久しぶりにFX会社の口座開設をしました。先日、ドルカナダ(USDCAD)のトレード可能と判明した、外為ジャパンです。口座開設を決心したのは、USDCADのトレードができる、というだけでなく、1,000通貨からのトレードが可能であった点、スプレッドが広がらない、という特徴に魅力を感じたため。しばらく様子を見て、問題がないようなら、常用口座にするのも「あり」と考えています。
USDCADのトレードしない、という方であっても、1,000通貨からのトレード可能であり、リスク管理をしながらのトレードで、中級者になるまでは使えるFX会社ではないかな、と思います。
概要
外為ジャパンについて
先日、USDCADのトレードできる会社はないか、と探していて見つけたのが、外為ジャパン。勢い余って、下記の記事まで書いています。
・USDCAD(ドルカナダドル)トレードに外為ジャパンが使えるかも
と、記事を書いておきながら、口座開設をはどうするか、若干思案してました。正直、USDCADだけであれば、常用口座であるGMOクリックのくりっく365で不便はありますが、代用できます。
そんな中、時間があった時に改めて外為ジャパンの詳細を調べていたら、手数料無しで1,000通貨からトレード可能になってました。以前は1,000通過単位でのトレードの際は、手数料が必要だったんです。
おーっ、これならリスク管理をを細かくしながらトレードできるじゃないか、と思い、遂に口座開設を決意。既に色々な会社で口座開設しており、ほぼ利用する会社も決まっている中、久しぶりに口座開設を行うことにあいなりました。
外為ジャパンの会社概要、DMMグループのFX会社
外為ジャパンは、元はMJFXという社名で活動。FX業界においては、相応の歴史を有している会社です。しかしながら、2012年7月にDMM.com証券が同社を買収。現在、外為ジャパンはDMMグループのFX会社となっています。DMMは本体でもFX事業を行っていますが、本体とは別にM&Aした会社でも、そのままのブランド(外為ジャパン)でFX事業を行っています。そして利用しているシステムも、内部は分かりませんが、外から見た感じでは、DMMのシステムと外為ジャパンのシステムは別々になっている様子。
GMOグループも本体とは別に、FXプライムbyGMO、というブランドでFX事業やっていて、システムも別々のようなので、FX業界ではタマに見る光景、と言えます。
そして実は以前、外為ジャパンはMJFX時代に金融庁から業務改善命令が出ています。DMMグループ入りの前、まだ独立系の会社だった頃の2009年10月に、同社は金融庁よりシステム障害発生を原因として、業務停止・改善命令を受けています。
その後、業務停止・改善命令は解除されましたが、過去にやってしまっている会社です。その後、業務停止・改善命令自体は解除されているのと、資金力のあるDMMグループ入りしているので、当然システム面での改善はされていると考えられますが、外為ジャパンの歴史としては知っておいておいたほうがよいかと。
まぁ、正直後述する特徴がなければ、多分口座開設はしていなかったとFX会社だと思います。歴史を知ると、あえて口座を作らなくてもよいFX会社、となってしまいます・・・。ただし、今回そんな歴史を知った上で口座開設をしようと思った訳で、それには相応の理由があります。
管理人が外為ジャパンで口座開設した3つの理由
相応にFXの経験者の管理人、ほぼ利用しているFX会社は固まっています。GMOクリック証券、マネーパートナーズ証券、SBI-FX、それとMT4用でOANDA。色々なFX会社を使ってきましたが、上記4社にほぼ着地しました。
GMOはやはり日本ナンバーワンのFX会社であり、安定感があります。多少の滑りはありますが、以前と比べれば殆ど違和感無いくらいに滑りは改善してます。マネパはサクサク注文が入るのはトレードしていてストレスがありませんし、nano口座で1,000通貨単トレードもできるので、非常に使い勝手が良いです。中心はこの2社。あとは長期ポジション用でSBI-FX(外貨預金の代替的な利用方法)とMT4でトレード用のOANDA。OANDAはMT4でも裁量トレードできなくはありません。よって重宝してます。
そんな中で、久しぶりに口座開設をしようと思ったのは以下の3つの理由からです。
①ドルカナダ(USDCAD)のトレードが可能
以前の記事でも書きましたが、管理人はUSDCADのトレードします。日本からするとマイナー通過ですが、世界的に見れば、それなりにメジャー通過です。USDJPYを除くと、多くのクロス円より、トレード総量は多いです。
USDCAD、結構素直な値動きをします。だから取りやすい。ボラティリティはそれ程ありませんが、ポンド円のような訳わかめな値動きではないため、取りやすいです。あと原油価格(WTI)の価格に引っ張られるので、原油価格の動きが読める時は、非常にトレードしやすいです。
ただね、日本のFX会社、取り扱いのある会社あんまりありません。くりっく365で取り扱いはあるので、これまでは常用のGMOクリック証券で、USDCADのトレードの時だけ、資金をくりっく365に移してトレードしてました。これが面倒+スプレッドが広んです(5pips程度)。スイングトレードならそれほど気になりませんが、現在検証中の短期トレードだと、正直厳しい。
