8月の夏休み、12月の冬休みは相場の閑散期にも当たり、トレードを休みにしてしまうことで、日頃できないことに取り組む機会が得られます。
そんな時、利用しているFX会社の再検討をしてはいかがでしょうか?
最初に口座開設をしたFX会社をズーッと使っている方が案外多かったりしますが、自らのレベルやタイプに合わせて利用するFX会社は選ぶべきです。
トレードの長期休暇を利用して、FX会社の広い世界を除いて、自らに最適なFX会社を探してみることをオススメします。
概要
ノートレードの長期休暇はFX会社の再検討をする絶好の機会
8月や12月は為替市場も値動きが緩慢になるため、管理人は基本的にトレードをやめています。何せ動かない市場でトレードしても、資金とメンタルをすり減らすのみ。それならいっそのことトレード止めてしまったほうが気が楽です。長めの休みを取って、気力を充実してトレードに復帰したほうが、生産的です。
ノートレードの期間は勉強等々、色々とこれまでできなかったことにチャレンジできます。新しい手法の検討や検証も出来ますし、トレード商品自体変える検討だってよいと思います。
そして相場が動かずにノートレードの期間に簡単にできてオススメしたいのが、利用しているFX会社の再検討。最初に口座を開設したから等、何となくの理由でFX会社を決めていませんか?
GMOクリック証券とDMM.com証券一辺倒から一度離れてみては?
FX初心者の方に話を聞いていると、非常に多いのがGMOクリック証券とDMM.com証券の利用者。
矢野経済研究所が発表しているFX会社の調査でも、両社の口座開設者数は抜きん出いてるので、FX初心者の方がいずれかで口座を開設してそのまま利用しているのは当然です。
ただしGMOクリック証券とDMM.com証券は、いずれも取引は10,000通貨単位です。数万円の資金でトレード可能であり、一見すると初心者でも充分対応できるFX会社なのですが、もし10,000通貨単位での取引経験しかないようなら、もう少し視野を広げるべきと考えます。
10,000通貨単位のトレードは、大きな損切りや大きな損失に繋がる可能性が高いです。1Lotで100pipsの損切りしたら、USD/JPYで1万円の損失です。5万円入金していたら、20%やられることを意味します。正直、損切りとしては深すぎです。
10,000通貨単位のトレードは資金管理に意識が向きにくい、という欠点があります。管理人もFX初心者の頃、一貫してGMOクリック証券を利用していましたが、殆ど資金管理の意識を持っていませんでした・・・。資金管理はFXトレードで生き抜くためには、必要不可欠な知識です。その資金管理の意識が持ちにくい10,000通貨単位のトレードは、中級者以上になってからでも遅くはありません。
資金管理ってなに?、という方もおられるかもしれません。そんな方は、下記の記事をご参考ください。
関連記事:資金管理を踏まえたFXトレードを簡単に行う方法
1,000通貨以下でトレードできるFX会社が複数存在している
日頃トレードしていると、なかなか利用するFX会社を変える、という意識は持ちにくい所。ただし夏休みや冬休みというトレード中止期間は、利用するFX会社の再検討を行う絶好の機会です。
世の中はGMOクリック証券やDMM.com証券のような、10,000通貨単位のトレードの会社ばかりではありません。1,000通貨単位以下でトレードできるFX会社も多く存在しています。かつては10,000通貨単位のトレードが主流でしたが、現在は1,000通貨単位でトレード可能なFX会社のほうが多い状態です。
1,000通貨単位なら数千円から1Lotのトレードが可能です。そして投資資金に応じた資金管理を行いながら(損できる金額を計算しながら)の取引も容易です。
資金管理の観点からは、50,000円の投資資金があったら1回のトレードで損できるのは多くて2,500円、投資金額の5%です。1,000通貨単位以下のトレードでないと、数万円の投資資金では資金管理をしながらのトレードは実質的にできません。
