IG証券のセミナーでノックアウトオプションについて教えてもらってきました。そこで思いついたのが、通貨強弱トレードに使えるのでは?、ということ。
ノックアウトオプションはハイレバトレード可能なので、同じ資金量でも国内FX会社に比べて多くのポジションを持てます。よって通貨の相対性を利用して、複数ポジションを持って、総合的に勝つようなトレードができます。
2ヶ月のシミュレーションでは、バッチリプラスとなったノックアウトオプションでの通貨強弱トレード。自身の通貨強弱トレードの試みの1つの到達点となるのでしょうか?
概要
IG証券のノックアウトオプションのセミナーに参加
先日、IG証券のノックアウトオプションのセミナーに参加しました。IG証券は随分前に口座だけ作ってホッタラカシでしたが、昨年秋にレバレッジ国内でレバレッジ1000倍の取引が可能なノックアウトオプションのサービスが始まって、何か使えないかなー、と思ってました。
具体的なアイディアのないまま、とりあえず話だけでも聞いてみるか、と思い参加したのがIG証券のセミナー。
セミナー自体は一般的な内容で、とはいえノックアウトオプションは通常のFXトレードと同じように使えるのね、と分かっただけでも収穫。
ノックアウトオプションは一言で表現すれば、必ず損切りを入れなければいけないハイレバ可能なFXトレードです。
レバレッジ1000倍のトレードも可能ですが、ハイレバトレード可能といっても、資金管理を考えると、必然的に取れるリスクは限られます。海外FX口座は確かにハイレバトレード可能ですが、資金管理を考えてトレードすると、結局投資資金に対して取れるリスクって国内でも海外でもそんなに変わりません。よって税金のことを考えると国内口座で全然OK、というのが管理人のスタンス。海外口座の場合、業者や出金リスクもあるので、討ち死に前提のトレードする時以外はそんなに使う必要ないんじゃないか、と思っています。
関連記事:資金管理を踏まえたFXトレードを簡単に行う方法
だからIG証券のノックアウトオプションも正直、資金管理を考えるとそんなに使えないのでは?、というのが当初の率直な感想でした。
通貨強弱トレードと相性がよいノックアウトオプション
IG証券のセミナーの後、まぁ多分使わないだろうなぁ、という感じでしばらく過ごしていたのですが、フト思い立ったのが通貨強弱トレードで使うアイディア。
2019年も4月半ばですが、振り返れば2019年は通貨強弱のトレードの何度目かのチャレンジでスタートしています。通貨強弱というより通貨選択トレードとスタンスを変えて、まぁ変なことにならず、どうにか毎月プラスで推移するようになっている今日この頃です。
通貨強弱から通貨選択に移行する過程で、通貨強弱というより他通貨を見て、お得意のテクニカル主体に移行している状態ですが、IG証券のノックアウトオプションと組み合わせたら使えるかも。どういうことかと言えば、現在はポジション1つしか持ってませんが、ハイレバを活用して複数ポジション持つのを可能にしたらどうなるんだろ、ということ。
ポートフォリオという考えの下、なるべく値動きが相関しない通貨ペアを選んで、その上で通貨強弱を根拠にトレードする部分がミソです。為替市場は相対的な世界で、何かが上がれば何かが下がる、よって単体ポジションでベストな通貨ペアの選択はできなくても、複数のポジションを持つことで総合的にプラスのトレードになって、利益の積み上げが可能かも?、そんな思いがよぎりました。
・通貨強弱トレードの際に重宝するえつこ氏の強弱インジ
関連記事:「待つFX」えつこ先生のセミナーに参加、通貨強弱の使い方に目から鱗
手動で過去チャートを6通貨ペア確認
これまでのトレードルールに最近手に入れた新しいテクニカルも入れて、実際に使えるかどうか、まずは手動で検証。Mt4に設定したチャートを立ち上げて、過去の部分からマウスのホイールをグルグル回して、ここは入るそして利益確定or損切り、それの繰り返し。
そんな作業をドルストレート、6通貨ペアまずは2ヶ月分でトライ。
おーっ、これは使えるじゃないか!!!
