漸く短期トレードの検証が一山超えつつありますが、色々試行錯誤をしていてスイングトレードの際には深く認識せずにいたことに気付くことになりました。
FXは確率のゲーム。
この事実というかルールを案外知らずにトレードしている方が多いのでは?スイングトレードしながら、何となしに分かった気にはなっていましたが、短期トレードに取り組むようになって、FXは確率のゲームということを痛感しています。
いかに高い期待値の場面でエントリーすることができるか、ここに尽きるのではないかと。期待値を上げるために、インジを加えたりファンダメンタル情報を参考にしたり。
半分「ゾーン」や「デイトレード」の受け売りの部分もありますが、2つの本の言っていることが漸く実感として分かりつつある今日この頃です。
概要
手法のベースが完成し実トレードで回してみたら、勝率50%でも利益が残った
昨年既にFXの短期トレードのベースは完成していて、11月からチョロチョロとトレードしてました。ただし12月はここ数年は、トレードしない月、と決めているので、スイングの持ち越しポジション以外はノートレード。そして1月に入り、再度ベースの手法にあーでもないこーでもないと微調整をしています。
チャートの検証や、過去データの履歴を見ていて気付いたのは、何と勝率50%!オイオイ、全然ダメじゃん・・・、何がベースの手法ができただよ。。。
けどね、不思議とそんなに負けた気がしていないので、週毎に累計の獲得pipsを出してみると、勝率50%でも週ベースでほぼ勝ち越し。なーんだ勝率50%でもチャント勝ってる!
コレって自分の中では本当にエポックメイキング的な事実で、勝率50%でも勝てる、とは見たり聞いたりしていましたが、全く実感なくここまできましたが、短期トレードとは言え、勝率50%でもチャント利益が残っていたのは驚きました。
一山超えたか、と思ったのはこの時。勝率50%なので、まだまだ改善の余地はたくさんあります。ただし、勝率50%の現状でもルール通りにトレードすれば勝てる、と気付きホント気が楽になりました。
FXのルールの再定義=FXは確率で勝てる世界
管理人は間違いなくトレード大好き人間です、だからポジポジ病です。そんな管理人も随分FXとの付き合いが長くなってますが、長らく定着しなかったのが、FXは確率で勝てる、という考え方。イヤ、システムトレードであればそれでOKなんでしょうけど、裁量トレードでそれはないでしょ、みたいな。
ただし一方で、データを取って検証が大好き、という一面も管理人は持っています。短期トレードの取り組みを再度開始して、あーでもない・こーでもないと手法を作っては壊ししたなかで、こんな感じか・・・、というベースの手法で繰り返しトレードをしてデータを積み上げてきました。
元来スイングトレード派なのですが、スイングトレードってトレード数が少ないので、データの蓄積ができません。それが分かっているので、面倒なのもあって(オイオイ)、あまり売買データの分析って真面目にやってませんでした。ま、売買記録だけはチャント記録してありましたが。
今回、短期トレードを再度始めるに当たり、手法が固まりつつある段階から売買の記録とトレード時のチャートをプリントアウトして残すようにして、暇な時にデータ分析やらチャートの振り返りやらをしてます。
そして思うに至ったのは、FXは確率で勝つ世界、と言うこと。グルリと地球を一周して、遂に元の場所に戻ってきました。そして今回は腑に落ちました、ホント。
そもそも手法が固まらないと確率の世界の入口には立てない
長らく管理人が短期トレードで確率勝負という部分に本当の意味で気付かなかったのは、手法が固まっていなかったから。トレード手法って、ホント個人に合う・合わないがあります。それが商材ジプシーになる一因となる訳ですが、管理人は全くもってそのパターン。
今回(といっても1年くらいやってます)、久しぶりに短期トレードの取り組みを始めた当初も最初はどの手法をベースにするか・・・、と言うことで、コレという手法になかなか固めることができませんでした。それがどうにかコレかコレだな、となったのが夏の終わり頃。そして、これで固めてしまおう、と決めたのが11月頭。
手法が固まって自分として納得のできるトレードデータが蓄積できるようになったの、実は秋からだったりします・・・。
よって、手法が固まらないと、自身の納得できるトレードデータが溜まらないので、確率の世界の入口に立つことはできません。
ココが結構重要。FX歴数年以上の管理人が言うのだから、知っておいて損はありませんよ。
