FX会社の選択は、株式投資の際の証券会社の選択よりも遥かに重要です。
特に何の考えもなく同じFX会社を使い続けている投資家が特に初心者に多いのですが、そのFX会社を使っている理由は何ですか?チャント答えられますか?
特に理由がないなら、一度そのFX会社が自分にマッチしているかジックリと考えてみるべきです。FX会社なんて全部同じと思っているようなら、正直FX投資家としてはまだまだ。自分のタイプに合ったFX会社を探してはいかがでしょうか?
シックリくるFX会社を使うことは、ストレスのないトレードにも繋がります。ただでさえ損切にあうとストレスが溜まるFX、環境面でストレスは溜めたくないものです。
FXトレードするなら自分のタイプにあったFX会社を選ぶことで、ストレスなくトレードして勝ちたいものです。広い視野でFX会社を見てみませんか。
概要
特に意識せずに同じFX会社をそのまま使っている傾向がある
FXを始めよう、と思ってまず最初にどこかの会社に口座開設をします。そのFX会社って殆どのケースで大手の有名どころ。
好みの問題はあるものの大手はさすがに変なサービス提供するケースは少ないのです。しかし大手でなくても、中堅クラスで大手以上のサービスや投資家の個性にピタッとくるサービスを提供しているケースも少なくありません。
特に初心者段階の場合、最初に口座開設したFX会社でそのまま何も考えずに取引するケースが多くて、実は特に資金管理を考えると大手は不利になるケースがあります。
先日、証券会社の口座も色々試したほうがいい、というツイートを見つけて、FX会社も同じですよん、とリツイートしたら思った以上に共感を得たようです。
FXも同じだよなぁ。最初に作ったFX会社で何も考えずにトレードしてる人、案外多い。自分もそうだったので・・・。 https://t.co/EH5u0fEil8
— 仮想通貨と為替の日々 (@Fxchatora) 2018年10月16日
初心者の段階からFX会社は色々触ったほうがいい、と管理人は考えています。多少なりともトレードがうまくなると、FX会社試すの面倒になるのとお試しトレードする時間がもたいない・・・。であれば最初のそんなに枚数張れない時にこそ色々なFX会社試してみるべきではないかと。
そんな訳で、管理人がこれまで利用してきた各FX会社について、実体験に基づく感想を書いてみます。全FX会社の口座を持っている訳ではありませんが、10年以上の経験で結構な数の口座を持ってまして、ガッツリとトレードした会社から、お試しトレードの会社までいろいろあります。
お試しのところはサービス内容の紹介が中心になるとは思いますが、面白いサービスを提供している会社もあるのでご参考ください。
GMOクリック証券
恐らく過去最も利用したFX会社です。まぁ世界No1の取引量を誇るFX会社であり、大口の注文でも問題なく通ります。上級トレーダーになっても問題なく利用できる会社です。
サービスとしてはトレードする、という観点では極々普通。情報面は正直不足してますが、テクニカルなら別途mt4を走らせている方が殆どだと思うので、問題ありません。要はトレードに特化した形のFX会社です。
以前は滑りがひどかったのですが、近年は滑りも以前に比べると我慢できる範囲です。大口トレードするなら、多少の滑りは我慢しなさい、という感じ。
全体的にオーソドックスなサービスを提供しており、良くも悪くも最大手のサービス内容だよね、という印象。
ただし1ショット10,000通貨からのトレードなので、正直初心者にはオススメできません。せめて初心者を卒業してからでないと、最初の段階で為替市場に多額の勉強代支払うことになりかねません。
株式投資もCFDも同じ口座からできるため、非常に使い勝手はよいのですが、FXをこれから始める、という方は、いくら世界No1のFX会社で安心感があって新垣結衣がCMしているからといっても、別の会社から始めたほうがいいのではないかと思います。
FXプライムbyGMO(GMOグループ)
GMOグループが持っている、別のGMOクリック証券とは別のFX会社。元々伊藤忠系のFX会社で上場していた会社を、GMOクリック証券が買収してグループ会社化しています。
FXプライムbyGMOの特徴は何と言っても1,000通貨単位での取引が可能、という部分。同じGMOグループでもGMOクリック証券は10,000通貨単位であり、初心者が同じGMOグループのFX会社を利用するなら、同社の利用がオススメです。
元は伊藤忠グループとはい別のFX会社だった、と言う事もあり、GMOクリック証券にはない様々なサービスを展開しています。個人的にはGMOグループで1,000通貨から取引可能、という点が最大の特徴とは思いますが、スワップ投資に力を入れている、無料で高機能な未来予想チャートが利用できる、セミナーが充実している、大口トレーダーが利用している、という特徴もあります。
新興国通貨中心に同社を始めスワップポイントを高めに設定してスワップ投資に力を入れるFX会社が最近増えましたが、同社がその先駆け的な存在です。
