FXで連敗してしまいますよね。けど実は連敗って、過去と同じパターンで連敗するケースが非常に多いです。問題は自分の中にあったりします。
連敗が無ければ、少しずつでも資金は増えます、アホな損益比率でのトレードは論外ですが。そして連敗をなくすためには、トレードの記録を取って簡単なエクセルの表にして、そこから浮かび上がる失敗の共通項を潰すことが効果的です。
連敗して改めて自分の弱点に気付く
ふと7月のトレード記録取っていて気付きました、連敗している。。。いや連敗自体は結果論だから仕方ないと思うんです、けどその連敗の過程が問題。気付けば逆張りで追いかけて連敗して火傷している・・・。自分が負ける典型的なパターンですわ。やはり注意せずトレードするとやってしまう、うーむ。
人間の性格は変えられないな・・・、と思うと同時に、連敗がなければもっと資金は手元に残っていたよね、と気付き改めてトレードの奥深さに感じ入ってしまいました。
連敗しないことの大切さ
特に逆張り志向の方に言える事と思うのですが、FXで勝ちきるコツは連敗を避ける事、ココにあると考えています。
順張り派でも似たような所がありますが、両方やってみた結果、深い傷になるのは逆張り派です。順張りの場合は、連敗しても最終的にトレンドに乗っかればプラスになります。逆張りの場合、損切りしながらポジションを逆張りで追いかけると、例えばトランプ相場のようになると、取り返しがつかなくなります。
トランプ相場みたいなのが滅多にないかと言えば、小さいのはそれこそ月に何度かあっても不思議ではありません(デイトレベース)。よって日頃は良くても、時々大やけどして結局それまでの利益を吐き出してしまうことになります。
だからとにかく連敗しないこと。連敗を避けるルール作りがトレードでは必要不可欠。また個人的には、損切りの後で意地になって同じ方向のポジションを持たないこと。これをしなければ、過去の連敗の多くは避けられています。もう記録を見れば明白なんですよ。
損切の後で同じ方向にポジション持ってやられたりしてませんか?気付いてるなら、悪い事言わないので、意識的に早くやめたほうがいいですよ、ホント。
関連記事:FXで連敗したら行いたい2つのこと
トレード記録の取り方の工夫
今回過去のトレード記録を下記のような形で抜き出してみました。
「通貨ペア-エントリー時間-決済時間-損益pips」
上記のように過去のトレード記録を並べて見ると、どの通貨ペアでやられたか=連敗したかが一目瞭然です。さらにエントリー時間と決済時間が並んでいるので、損切りした後にポジションを追いかけて連敗する様子も手に取るように分かります。
勝ってる月で同じことをやって見ると、連敗の後に大勝して最終的にプラスになっているケースも結構あます。逆張り派としては当たり前の結果ながら、リスキーなトレードしてるな・・・、ともう少しエントリー方法考えないとダメね・・・、と再認識。
簡単に言えば、今の手法を若干アレンジして、要はもう逆張りを半分諦めてしまえばよい訳です。反転の第一波は狙わない。反転の第二波(エリオット的に言えば第三波)を取りに行くイメージ。これで多くの連敗を避けられるハズ。
エクセルでも良いのでトレード記録を取ること
トレードの記録取ってますか?今回再認識したのですが、トレードの記録取らないと、FXは上達しませんよ。
面倒ですか?確かに面倒ですが、記録を取ってそこから自分のトレードの弱点を見破らないと、いつまでたっても同じことの繰り返しをしてしまいますよ。簡単でよいので、トレードペア・エントリー時間・決済時間・損益程度は記録残しておきましょう。
本当はトレードの記録を取って、その記録を第三者に見てもらうのが一番効果あります。けどそんな環境にある方は殆どいないので、まずはトレードの記録を取って冷静な気分の時に客観的にそのトレード記録を眺めること。
何て下手なトレードだろう・・・、と思うのは当然として、エクセル上の売買記録を客観的に見て、気付くことがあるはず。
・連敗している
・一回の損切りが大きすぎる
・トレードの数自体が多すぎる
・特定の時間帯や曜日の負けが多い
・損切りと利益確定の比率が悪すぎる
・勝率が悪すぎる
・特定の通貨ペアでの負けがこんでいる等
自分のトレードを客観的にデータとして見る事ができる、という点が大切で、日々のトレード記録は手書きのノートでもいいんです。その手書きのノートから、上記のように・・・・を抜き出してエクセルで一覧表にしてみる。すると恐らく色々なものが見えてきます。
下手なトレーダーの成績をエクセルの表にすることで、エクセルから下手なトレーダーに対するアドバイスが浮かび上がります。
手法どうするか、といった問題の前に、目の前のエクセルから導き出されるトレードの改善策をまずは実行してみてください。コレ手法にかかわらず結構効きます。どんな手法を使っていても、恐らく引っかかる部分は最終的に似てくるので。経験者は語る・・・。
まとめ
過去のトレード記録を、「通貨ペア-エントリー時間-決済時間-損益pips」、という順番で並べ替えたら、見事に思っていた自分のトレードの弱点が浮かび上がり、こりゃダメだわ、と思ったのと、この方法意外によいかも、と思ったので記事にしてみました。
連敗を避けろ!、と言うのは簡単ですが、じゃあどうやって連敗を避けるのよ、というのは過去の連敗から学ぶのが一番早いです。同じような連敗のパターンに陥らないこと、これができれば少なくとも連敗を繰り返すことはなくなります。
そして過去の連敗から学ぶには、過去の取引記録をエクセルで簡単な一覧にして、アホなトレーダーの記録として客観視するのが一番です。エクセル見ながらなら、誰でもアドバイスできるので。
え?トレードの記録とってない?ならまずは記録を必ずつけるところから始めましょ。また殆どのFX会社は過去の記録を遡れるので、その記録をプリントアウトやデータ化して、簡単なエクセルにしてみましょう。それくらい出来ないと、FXでは勝ちきれませんよ。
連敗しなければ少なくともFXでは資金は減らなくなります。そしてFXはミスしたほうが負けるテニスに似た競技です。
まずは連敗をなくして、資金が増えもしないが減りもしない、または少しずつでも資金が増える段階まで進みましょう。
まずは過去のトレード記録をエクセルの簡単なリストにしてみませんか。そんなに難しくはありませんよ。そしてエクセルから沢山の気付きを得ることができますよ。
PS.連敗対策と同時に資金管理も導入しないと意味ありませんよ、詳しくは下記をどうぞ
・資金管理を踏まえたFXトレードを簡単に行う方法
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