が最優先です。しかしその前段階の方が多いのではないでしょうか。
損切をルール通りに実行できていますか?トレードの際に資金管理を導入していますか?
もし両者もしくは片方でもNOなら、まだ負ける仕組みの上でトレードしていることになりますよ。両者ともにやるか・やらないかの面が大きいです、負ける仕組みの中でのトレードから一刻も早く抜け出しましょう。
・「負けないトレード実践編」は負けないトレードのための、教科書的な存在です。奇をてらった事は書いてありませんし、後で振り返れば、当たり前の事についての解説も多いです、けどその当たり前に気付いて、それが実行できるかどうかが勝負を分けます。当たり前の事に気付いていますか?そして当たり前のように実行できていますか?FXでの負ける仕組みから脱する手引書としてオススメします。
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(詳細記事:FXの教科書なら「負けないトレード実践編」)
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