正直決済部分はどうしても裁量が必要となりますが、それでも既存ルールのエントリーと決済で、立派にプラス。どうにかプラスだと、まぁ実践で使えるかどうかは微妙だな、となるのですが、今回は既に利用しているトレードルールがベースであり癖も分かっている中、コレは勝てるね、という結論。
過去ここに至るまで通貨強弱は七転八倒していますが、始めてコレは勝てるな、という感覚を得ました。これで長く続いた通貨強弱トレードの試みも、遂にゴールを迎えることになるかも???
トレードスタイルの変更が必要、1点ものの芸術作品か工業製品か
なかなか出口の見えなかった通貨強弱トレードですが、ようやくゴールが見えたような状態です。ただし1つ問題があります。それはトレードスタイルの変更を迫られる点。
フィボナッチやハーモニックはじめ管理人のトレードスタイルって、一撃離脱でその時その時のトレードが芸術作品みたいなものになっています。トータルで負けはしないけど、外すと痛い・・・、コレは今も続いてます。
一方、今回発見した通貨強弱トレードの方法は複数ポジションを前提としており、いわゆる期待値を追うトレード方法となります。いや全然それでいいんです、期待値プラスのトレードを繰り替えすのがFXで勝つ方法、と既に分かっているので。けど今回の方法、システムトレード寄りなんです。今までやってきた一品物のトレードとは正反対。
トータルのポジションでプラスになればよい、という考えで、最終的に週ベースでは殆どプラスになりそうなんですが、釈然としていない自分がいます。うーん、釈然としないというより、トレードスタイル変えるのがシンドイかな、という所。
通貨強弱は好きだし、システムトレードもかつて相当入れ込んでいたので嫌いじゃないんです。ただねー、これまでどうにかやってきたスタイル変えてしまうのも、どうなんだろうなー、と思う訳です。
シミュレーション上では、これまでよりはるかにpipsを稼げる見込みがあるので、最終的には乗り換える可能性が高いです。これがFXのレベルをもう一段上げることになるのか、違う方向に進むことになるのか、どちらになるのかは分かりませんが。極論すれば今より勝てれば全然OK、と割り切っている部分もあるので、最終的には折り合いは付けられると思いますが。
システムトレード的思考の必要性
株式トレードの場合、そこまでシステムトレード思考は必要ないかもですが、FXトレードの場合はシステムトレード思考が必要不可欠と考えています。
関連記事:裁量トレードの成功の秘訣はルール化にあり、システムトレードの意識が大切では
そんな考えがあったから、複数ポジを持つとか相関しないポジを持つとかを思いついた訳で、FXはシステムトレード的観点でトレードを組み立てる大切さは再認識できました。
今回のトレード方法、総合的に期待値は問題なくプラスです。だからやる価値はあります。複数ポジションを持つので、資金管理はシッカリ行う必要がありますが。
以前の記事にも書きましたが、もしFXトレードに行き詰っているようなら、実際に手掛けるかどうかは別としてシステムトレードの考えをトレードに取り入れると、新しい発想が得られますよ。お試しあれ。
まとめ
今もFXでは失敗を日々やらかしてますが、もう新しいことはそんなにやってません。自分のベースの上で色々組み立てている感じです。
今回IG証券のセミナーでノックアウトオプションを詳しく知ったお陰で、通貨強弱トレードの立ち回りの観点で、新しい発想を得ることができました。今までやってたトレードが大幅に伸びる可能性を感じる反面、果たして自分のトレードスタイルに合うのか、という心配もあり、最終的に手法として定着するかどうかは、やってみないと分かりません。
うまく行けばそれでよし、うまく行かなくても基本的に変なことにはならない自信はあります。2019年に再チャレンジを始めた通貨強弱トレードはIG証券使って、もう少し深堀りをしてみようと思います。
PS 複数ポジション持つと結果的にハイレバトレードになります。資金管理しないと大変なことになります。資金管理については下記記事に管理人なりの考えをまとめています。
資金管理を踏まえたFXトレードを簡単に行う方法
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