トレードする際に事前の準備してますか?勝てていない多くの方が事前準備なしにトレードしているのでは?
そしてトレードの事前準備の中で、管理人が最も大切と考えているのは、ココまで来たら諦める、という撤退ライン。
撤退ラインの設定は、トレードでの生き残りのため、そして勝ち切るために非常に重要です。せめて撤退ラインを事前に決めた上でトレードしませんか?
FXトレードでは事前の戦略が必要不可欠
スキャルピングでガシガシとトレードするなら話は別かもですが、通常はトレードする際に事前に戦略を決めることが必要不可欠です。モニターの前に座って、チャートを開いたらスグにトレードしてませんよね・・・。
トレードする通貨ペアを長期足から順番にトレンドを見ていって、サポート&レジスタンスの確認をして、ドルインデックスなどの周辺市場の環境把握をして・・・、という事前の下調べを行った上で、トレード戦略を練ること。
どの通貨ペアでトレードするか、ロングで行くか、ショートで行くか、ブレイク狙いか・押し目狙いか、損切り、決済ポイント等、本来トレードの準備として事前に戦略を練ることは必要不可欠です。
え?やってない?ならばスグにも始めましょ。大丈夫ですよ、相場はいつでもあります。下調べしているうちに相場が動いてしまっても、相場は明日もあります。1回下調べしておけば、少なくともその記憶はしばらく残るので、以後はそんなに下調べには時間かからなくなります。
管理人も最初の頃はそんなにトレードの前に時間使って、準備したり戦略練ったりすることはありませんでした。そして当然勝てませんでした。。。
一番フィボナッチにハマッテ時は、チャートに色々な線を引いており、それが事前準備。6通貨ペア以上に日経平均、ダウ平均、金、原油、ドルインデックスとラインを引いていたので、一回やっておくと次からそんなに時間かからない、というのはそこからの経験です。ちなみに管理人、チャートにラインを引きまくるのを魔方陣の作成と密かに言ってました。ギャンファンやフィボナッチファン引くと、チャートが魔法陣に見える時があるんですよ、ホント。
最低限、撤退ラインを決めておくこと
チャートの分析をしていると、ココのをブレイクしたり割れたりするとマズイよね・・・、というラインやゾーンが見つかる時があります。
この感覚が大切で、当る・当らないというよりも、ココで踏ん張れなかったら素直に負けを認める、という感覚こそ大切と考えてます。
この撤退ラインを自分の中で持っておくことで、ズルズルと反対方向のトレンドにお付き合いするリスクを避けることができます。逆張りラブの管理人、逆張りを外して続いているトレンドにお付き合いするハメになったことが、何度もあります・・・。あー、あの時に素直に損切りしておけば・・・。いえもう損切りはその都度するのですが、どうしてももう1回と追いかけてしまう、なぜそこで追いかける???
上記の場合、殆ど連敗します。5連敗とかして、それまでのプラス分を全部持っていかれたり・・・。
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だから、トレードの事前準備の段階で、ここを超えたらもう追いかけない、というラインやゾーンを決めておくことは相当重要です(少なくとも自分にとっては)。その決めたラインなりゾーンを明確に超えてしまったら、もうその通貨ペアのことはスパッと忘れる。でなきゃ同じことの繰り返し。
問題は事前に決めたラインやゾーンまで追いかけるべきかどうか迷う部分にあります。ただし少なくとも追いかけ続けても、事前にリスクとリターン考えて、また資金管理しながらトレードすれば、たとえ連敗しても大火傷には至りません。ダメですよ30pips取るために100pipsのリスクとっては。リスクとリターンの関係は当然踏まえる必要がありますので、悪しからず。
連敗するパターンはいつも同じ
管理人はトレードの記録をエクセルで管理しています。
関連記事:FXで連敗を避けて資金を増やす方法、トレード記録を簡単なエクセルの表にまとめる効果
トレードが煮詰まった時などに過去のエクセルのトレード履歴を見る事が多いのですが、連敗のパターンっていつもほぼ一緒です。
トレンド方向に逆張りを仕掛けて、ズルズルと何度も逆張りして連敗してやられる・・・。書くとこれだけですが、本人は至って本気。だってソコで反転するかもしれないし。ドルインデックスが節目にタッチ、ダウ平均が反転、金利が反転等、もう理由はポジション持ったら何とでも付けられます。
コレ、と逆張りを始めると我ながらやっかい。だからなるべく順張りでトレードする努力はしてますが、やはり逆張りが多くなってしまう・・・。
だから、もう先にココまで相場が逆行したら素直にあきらめましょ、というラインやゾーンを決めてしまう。そこまでは資金管理しながらなら、追いかけを許して許してしまう。これでどうにか、連敗して大きくやられるリスクを減らすことが出来ています。
トレード手法というより、トレードの立ち回りの部分に該当しますが、ホント手法もさることながらこういった立ち回りのほうが、実際にFXで勝ち切るためには必用です。これは10年以上のFXの経験からそう思います。テクニカルやらフィボナッチやら、手法やツールは結構語れますよ、けどね恐らくよい道具を持っていても、しっかりした立ち回りができないと、宝の持ち腐れです。道具以前の所に負けている原因があるケースが非常に多いのではないかと、特にFXの場合は。
株の場合、上がる銘柄教えてほしい、という話がセミナーだと必ず出ます。けどね上がる銘柄教えてもらってもなぜか利益出る人と損する人がいます。FXの場合だと、勝てる手法ってありますか?、という質問。これが株のあがる銘柄ありますか、という質問と同じかと。同じ手法を使っても、勝てる人は勝てるけど、負ける人も出てくる。
その差はどこにあるかといえば、様々な要素を含みますが相場に対する立ち回りではないかと。だからサイトで何度か書いてますが、手法も大切ですが、相場に相対した時の立ち回り方法は同じくらい大切と考えています。(資金管理は大前提)
まとめ
実はとあるキッカケを機会に、トレードにおける撤退ラインの重要さを再認識しました。まぁ、単に逆張りのポジションが捕まっていただけなんですけど・・・。
とにかく自分の場合は、最初の考えに固執して逆張りを連射して、ドツボにはまるケースが多いんですよ。コレを避けるために、撤退ラインは必ず最初に設定すること、コレってホント大切です。
撤退ラインを超えてしまったら素直にあきらめる、この心の整理の付け方が案外難しい部分ですが、もうそうなったらその週はトレードを止めてしまうなど、一回トレードから離れることが大切。それをしないとズルズル、まぁいいかな、と再度エントリーしかねませんので。
トレードする際、ここを越えたらもう止める、というラインやゾーンの設定は、ドツボにはまらないために、相当役立ちます。そして越えてしまったら素直に諦めてトレードを中止する。
そんなの当たり前じゃないか、と思っているなら実際に出来てますか?初心者から中級者レベルの方まで(上級者はできていて当たり前ですよね)、撤退ラインの事前設定は役立ちますよ。お試しあれ。
・特殊なチャートを描くWエレメントシステムでは、撤退ラインの設定が非常に簡単です。明確な撤退シグナルが自分で決められないなら、Wエレメントの利用がオススメです。
・ダブル・エレメント・システムの(W Element System)感想と検証
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