MT4用のOANDAでは当然のようにUSDCADの取り扱いもありますが、MT4で裁量トレードするのはどうもな・・・、という感じ。
そんな中で見つけたのが、USDCADがトレード可能な外為ジャパン。頻繁にUSDCADのトレードしている訳ではありませんが、トレードできると個人的には非常に助かります。ちなみに外為ジャパンのUSDCADのスプレッドは1.8pips。十分満足できるスプレッドです。
外為ジャパンのスプレッド
折角なので外為ジャパンで取り扱いの通貨ペアのスプレッドを記しておきます。スプレッド競争の激しい日本のFX業界、滑り等を考えれば、ほぼ同じ土俵となりますが、スプレッドは狭いにこしたことはありません。
・USDJPY 0.3銭
・EURJPY 0.6銭
・GBPJPY 1.1銭
・AUDJPY 0.7銭
・NZDJPY 1.4銭
・CADJPY 1.7銭
・CHFJPY 1.8銭
・ZARJPY 1.4銭
・EURUSD 0.5pips
・GBPUSD 1.1pips
・AUDUSD 1.1pips
・NZDUSD 1.7pips
・EURGBP 1.4pips
・USDCHF 1.6pips
・USDCAD 1.8pips
(http://www.gaitamejapan.com/fx/spread.html)
全般的にスプレッドは狭いです。
ただし外為ジャパンの特徴はスプレッドもさることながら、取り扱い通貨ペア。USDCADを始め、USDCHFやNZDUSDやEURGBPもあります。外為ジャパンの口座があれば、ほぼメジャーな通貨ペアのトレードが可能になります。
②1,000通貨単位での資金管理をしながらのトレードが可能
実はコノ②の理由が、外為ジャパンに口座開設しようという、背中を押しました。外為ジャパンは1,000通貨単位でトレードできるのは知ってましたが、以前は上乗せ手数料があったんです。しかし、改めて見ると手数料無くなってました。
どこかでまた改めて記事をまとめて書こうかなぁ、と思ってはいますが、FXトレードは資金管理が必要不可欠。管理人、大負けしなくなったのは資金管理のおかげです。
資金管理と言っても、やり方は人それぞれなんです。正直、資金管理もトレード手法と同じく、その人にあった方法を見つける必要があります。ま、ただし自分にあったトレード手法見つけるより、遥かに楽に見つけられると思います。
管理人的には、1トレードの負けを資産の2%までに抑える、というのが現段階での資金管理方法。最近、特に短期トレードの場合は、正直負けからトレード組み立てています。ココでエントリーした場合、負けると○○pipsの負けか・・・、であれば入れられる枚数はXX枚、こんな感じでトレードしてます。
そんな考えの下、負けた時にマックスで減らせる資産を2%にしています。この2%の数字、恐らく資金管理の数字としては極一般的な数字です。本や色々なブログも見ましたが、1トレードで取れるリスクは資産の2%というのが、多いご意見。管理人のフィボナッチのお師匠様も、同じこと仰られてますし。
中には1%という方もいるので、2%はリスク高めの数字かもしれません。ただし、中には5%という方もいるので、それに比べればリスクは低め。リスク5%って、無しじゃないと思いますが、多分Maxではないかな?短期トレードで勝率に自信があれば、問題ない数字ではありますが、勝率や期待値に自信が無ければ=トレードの試行錯誤状態の時は、1トレードで5%のリスクを取るのは、少々リスク高め、と考えます。
まぁ、この数字はトレードしながら、自分でフィットする数字を探していただくとして、資金管理をしながらトレードすると、どうしても10,000通貨単位でのトレードは使い勝手が悪い。日本を代表するFX会社のGMOクリックとDMMは両者とも、1トレード
10,000通貨から。
管理人もFXの世界に10,000通貨からのトレードから足を踏み入れていますが、もし初心者の方がFXの世界に足を踏み入れるのであれば、1,000通貨単位からスタートするのをオススメします。
10,000通貨は、枚数あげると、やられる時に一気にやられて、資金管理ができないんです。過去の自分に会えるのであれば、色々言いたいことはありますが、1,000通貨単位でトレードできるFX会社で最初はトレードしなされ、と言う事を一番言いたいです、ホント。
管理人はDMMは使ってませんが、GMOの10,000通貨からという単位、結構不便です。実はGMOとマネーパートナーズ証券を交互で使っている部分がありますが、マネーパートナーズ証券は1,000通貨からトレード可能な、nano口座使ってます。マネパのnano口座は初心者トレーダーにもオススメの口座ですが、最大100,000通貨ペアまで。
100,000通貨以上トレードしないよ、というのであれば、何ら問題ありませんが、そこから先の発展性を考える時、もう一声、と言いたいのも事実。
そんな中での外為ジャパン。1,000通貨からトレード可能で、更に上限は・・・通貨。マネパのnano口座のように、100,000通貨まで行ったらどうしよう、と考えずに済みます。1,000,000通貨(100lot)以上になったらどうしよう?、もうそこまでのレベルであれば、素直にGMOで10,000通貨単位のトレードで問題ありません。