管理人の場合、着手から決定まで半年以上かかりましたが、お気に入りの手法があれば、何も考えずにそれで固めてしまって、後はその手法でひたすらトレードして(当然、枚数は少な目で)売買データを積み上げる、という方法、全然ありだと思います。当然、売買を通じて改善点がたくさん生まれる訳なので、それを随時加えて改善していく。
非常にベタで時間もかかるかもしれませんが、まずは”確率の世界の入口に立つ”これがホント大切じゃないかな、と思います。
FXは確率で勝てる、と納得できれば損切は問題なくできるようになる
FXは確率で勝てる、と納得できれば、損切は何の問題もなくできるようになります。FX確率論の最大のメリットは、コノ損切を何のためらいもなくできる、という点にあります。
あーヒゲをこらえれば今のポジション救えそうだから損切は止めておこう、今はタマタマ逆行しただけだから損切は見送ろう等、損切をしない理由はいくらでも作ることができます。けど言い始めるとキリがありません。
コレが確率の考えを受け入れることができれば、ここで損切しても今の手法は期待値がプラスだから次で問題なく取り返すことができる、と損切にためらいがなくなります。まぁ手動での損切は正直今もシンドイので、損切を逆指値で入れていて切るのは自動でお願いしてます。ただ以前は逆指値でもストップを動かしたりしてましたが、確率の考えが腑に落ちた以降は、ストップを動かすことはなくなりました。
たしかにトレンドの方向はあってるのに大き目の逆行で切られる等は普通に発生しますが(今後の一番の検討課題)、今無理せずとも次の機会にエントリーすれば取り返せるからいいや、と思うようになりました。
以前の自分に比べるとホント大いなる進歩です。
確率の考えと損切できるって、セットなんですね。今更ながら気付きました。。。
資金管理は必要不可欠
コレという手法を決定したら、あとはひたすらルール通りにトレードをする訳ですが、この時に資金管理は必要不可欠です。最初の頃は5連敗・6連敗は普通に発生します。そこでメンタルが折れないことも大切ですが、資金ショートしないことも大切。
資金ショートは資金管理をしながらトレードすることで、難なくクリアすることができます。要は、知ってるか・知らないか、それだけです。
資金の増減に応じて(と言っても最初は資金が減る一方でしょうけど・・・)、投入するロットを変えていく、コレで連敗しても長く生き残りが可能です。ま、さすがに10連敗以上するとメンタルに問題があるか、手法に問題があるか、指標を何も見ていないか等の理由があると思いますが。
トレード手法と資金管理は車の両輪、と以前ベテラントレーダーの方が仰られていましたが、ホントそう思います。資金管理ができていると、安心して負けられます。。。けどこの効用は、確率ベースのトレードには必要不可欠。
やはり先達の言うことはさすがと言うことでしょう。なかなかチャント自分の中で腑に落ちるまでに時間がかかりましたが。
尚、資金管理については以前記事を書いているので、そちらをご覧ください。
資金管理にはFX会社の選択も重要
資金管理を行いながらトレードするには、FX会社の選択も非常に重要になります。資金管理を考えれば、少なくとも1,000通貨単位でのトレードができないと、初めの頃は行き詰ってしまいます。
管理人は利用している+過去利用していてオススメできるのは下記の3社。
・外為ジャパン
→1,000通貨単位でトレード可能。ドルストレート系のスプレッドが狭く、ドルストレート系中心のトレードをしている管理人には今の所、非常にシックリきています。
関連記事:外為ジャパンにFX口座を開設した3つの理由
・マネーパートナーズ
→マネーパートナーズのnano口座は100通貨単位でのトレードが可能。管理人は資金管理重視のトレードはマネパnano口座から開始しました。
・SBI FXトレード
→1通貨ペアからトレード可能。一番綿密に資金管理を考えながらトレードできるので、こだわりが無ければSBI-FXがイチオシ。
GMOクリック証券やDMM.com証券は確かに大手ですが、トレードが10,000通貨単位なのでトレード初期の頃は資金管理が難しいので、10,000通貨単位でのトレードは腕前が上がってからでも遅くありません。
連敗してもストレスが少ない資金管理は重要なので、腕に自信が持てるまでは少なくとも1,000通貨単位ベースで資金管理を行いながらのトレードは必須と考えます。
トレイダーのバイブル「ゾーン」と「デイトレード」
