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本屋で立ち読みしたFX本に、損切は投資資金の約20%が推奨、との記載が。いや、それはあかんでしょ。投資資金の20%で損切していたら、3連敗したら資金半減でっせ。

うーむ、正確には投資資金の20%どころか、その1/10の2%程度がよいのではないかと。

損切の重要性には気付いても、案外気付かない資金管理の重要性。損切幅との観点から考えてみました。少なくとも、投資資金の20%で損切は損切幅が深すぎます。お気をつけあれ。

初心者向けのFX本で推薦の損切幅20%を見て驚いた

フト立ち寄った本屋で見つけた初心者向けFX本。もう既に初心者は卒業していますが、新しい本を見つけると、パラパラと立ち読みはします。ジックリと読むに至らないケースが殆どですが、フト損切の重要性を訴えているページに目が行きました。

FXの本って煽る系の本が多いので、まともに書いてあるなー、と思ったのですが、その本が推奨している損切幅を見て驚きました。

”損切は資産額の20%を推奨、ってマジかこの本。”

初心者にそんな損切幅推奨したらアカンでしょ。真に受ける人いるんだろうな、と思ったので、管理人的な損切幅の考えについて記事化しようと思ったのでした。

損切幅が資産額の20%だと3回損切すると資金が半減しやる気がなくなる

10万円の資金で損切が20%だと損切を行うと2万円がなくなり、次のトレードは8万円からスタートすることになります。

その本も10万円の場合は損切幅20%で2万円の損、と書いてありましたが、コレは数字のマジックで種銭が10万円だから2万円かー、と出来そうな数字を出しているに過ぎません。2万円のやられなら、やりくりしてお金貯めればまだ資金を追加投入できます。

問題はその2万円という金額ではなくて、20%という損切幅。もう幅が深すぎるんです。
例えば10万円スタートで、20%の損切を3回行うとどうなるのか?

投資資金100,000円でスタート
損切1:80,000円
損切2:64,000円
損切3:51,200円

10万円→①8万円→②6.4万円→③5.12万円、となり3回負けると資金は半減します。ここから先、もう一度同じモチベーションで続けられる人は何人もいません。
3連敗って、それなりのFX経験者でも相応に発生します。同じことを初心者がやったらどうなるのか、アッと言う間に証拠金が無くなります。

連敗もすることが多い初心者に対して、損切幅を投資金額の20%とするのは自殺行為とすら管理人は思います。

管理人が見た本は、全体が10万円の投資金額だったので、10万円ならその後も追加資金の投入で復活は可能なレベルなので現実問題としては何とかなりますが、損切幅20%ではとてもではありませんが大きな金額を投じる事はできません。

勝率8割でも3連敗する可能性が1%ある

確率的に考えれば、勝率8割の場合でも3連敗する可能性は1%あります。ココをたった1%と考えるか、1%しかない、と考えるかで大きく運命が変わりますが、確率1%ってタマに発生します。

そもそも勝率8割なんて上級トレーダーでも無理な勝率な訳ですから、そう考えると3連敗はFXしていれば普通に発生します。そして3連敗くらいでグズグズ言ってはいけない。

そして3連敗で投資家として死亡してしまうような損切幅は設定してはいけない、と考えます。

ま、ハイレバトレードで連敗での爆死を覚悟の上でする、と割り切ってトレードするのは本人の自由なので止めませんし、そんなこと考えるの上級者でしょうから、そんなに心配せずともよさそう。

管理人も何度も連敗の経験があるので、損切幅が投資金額の20%と言うのは、さすがにマズイでしょ~、と思います。


3連敗くらいで悩んでいてはいけない

適正な損切幅は投資金額の5%まで、個人的には2%程度

それでは、適正な損切幅は投資金額の何%か、との議論、実は初心者トレーダーはそもそもコノ議論の意味が分からなかったりします。だからコツコツドカン、となってしまう訳です。

FXの上達は、手法の磨き上げと資金管理が車の両輪と考えていますが、資金管理の大切さは当サイトでも過去何度か指摘しています。管理人自身もそうでしたが、資金管理の重要さに気付いたの、相当後になってからでした。資金管理については、もっとその重要性を早く認識しておきたかった、と思う所です。

資金管理に直結する損切幅ですが、色々な情報を総合すると“投資金額の5%まで”がMaxの値ではないかと。

人によっては5%では多すぎる、と言う方もいますし、管理人も5%は多いと思います。けど以前知り合ったトレーダーは5%でいいですよ、と言ってました。

利用している手法にも関係してくるので、一概に〇%とは決められませんが、立ち読みした本のように20%の損切幅と言うのは間違いなくリスクの取り過ぎ。

管理人は最近は約2%.、以前は3%くらいでやってました。今のデイトレっぽい手法で損切ライン(16pips近辺)考えたら、約2%で着地しています。3連敗は今も発生するので、当面はこの数字を維持の予定です。

ちなみに損切が資産の約2%だとトレードが楽です。トレードが楽と言うより、損切が楽です。OCOでしか損切入れないので楽も何もないかもしれませんが、損切にあってもまぁ仕方ないか、という感じでいられます。

トレードで総合的に勝つには、期待値の高いトレードを淡々と行うしかないのですが、損切幅約2%だと淡々とトレードできる気持ちになります。そりゃ利益が結構乗って来ると嬉しいですし、損切が近くなるとぐぅ・・・、という感じにはなってしまいますが、それでも損切になった時の精神的ダメージは、ゼロではないにせよ仕方ないか、と素直に受け入れることができます。連敗するとさすがにメンタル的には焦りますが、それでもそんなに損は大きくないので、損切注文を変えようとは思いません。メンタル的な成長もあるかもですが、現在の損切は投資金額の約2%とのスタイル今の自分の手法にはあっていると思います。ここまで来るのに長かった。。。