資金管理については、もっともっと書きたいこともありますが、資金管理を行いながらトレードするには1,000通貨から安心してトレードできるFX会社の存在が必要不可欠。USDCADのトレードもできて、1,000通貨単位でのトレードも可能な外為ジャパンは管理人にとって、非常に魅力的に感じ、よい口座開設しようと、と思うに至りました。
③スプレッドが広がらない
今時、日本のFX会社はほとんどの会社で、スプレッドは原則固定、とうたっています。この中の「原則」というのが実は曲者。雇用統計等の大型の指標発表の時にスプレッドが開くのは当然として、早朝もスプレッドが開きます。
以前、楽天FXがとんでもないスプレッドの開いたレートを提示して話題になりましたが、あそこまでのスプレッドの開きはなくとも、FX会社によっては、あれいつの間に・・・、と数〜20pips程度スプレッドが開くことがあります。
スイングトレードなら、気にならない面もあるので、数pipsであれば許容しますが、10pipsを越えてくると、勘弁してほしいレベル。これが短期トレードだと、数pipsでも勘弁してほしい所。
このスプレッドの開き、という観点では、さすが日本ナンバーワンのFX会社のGMOクリック証券は安定してます。滑る時もありますが、数年前に比べれば大幅に改善がなされれてますし、スプレッドの開きも、あまり気になりません。
どこの会社とは言いませんが、以前別の会社で、大きな指標でもないのに知らない間にスプレッドが開いて、逆指値の損切り注文が執行されたことがあります(1度だけではありません・・・)。さすがにそのFX会社は、今は使ってません。使い勝手も今ひとつだったので、縁がなかったんでしょう。
ちなみにGMOクリック証券に関して言えば、大きな指標でもないのにスプレッドが広がって、逆指値の損切りが執行されてしまった・・・、ということは殆ど経験していません。10,000通貨単位でのトレードで使い勝手が・・・、と言っている割には、今も常時利用している最大の理由です。やはり安定感あります、さすがは最大手。
そして外為ジャパンですが。早朝もスプレッドが開かないそうです。GMOは早朝はスプレッド広がりますが、GMO並みに使えるようであれば、1,000通貨からトレードできますし、GMO以上に使えるのかも、と思っています。
2016年6月のスプレッド配信率は以下のように記されています。
・USDJPY 0.3銭以下(99.23%以上)
・EURJPY 0.6銭以下(99.45%以上)
・GBPJPY 1.1銭以下(99.28%以上)
・AUDJPY 0.7銭以下(99.29%以上)
・EURUSD 0.5銭以下(99.27%以上)
※尚、6月はBREXIT騒動があったので、上記数字はBREXIT騒動時の数字を除いた数字
http://www.gaitamejapan.com/spread/
正直、スプレッド件は、実際使ってみないとわからない部分。やはりスプが広がって、逆指値の損切り注文が知らない間に執行されました・・・、となる可能性は否定できません。
そうなれば、やはりGMOかぁ、という結論になりますが、うまくいけば、GMOの代替口座、いや資金管理を細かくできるFX会社としては、管理人としては合格点。コレは、今後試してみるしかありません。
口座開設は1週間以内に可能
実際に 外為ジャパンの口座開設を行いましたが、その期間は約5営業日。実は記載ミスがあったので、記載ミスが無ければもう1~2日短縮ができたと思います。ネットからの申し込み後、5営業日で口座開設の手続きが完了であれば、利用になんら支障はありませんね。
外為ジャパンの口座開設、手続きは他のFX会社とほぼ手続き内容は一緒でした。
まとめ
以上、久しぶりに開いたFX会社の口座、 外為ジャパンFXについて、その期待している部分+口座を開設した理由を述べてみました。
実際に使ってみると、話が違うじゃないか、ということも正直あるので、今後は実際使ってみて、その使用感も記事にしていこうかな、と考えています。
ともあれ個人的にはスプレッドが知らない間に広がって、逆指値の損切りが執行されていた、というのが無ければ(コレが一番許容できないんです)、細かく資金管理ができるので、短期トレード用に使っていこう、と考えています。
USDCADのトレードする方は少ないかもしれませんが、1,000通貨単位で資金管理しながらトレードするなら、外為ジャパンはオススメできますよ。
GMOクリック証券やDMM.com証券の10,000通貨単位のトレードで資金をすり減らしている方が、資金管理、という考えを取り入れてトレードするには、まずはオススメできるFX会社と考えます。
管理人、しばらくは 外為ジャパンFXを利用してみる予定なので、また使用感等記事にしていこうと思ってます。お楽しみに。
尚、下記記事のリンクから外為ジャパンの口座開設を行い条件を満たすと管理人作成の「フィボナッチを利用したFXトレードの解説書」を受け取ることができます。口座開設するのなら、下記の記事からがオススメです。
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