裁量トレードで勝ち切るには、シンプルながら徹底したルール化が必要では?少なくとも負けないようにするためには、ルール化が必要不可欠。
短期の通貨強弱ならぬ通貨選択トレードの検証の中で、裁量トレードでもルール化徹底の必要を痛感しています。
もし裁量トレードで勝ち切れないようなら、もう一歩踏み込んで自らのトレードをルール化してみませんか?
概要
久しぶりに通常のFXトレードの検証
考えてみれば昨年の半分以上、原油(WTI)とCADのアーブの研究に時間使っていました。そして年が明けて2019年、やめておけばいいものを、通貨強弱の海外製のツールを見つけてしまったため、久しぶりに通常のFXトレードに復帰。やはりアーブより難しい・・・。
ただし流石にこれまでのノウハウがあるため、無茶しなければ(自分の場合は逆張りしなければ)変なことにならない形は約3週間でできました。気が付けば通貨強弱トレードと言うより、通貨選択トレードになっているのはご愛敬。やはり通貨強弱トレード難しいな・・・、既存のシステムに若干強弱のスパイスを加えて、あとトレンドの把握にパターン認識入れました。すると通貨強弱というより、強弱は通貨を選ぶ一つの根拠となっており、コレは通貨強弱ではなくて通貨選択トレードだな、と思った次第。
まだ勝ち切れる、という所までの磨きこみは行っていませんが、週ベースでは大きく負けることはない状態にはなった(と思う・・・)ので、あとは実践あるのみ。当然、まだ途中で修正は必要と思いますが。
・このチャートだけでトレードする訳ではないのですが、基本となるチャート
トレードのルール化の大切さを痛感
裁量トレードでもトレードのルール化は必要、という記事は以前書いていますが、再認識しました。
関連記事:ルールに基づいたトレードとシステムトレードの違い
そして、これまでのトレード経験の中で、まだルール化できていない部分が結構あったという事を、今回の取り組みで発見することに。通常のFXトレードで、デイトレ苦手な理由が見えました。エントリー、決済いずれも裁量部分が結構大きかったんですよ、これまでは。
今回は昔のサインツールまで持ち出して、エントリーはもちろん決済までルール化できないか、という観点で検証してました。
するとそんなに時間かからず、少なくとも大負けしないトレードルールが完成。何だこんな簡単なことなのか・・・、と目から鱗の部分もありますが、過去結構いい加減なトレード(特にエントリー)してたのね・・・、と愕然とする部分も。そら勝ち切れませんわ。
あと決済について損切は既にルール化できているのですが、利益確定も今一歩詰めて概ねルール化できました。イレギュラーに発生する大トレンドを除けば、タマに短い利益確定となるケースもありますが、大半が納得できる水準で利益確定可能。
その昔やっていたシステムトレードみたいだな、と思ったのですが、人間が動かすシステムトレードを作る、という感覚でやってました。多分、これがゴールに近付く道じゃなかろうか、と思いつつ。
カニトレーダー氏の「FX攻略.com」2019年3月号の言葉に触発される
FXトレードしている人なら知らない人はいないと思われる雑誌「FX攻略.com」、管理人はタマに興味のある記事がある時だけ買ってますが、年に1~2冊買う程度です。ただし毎月立ち読みはしています。
2019年3月号を立ち読みしている中で、Youtbeでのトレードのリアル配信で有名なカニトレーダー氏のコラムを発見。カニトレーダー氏が勝てるようになったきっかけ部分に目が止まりました。
「ルールを決めてそれを守ることだけに集中」
通貨選択トレードの試行錯誤の中で、ルール化の必要性を痛感している状態だったので、完全にストンと自分の中に落ちました。まだまだルール化できる所が結構残っているな、とハッキリ認識することと相成りました。
“入り口から出口まで統一されたルールに基づいた立ち回りの確立”、こんな事を考えながらーでもない・こーでもないとやりながら、現在に至っています。実弾でトレードしてみますか、という週がFOMCや雇用統計だったりするので今週はノンビリやることになりますが。