上記に色々と書きましたが、実は何のことはないトレーダーのバイブル的存在ともいえる名著「ゾーン」と「デイトレード」に殆ど書かれている内容だったりします。管理人は2冊とも随分前に購入してましたが、そー言うことだったのか、と納得できたのはホント最近。TVで車のCMはよく流れていますが、車の購入に興味がない時は殆どスルーしてるのに、車買おうかな、と思い始めるとトタンにCMが目に入るようになるのと似てますね。本って、読み手のレベルも結構重要ですが、改めてそれを実感しました。特に「デイトレード」でそれを実感。
2冊ともトレードのお伴にピッタリです。管理人としては特に「デイトレード」は今後の愛読書決定です。しかし内容が腑に落ちるまで一体何年かかっているのやら。。。
まとめ、確率ベースのトレードになると精神的にも楽になる
まだ完全ではないものの、ほぼ確率ベースのトレードになりつつありますが、実は結構精神的に楽です。これも「ゾーン」の内容のままですが、勝率50%でも最終的に勝てる、というのがデータとして分かっているので、エントリーしてリミットとストップ入れたらそれでお終い・以上。下手すればそのまま画面も見ないので、精神的にも楽になりますし、時間の余裕も出ます。ま、チャート見てるのは好きなので、時間があればモニターやスマホでポジションの状況はチェックしてますが。
管理人も随分長いこと、気付きませんでしたがFXは確率のゲームと言えます。FXの初心者・初級者から中級者でも、自分の反省を込めて言えば、それが分かっていない方、気付いていない方が多いと思います。知っていても、分かろうとしない方もいるんだろうな、とも思います。
色々と短期トレードの試行錯誤しながら、管理人はFXトレード=確率の勝負、と思うに至りました。
FXでそれなりの知識があるのになかなか勝てない、と言う方、ヒョットしたらFXのゲームのルールを間違って理解してませんか?以前の管理人にそう言いたいです、特に。
正直、確率の世界の入口に立つ=手法を固める、ことが結構ハードル高かったりしますが、それでも”FXは確率の世界”と知っているのか・知らないのかでは、その後の成長に大きく差が出ます。
管理人もまだまだやるべきことはありますが、それでも”FXは確率の世界”と気付くことで、少なくとも何度も挫折した短期トレードはようやくモノになりつつあります。
FXでなかなか勝ちきれない方、一度売買データを集めて勝率を出す等して、FXに確率の世界を導入してみませんか?恐らく違った世界が見えてきますよ。
・トレードの本ではありませんが、勝負事での確率論について具体的な考え方を知るなら『勝つための確率思考』が大変役立ちます。ポーカーも確立論の世界、トレードの世界に通じるものがありますよ。管理人の愛読書です、トレード本と違い軽めに読めます。
FXで勝ちきれない方、下記の記事も参考になりますよ
・損切りをためらいなく出来るようになる方法
はじめまして!
サイトを拝見させて頂きましたm(_ _)m
いろいろな書籍やfxについてのサイトなどを読んで自分の中で納得のできるルールを作成したいと思っているのですが、どうしても考えに整理がつかないポイントがあるのでご意見を頂けないでしょうか。
管理人様もご記載されている通り「fxは確率のゲーム」であることは最近だんだん納得できるようになってきました。
確率のゲームであるということは、そのルールが出来上がったら、トータル的に見て勝つことができると自信をもって淡々とトレードをするだけだとは思います。
◆ご意見を頂きたい内容
とした場合、それをシステムトレード(自動売買)として機械的にトレードすることとの違いは何になりますか?
※そのルールを自動売買ルールとしてプログラム化できるかどうかはここでは考慮せずにお願いします。
◆私の中で腑に落ちないポイント
トータルで見て勝てるルールができる→機械的にトレード、が成立するのであれば、それを自動売買としても同じことが成り立つの思うのですが、世の中にそんな自動売買ルールは存在していないのではないかと思っています。
ということは相場の状況を見て、①基本はルールに従うこと、②ただし、都度相場の状況はウォッチしその時その時に必要なルール変更を行う、ということになりますでしょうか?
②の部分はやはり機械的ではなく、裁量となりますか?
長文でいきなりのご質問、大変申し訳ありません。
ご意見いただけますと幸いでございます。
失礼いたします。
メッセージ有難うございます。
丁度気になっていた部分なので、色々考えて返答する形で記事を作成してみました。
「ルールに基づいたトレードとシステムトレードの違い」(http://saredo-fx.com/fxsyuho/rule-system/)
上記の記事が現段階での私の考えとなります。ご参考下されば幸いです。
今後とも当サイトをよろしくお願い致します。
管理人 FxChatora