数十万円単位で入金すれば10,000通貨単位でのトレードでも資金管理は可能ですが、最初の段階で多くの資金をFX口座に入れるのはオススメしません。多分負けてなくなりますので・・・。
GMOクリック証券は長く使っていたので分かりますが、大口の注文でも問題なく約定する優秀なFX会社です。ただし10,000通貨単位でのトレードにならざるを得ないので、中級者以上のレベルになってからの利用を個人的にはオススメします。
DMM.com証券も同様で、口座開設キャンペーンで最初に口座を開設してそのまま利用している方が多い印象を受けます。明確な理由があれば別ですが、何となく最初に口座を開設したから、という理由で利用しているなら、休みの間に1,000通貨以下の単位で取引できるFX会社の利用も検討すべきではないかな、と考えます。立ち止まって考えられるのは、長めの休みの時だけなので。
1,000通貨以下で取引できるオススメのFX会社
1,000通貨以下で取引ができてオススメできるFX会社をピックアップしてみました。
マネーパートナーズのnano口座
管理人的にはFX初心者に最初にオススメするのがマネーパートナーズのnano口座。100通貨単位での取引が可能です。通常のパートナーズFX口座は10,000通貨単位ですが、パートナーズFX口座に口座開設すれば、特別な手続きなくnano口座の口座開設ができます。
100通貨単位なら、1,000通貨単位よりも柔軟な資金管理を行いながらのトレードが可能です。また口座開設するともれなく1,000円がもらえるので、1,000円を種銭にしてのトレードも可能です。
・マネーパートナーズの詳細を見てみる
関連記事:マネーパートナーズなら口座開設で1,000円が必ずもらえる!
FXプライムbyGMO
FX業界No1の会社はGMOクリック証券ですが、子会社のFXプライムbyGMO(以下、FXプライム)も同様のFX事業を展開しています。
FXプライムはGMOグループの企業ながら、1,000通貨単位での取引が可能です。よってGMOグループで初心者が最初に口座開設するなら、GMOクリック証券より寧ろFXプライムをオススメします。
GMOクリック証券はトレード環境の提供に特化している会社ですが、FXプライムはセミナー開催やレポート配信にも力を入れており、初心者が学びを得られる多くのコンテンツを有しています。管理人的には火曜に更新される松崎美子氏の動画は必見と考えています。
関連記事:ユーロやポンドの取引するなら必見!FXプライムの松﨑美子氏の週1の動画が役立つ
1,000通貨単位でトレードしつつ、尚且つFXで勝つための方法論をセミナーやレポートで学ぶことができる、優れた環境をFXプライムは用意しています。
FXで勝ちきるためには勉強も大切。FXプライムはFXの勉強コンテンツ豊富なので、GMOクリック証券やDMM.com証券のようにFXの取引環境の提供に特化する会社に慣れていると、コンテンツの豊富さに驚かされるFX会社ともいえます。
まとめ、広いFX会社の世界を見るのだ!
FX初心者の方は案外律儀な方も多くて、最初に口座開設したFX会社をズーッと使っている方も多いです。そしてそれが10,000通貨単位の会社が多かったりします。
FX会社も種類が多いので、自分の取引スタイルにあったFX会社を本来選ぶべきです。またレベルに応じてFX会社も使い分けるべきです。
普段トレードしていると、なかなか利用のFX会社について振り返る機会はありませんが、夏休みや冬休みなど相場の閑散期は、使っているFX会社について振り返るよい機会となります。
このタイミングで利用中のFX会社を再検討してみませんか。もし律儀に最初に口座開設したFX会社を使い続けているようなら、外の世界を見てみるよい機会になりますよ。
最終的に最初から利用しているFX会社に戻っても全然構いません。各社の特色を見た上で、自分のレベルや取引スタイルに合ったFX会社を選んでみてはいかがでしょうか。
当記事の関連記事
・8月にFXトレードがオススメできない簡単な理由