とにかくシンプルにルール化、なるべく裁量余地を入れない、裁量余地入れるならスルーでOK、というくらいの意気込みでした。
・カニトレーダーの手法を解説した動画、毎日トレードの実況をされています
あとカニトレーダー氏の書籍も読んでみました。下記がその感想の記事となります。脱初心者レベルから中級者の方に意外にオススメです。
関連記事:書評『3年でマイナス200万から「副業FXで月収30万ちょい」の人生イージーモードにした件』
ルール化の徹底の気付きを得た今回の検証
昨年のアービトラージの取り組みの中で、数字ベースで考えてトレードの入り口から出口までのルール化は随分とやりました。そんな訳で、昨年の今頃と比べると確実にトレードのルール化に対する意識は高くなっています。
そんな中で改めて始めた通貨強弱ベースの通常のFXトレードですが、アーブの経験やカニトレーダー氏のコメントもあり、ルール化徹底の大切さ、という気付きを得ました。アーブの時は数字ベースで自然とやってましたが、チャートベースにすると、確かにアート=裁量部分が増えて、ルール化しない部分が多かったな・・・、と過去を振り返って気付きました。
チャートは見る人によって見方が違う、という現象を思い出さずにはおれませんでしたが、それだけチャートって自分勝手に解釈しやすい、という事。だからその解釈の余地=裁量の余地をなくすことが、通常のFXトレード攻略の有効な一手となりうるのではないかと。
まだ“勝てる”と断言できる状態ではないのですが、変な負け方や大負けはしないよね、という部分での自信はあるため、少なくとも5連敗や10連敗して大爆発、なんてことにはならないと思います。当然資金管理もしますし。
ホントにうまくいけば、後はルール通りに淡々とトレードするだけなんですが、果たして。カニトレーダー氏のツイッターの名前部分の「機械になって担々麺」ってうまいなー、と思います、ホント。人間、下手に裁量入れるからやられてしまう・・・、分かってはいましたが。
初心者でもシステムトレードなら生存率6割の事実
先日のセミナーで面白い話を聞きました。初心者がFX口座にお金を入れて裁量トレードをすると、まず殆どの人が資金を溶かしてしまう。けどシステムトレードなら約6割が生き残る。
初心者が裁量で負ける話はこれまで散々聞いていますが、システムトレードだと6割が生き残るのは意外。けど管理人もFX始めた最初の頃、システムトレードは確かに勝っていましたし、負けてもアホみたいな負けはなかった。
結局何が違うかと言えば裁量は損切りができなくて大爆発してしまうのに対して、システムトレードは必ずロジックに損切りが入っているので、初心者がやっても6割は生き残る。まぁナンピン系のシステムやループ系のトレードで一気に相場が走るとやられるので、それが4割じゃないかと勝手に推測しています。
相場は勝つより先に生き残るのが先、とジョージ・ソロスが言ってますが、まず生き残るには裁量でも徹底したルール化で大損しないようにすること。そこからがスタートではないかと。
まとめ
通常のFXトレードはスイングっぽいトレードは出来るのですが、損切りが深くなるので手控えています。
短期トレードもルールを作っては壊しでやってきたのですが、結局WTI-CADアーブのデイトレの方が楽、という結論となり現在に至っています。
今回これまでの知見を踏まえて、通貨強弱トレードならぬ通貨選択トレードに取り組んでいますが、それにしたって最終的にうまくいくかどうかまだ分からない部分があります。けどね、ルール化の大切さが昨年のアーブの取り組みやカニトレーダー氏の言葉もあってよーく認識できています。だから少なくとも変なことにはならないような気がしています。
通貨選択トレードがうまくいったら、WTI-CADアーブはどうするんだ、という悩ましい問題もあったりするのですが、まずはホントに通貨選択トレードが勝てるものに仕上げられるかどうか、もう少しやってみます。うまくいったら動画で実況?それは多分ないなー。けど今年は何かしら動画をやりたいとは思っています。通貨選択トレードがうまくいったら、チャント考えるとします。では。
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