まずは資金管理の意識を持つことから始めましょ

損切をどこに置くのかって、資金管理に直結する問題です。FXも慣れてくると損切の重要性は嫌と言う程に分かってきますが、そこから先の資金管理にまで繋げることを是非オススメします。

管理人の資金管理の方法は競馬の追い下げ方式と一緒。資金が増えればそれに応じてリスクにさらす金額は増やす、資金が減ればリスクにさらす金額は減らす、だけどリスクにさらす金額の%は常に一定、と言うものです。

例えば10,000通貨単位のトレードをしていると、損切の重要性はいずれ分かりますが、そこから先の資金管理に意識が向かうことって案外ありません。なぜって取引単位が10,000通貨からだから。連敗して初めて、次の取引枚数どうしよう・・・、となるのが初心者が通る道、ハイ管理人も通ってきました。追加資金を投入してそのまま上達すればよいのですが、簡単に上達しないので再度追加資金の投入を迫られて・・・、となります。

有名どころのFX会社のGMOクリックもDMMも取引が10,000通貨単位なので、資金管理の意識を持つという観点で、初心者はトレードが上手になるまで取引単位を細かく刻める業者をオススメします。以前は1,000通貨単位の業者殆どありませんでしたが、今では相応にありますし、SBI-FXは1通貨単位からトレード可能です。

DMMは利用したことが無いので何とも言えませんが、GMOクリックは利用感及びスプレッド等、最大手に相応しいオーソドックスな会社で管理人もお世話になりましたが、資金管理の面からは使い勝手が悪いです。

初心者の方はキャンペーンで口座作ったから等の感じで、特に意識することなくFX業者利用のケースが多いのですが、資金管理がマメにできる取引通貨単位が1,000通貨単位以下の業者で最初はスタートするのがよいと思います。

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細かく資金管理を行うならSBI-FXがオススメ

10,000通貨単位のトレードは資金管理の面から相応にトレードが上達してからの利用をオススメしますが、最初の頃は取引枚数(ロット)を損切幅を計算しながら細かく刻んだほうがよいと思います。

そんな資金管理をしながらのトレードにオススメなのが、SBI-FX。SBI-FXは1通貨単位毎のトレードが可能です。よってトレードの勝ち負けの資金の増減に応じて取引数量の細かい調整ができます。

1通貨単位が面倒であれば、四捨五入して10通貨単位もしくは100通単位でも大丈夫。この辺り、厳密に取り組みたい場合は厳密に計算しても構いませんが、管理人はそこまではしていません。要は、エントリーの際に何通貨で取引するのか、取引の都度計算することが大切。

一回計算方法考えて(電卓叩くだけです)、習慣づければ、それで出来上がり。資金管理を踏まえたトレードだけで勝てる訳ではありませんが(当然手法の磨き上げが必要不可欠)、少なくとも負ける都度取引数量を減らすことになるので、長生きできます。相場は生き残ってナンボの世界。初心者の頃に資金を激減させて自滅・・・、なんてことは少なくとも資金管理を行えば避けられる可能性があります。

管理人も最近はSBI-FXを利用していますが、特に利用に不満もないですし、特に初心者の頃は生き残るとの観点でも、SBI-FXで資金管理をしながらのトレードをオススメします。

SBI FXトレードの詳細を見る
SBIFXトレード

マネーパートナーズのnano口座もオススメ

マネーパートナーズのnano口座も資金管理との観点ではオススメ。100通貨単位でのトレードが可能で、更にスプレッドも広がらず、マネーパートナーズの特徴であるサクサク入る注文も実体験できます

管理人も100通貨単位でのトレードですが、マネパートナーズはUSD/CADの取扱いが無いので、SBI-FX使ってます。ただし一番最初に資金管理を踏まえたトレードの訓練したのはマネーパートナーズのnano口座。

SBI-FXに比べるとマネーパートナーズは取扱い通貨ペアの数が少ないですが、メジャーな通貨しかトレードしない、と言うのであればSBI-FXでもマネーパートナーズでもどちらでもよいと思います。

まずは資金管理を踏まえたトレードを行うことが大切と考えます。

マネーパートナーズの詳細を見る
外国為替証拠金取引のマネーパートナーズ

まとめ

他人の商売の邪魔するつもりはありませんが、さすがに立ち読みした本とは言え、損切は投資金額の20%を推奨、との記載は見過ごせなかったので、思わず自分のサイトで持論を主張してみました。

資金管理も実は奥が深い世界で、管理人は簡単に競馬の追い下げ方式でやってますが、パンローリングで資金管理専門の本があるくらいです。だから管理人の方法は一例でしかありません。

ただしトレードはアートな世界で読めない部分はありますが、資金管理は数式の世界で答えが読めます。よって資金管理でリスクをしっかり読んだ上でのトレードをすれば、少なくとも大負けはなくなりますし、ジリ貧となる可能性はあるものの、大爆発で死亡、という事態は避けることができます。

勝てるようになるまでジリジリと資金が減るのはやむを得ないと思いますが(勉強代)、勉強の最中に大爆発を起こして(=大損を出して)、退場してしまっては何の意味もありません。

まだ勝てるようになってなくて、コツコツドカンを繰り返しているようなら、トレードに損切+資金管理の視点を取り入れてみましょー。

ドカンと大爆発するリスクを大きく減らすことができますよ。利用のFX会社も併せて再検討してはいかがでしょうか。

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