どこか神秘的な雰囲気もただようハーモニックパターンを利用したFXのハーモニックトレードの世界。そんなハーモニックトレードを学ぶ方法、そしてハーモニックを利用する方法を今回は取り上げてみます。
ハーモニックに興味はあるけれど、何から手をつけていいか分からない、という方の参考になれば幸いです。
概要
ハーモニックパターンを学ぶには
既に当サイトで紹介しているハーモニックパターン。じゃあ、一体どうやって学んだらいいのか?ネットを検索すれば、それなりの情報は得られますが、実際問題として何が使える?
日本の書籍、洋書他、色々見てきて管理人が独断と偏見でピックアップしてみました。
パンローリング「フィボナッチ逆張り売買法」
パンローリングから出版されている「フィボナッチ逆張り売買方」、この本はフィボナッチとハーモニックの両方をカバーしている入門書と言えます。まず、そもそもハーモニックって何?、という段階で手に取るべき本。
ハーモニックパターンとその相場での利用方法について、一通りのことが書かれています。
ただしこの本、教科書の前の導入のための役割になります。ハーモニックとかフィボナッチって何?、と言う方には充分な答えを用意してくれますが、それは分かったからトレード方法教えて欲しい、というステージになると、正直この本では力不足。実践のためには、別にチャンとした教科書が必要になります。
けど「フィボナッチ逆張り売買方」、これは自分には無理・・・・、と思えばハーモニックから引き返しても充分OK。そこから先に首を突っ込まなければいいだけですから。
その意味では、ハーモニックに興味はあるなら、一度立ち読み程度でも目は通しておいて損はない本です。管理人は随分前に古本屋でタマタマ見つけて買い増した。思えばそれが、フィボナッチ+ハーモニックとの出会いの切っ掛けでしたが。
洋書「HARMONIC TRADING Volume1」
ハーモニックパターンを利用したトレード手法を体系化したのが、「HARMONIC TRADING」の著者のScott M.Carney氏。この本は、ハーモニックトレードのバイブルとも言うべき存在です。
(何と今や電子化されてます!)
洋書なので当然全編英語です・・・。この本を読めば、ハーモニックパターン・ハーモニックトレードの約80%は理解できます。ただし残り20%が曲者、これは後述します。
管理人、ハーモニックを本格的に学ぼうと思い、amazonで購入しました。丁度国内に中古の在庫があったので、難なく購入できました。イヤハヤ便利な時代になったものです、ホント。
英語がからっきしダメな管理人ですが、とは言っても大学受験はしているので、過去の知識を総動員するのと、受験の時には存在していなかった電子辞書という魔法のアイテムを利用して、何とか読み切りました。
導入部分の柔らかい説明は半分くらいしか理解できませんでしたが、具体的なパターン等の説明は、図でも説明があるので、何とか理解できました。
図もそれなりにあり、また専門書は文法が難しくないので、単語さえ面倒くさがらず調べて行けば、それなりに読める本です。
最終的なエントリー判断根拠は示してくれない
ハーモニックパターンは分かった、じゃあどのタイミングでエントリーするのか?
この疑問に「HARMONIC TRADING Volume1」は明確な答えを用意していません。
PRZという部分でエントリーしましょー、とありますが、そのPRZをどうやって見極めて、どうなったらエントリーしたらいいのか???
ここが管理人の英語力の限界か?、とも思いましたが、実はこの部分が本書最大の画竜点睛を欠く部分、それはその後に知ることになります。
洋書「HARMONIC TRADING Volume2」
Volume1では分からなかった、具体的にどこでエントリーすればいいのかが分かるかもしれない、と思いVolume2を購入。こちらもamazon見ると日本に中古がありました。
(こちらも電子化されています)
Volume1で英語に疲れていたのと(そもそも英語は一番の不得意科目)、ザッと読んでみて、どーやら求めていた答えは書いてないらしい、ということが分かったので、途中までしか読んでません・・・・。
けどハーモニックパターンに5-0というパターンを知ったのは、新鮮な驚き且つ発見でした。ハーモニックパターンって、三角(△)2つのパターン以外にもあるんだ、と。
ハーモニックパターンに興味があって勉強される方でも、Volume1があれば十分かな、と思わないでもありませんが。
教材「ハーモニックパターン完全版」
管理人が最終的にハーモニックパターンを学んだのが「ハーモニックパターン完全版」。
既に当サイトでも紹介している佐々木徹氏が、満を持して世に出したのがこちらの教材。ちょうど「HARMONIC TRADING Volume1」を読み終わって、Volume2と格闘していた時に、「ハーモニックパターン完全版」が発売されたので、もう発売直後に購入しました。
で、むさぼるようにiPhoneで見ました。寝食を忘れる位、ズーット動画見てました、ホント。
[blogcard url=”http://saredo-fx.com/harmonic/haramo-kanzenban/”]
詳しい内容は上記をご覧いただくとして、内容的にはハーモニックトレードの考案者たるScott M.Carney氏の「HARMONIC TRADING Volume1・2」を凌駕しています。まぁ実際は、佐々木流ハーモニックの世界も加味されてのボリュームなので、原作がダメという訳ではありません。
実は購入後に作者の佐々木氏に、原作読んだけどPRZの言及が少なくて具体的にどこでエントリーしたらいいか分からない、とメールした所、その通り原著はPRZの判断や入り方の説明が殆どありません+本作ではその辺りも詳細に説明しています、と返事が来ました。
このメールを見て、やはり、と思うと同時に、遂に謎が解けるかも、と思ったものです。
ハイ、確かにPRZや具体的なハーモニックパターンでのエントリー方法は結構なボリュームを割いて説明がなされています。やはり「ハーモニックパターン完全版」購入して正解だった、と心底思いました。
ハーモニックトレードはハーモニックのパターン認識も大切ですが、パターンは分かった、じゃあどのタイミングでエントリーすればいいのか、という点はパターン認識と同じくらいに大切です。
まとめ
今では一通りハーモニックトレードについて語ることのできる管理人ですが、上記のルートを通ってハーモニックトレードを身に付けてきました。ハーモニックの前に、既にフィボナッチはそれなりに身に着けていましたが、それでもハーモニックは未知の世界で、結構な試行錯誤をしています。
ハーモニックの情報、探すと日本語より英語の方が多いです。海外のフォーラムなんか覗くと非常に興味深いので、興味のある方はグーグルの翻訳機能使いながらでも見ると、案外面白いですよ。
何でもそうですが、自分で能動的に身に付けるスキルが一番身に付きます。ただし、その方法論を探すところまで自分ですると、正直えらく時間がかかります。
管理人は、方法論まで自分でやってしまいました。ただし上記記事が、ハーモニックに興味がある方が、将来ハーモニックトレーダーとして成功するための近道になれば、と思っています。
ご参考下されば幸いです。
PS もう少し他のハーモニックの利用方法を下記で掘り下げてみました
・FXでハーモニックトレードを行う方法、MT4以外の選択肢含む
[…] ・FXでハーモニックトレードを学ぶ方法 […]