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FXで一晩10万円以上の損を出した時、どんな感情になると思いますか?人間、損切りで大金を失っても案外冷静にいられます。ただしメンタルは確実にやられます。

FXでメンタルがやられたら休みを入れて、メンタルの回復を待つべきです。ただしその時に。メンタルと一緒に手法もリセットしてしまわぬようご注意を!

黒田バズーカの頃の話、朝起きたら10万円以上の損切りが・・・

『FX戦士くるみちゃん』で黒田バズーカの時にチャートに火柱が上がるシーンがあります。管理人としてはあまり思い出したくない黒田バズーカ。当時はまだ、ファンダメンタルを意識しておらず、損切りやトレードルールへの考えも甘かった頃です。

そんな中、USD/JPYの結構なショートポジションを持っていました。とりあえず損切りはおいてありましたが、まさかここには来ないだろう、という甘い考えの下での損切りであり、イザ損切りとなると結構な被害額になる損切り。まぁそれでも損切り注文を入れているだけ、マシではあるのですが。

そして含み損が膨らみ続けたある晩、日銀黒田総裁の発言を機にまさかと思っていた損切りにかかっており、それこそ10万円以上の損失を計上することに。その昔、FXを始めたばかりの頃に損切り入れずにロスカットになった(レバ50倍の頃)時を思い出しましたよ。

またやってしまったか・・・、何年同じことをしているんだろう、って。取り返してやる、と思うには損失が多すぎ、またズルズル上昇するUSD/JPYをこれ以上ショートする気にはならず、さりとて今更ロングでも入れず、茫然自失。

10万円以上の損失について金額の大小は人によりますが、当時の自分にとっては金額も大きかったのと、それ以上に、またやってしまった感が強かった。正直、金額よりもメンタル的に相当やられてしまいました。

無理にFXはやる必要は全くない、心の傷が癒えるまで時間を空けた

ギャンブル好きの人が大負けしてしまった時どう思うか、というのを以前TV番組でやってましたが、くっそー取り返してやる、とはならないそうです。あーあ負けちゃった、ハイハイ次いこ、そんな気分になるそうです。

黒田バズーカで久しぶりにやられてメンタル的に相当へこんでしまった管理人、くっそー、とは思えませんでした。ただしそれなりの経験とメンタル的な問題から、次ぎ行こうか、とはならず、あかんこれは休みをいれるべきだ、と思いその後しばらくトレードは完全オフとしました。

そして3ヶ月ほどして、またトレードに復帰して、再び解の見つからないFXの攻略法探しの道を始める訳ですが、ともあれメンタル的にボロボロの状態の時にトレードしてもロクな結果にはなりません。

だから大きな損切りをしてメンタル的には完全に平常モードではない時は、一度休みを入れるべき。

そのままFXからフェードアウトだってあると思います。けどそんなのでフェードアウトするなら、それでよいのでは?休みを取った後、再度復帰したいと思えるかどうか。FXで勝ちきるためには、燃え上がる炎のような情熱はいらなくて、いつまでも消えないランプのような情熱こそ必要。FXでの燃え尽きは、資金ゼロも意味するので、やったるで!、との気持ちよりも淡々と勝つためひ必要なことをこなす能力こそが求められます。

こう書いてしまうとFXって面白くありませんね。けど10年以上のFX経験でたどり着いた結論。FXは色々な意味で燃えてしまってはいけない。熱くなるとロクなことにはなりません。

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意外な落とし穴、休むと手法も感情もリセットされてしまう

管理人は、もうダメダ、と思ったら一旦FXを休むことを推奨しますが、先日ツイッターを眺めていたら、やられて休んでしまうと感情と一緒に手法もリセットされてしまうから枚数減らしてでも続けるほうが良い、という意見がありました。

確かに・・・。

こりゃだめだ、と思って一回休みを入れると確かにメンタル面は回復します。その後再びやる気になってFXを再開する訳ですが、再開の時の手法は前回と違うことをやりがち。確かにメンタルは立ち直りましたが、また手法はゼロからのスタートとなって結局いずれ同じことをやってしまう可能性が高いです。

少ない枚数にして同じ手法でトレードを続ける、という意見、一理あるなぁ、と思ってしまいました。休みを入れるとメンタルは回復するけど、手法は断絶する、ここをどう折り合いつけるか、結構悩ましい問題です。

ダメだ、と思ってスパッとあきらめることも大切なのは分かります、けどあれはダメ・これもダメ、とやっていてはいつまでたっても手法探しの旅は終わりません。やはり休みの間でも、ぶれない軸のような手法や考えは必要。そして休んでいる時は、過去のトレード記録を見て検証やシミュレーション。そして気力が充実してきたら、再度トライ、そんな流れがまずは理想的ではないかと。

ゼロベースでFXのこと忘れてしまうのも“あり”と思いますが、復帰した時に手法までリセットしてしまわないよう、FXでやられて一回休みを入れる際はご注意下さい。


・ダメダこりゃ、と休みを入れて手法までリセットしてしまわぬようご注意を!

まとめ

FXで大きくやられても、あーあやられちゃった、とどこか他人のお金がなくなった感じがしてしまいませんか。管理人は、黒田バズーカの時しかり、何度か経験あります。EAで大損すると、特にそんな感情になります。

けどね血を流しているのは、まさに自分のお金です。大きく減った口座残高に恐怖を覚えるのは、寧ろ損切りがなされた後。あーあやってしまった、と。

大きくやられてメンタルがへこんだら、無理にFXはやらなくていいですよ。絶対に休みは入れるべきです。相場は明日も来月も来年も存在しています。

ただし休みを入れる際、メンタルとともに手法までリセットしてしまわぬようご注意を。手法までリセットすると、過去と同じことを繰り返してしまいます。過去の失敗経験までリセットしてしまわないこと。

FXで大きくやられるケースは誰にもあります、そしてもう当分FXはやりたくない、と思うことも。一旦FXを離れることはメンタルの回復に非常に有効ですが、その際は過去の手法やノウハウまでリセットしないよう注意したいものですね。

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