大手のGMOグループで、1,000通貨単位でトレードが可能で、スワップ投資にも力を入れており、実は結構使い勝手の良いFX会社です。また大口投資家が利用しているFX会社でもあり、安心して且つ様々なシーンで利用可能なFX会社と言えます。
FX初心者が最初にGMOクリック証券で取引しているなら、FXプライムに一旦移行して、その後に再度GMOクリックに行くのがよいのではないかな、と思います。
DMM.com証券
管理人はあんまり利用したことないのですが、聞いてみると意外なほど初心者に浸透しているのがDMM.com証券。今はそんなに見かけませんが、以前はTVCMとか街中で広告を良く見かけたので、その影響でしょう。そして取引量はGMOクリック証券について世界No2の堂々たるFX会社です。一時はGMOより上だった年もあるくらい。
基本的にはGMOクリック証券と類似のサービスです。今は株式取引もできるようになっています。
使い勝手は正直そんなに利用していないのでコメントしませんが、GMOと同じく10,000通貨からのトレードとなるので、初心者が最初に利用するFX会社としてはどうかと。
口座開設のキャッシュバックに引かれて初心者が最初に口座開設するっぽいのですが、やはり10,000通貨からの取引と言う点がネックと考えます。
GMOかDMMのどちらがよいかと聞かれれば、お好みでどうぞ、の世界ですが両社ともに10,000通貨からのトレードとなります。よってトレードに自信が持てるようになってから使ったほうがよいFX会社です。
ちなみにFXだけでなく株やCFDも取引可能です。取引環境としてはホント今やGMOに匹敵する環境を持っています。
外為ジャパン(DMMグループ)
GMOグループとDMMグループは各所で似ている部分がありますが、DMMも子会社でFX会社を持っています。それが外為ジャパンです。FXプライムが元々別の会社をGMOグループが買収したように、外為ジャパンも元々別の会社であったものをDMMグループが買収して現在に至っています。
GMOグループのFXプライムと、DMMグループの外為ジャパンは位置付けが似てまして、親会社は10,000通貨からのトレードに対して、子会社は1,000通貨からの取引です。よって外為ジャパンはDMMグループながら、1,000通貨から取引が可能です。
DMM本体はあまり使いませんでしたが、外為ジャパンはUSD/CADの取引の際にボチボチ利用してました。枚数が増えると約定が遅くなるのは他社と傾向が似ている事を除くと、オーソドックスなサービス内容です。
タマに少ない枚数で発注しても約定しない事があるので、ココは評価が分かれます。変なレートで約定しないので、管理人的には高評価。約定できない時は、約定できません、という表示がでて、変なレートで約定しないので、安心して大きいロットでもトレードできます。
DMM子会社でマイナーなFX会社ですが、USD/CADやUSD/CHFの取り扱いがあり1,000通貨から取引可能でもあり、そんなに知られてないものの意外に使えるFX会社です。大きいロットでの取引はしていませんが、少なくとも50,000通貨までなら問題なく約定もできます。
下記サイトから口座開設して10,000通貨分のトレードをすると、フィボナッチの解説書ももらえるので、ご興味あればどうぞ。
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SBI-FXトレード
ネット証券最大手SBI証券(SBIホールディングス)グループのFX会社。ちなみにGMOクリック証券は1つの口座内で株式取引もFXも可能ですが、SBI証券の場合、SBI-FXトレードは別の口座になるので、別途口座開設の必要があります。SBI証券自体もFXサービスやっていますが、サービス的にSBIトレードが圧倒的に便利です。
同社の特徴は何と言っても1通貨から取引可能という点。GMOやDMMは10,000通貨単位で、取引数量を増やすのに数万円単位で資金が必要となりますが、同社は資金の増減に応じて柔軟に取引数量を調整することができます。資金管理を意識したトレードするなら、まずは同社を試すことがオススメです。
関連記事:資金管理を踏まえたFXトレードを簡単に行う方法
大手ネット証券グループで信用力も抜群ですし、大口の注文も問題なく入ります。指標発表字のスプレッドの広がり方も、マイルドで許容範囲なのでここ最近よく利用するFX会社です。
通貨ペア数も26通貨ペアと多く、USD/CADの取り扱いもあるので重宝しています。また1通貨からの取引を活かして、積立FXという小額の、積み立て型のFX投資も可能です。
欠点は朝1時間システムメンテナンスで取引ができないこと。メンテナンスの時間に相場が急変するリスクがあります。以前はwebのトレードシステムが今ひとつでしたが、秋に新システムに移行して、随分使いやすくなりました。
ネット証券系でお堅いイメージがあるためか、GMOやDMMに比べるとあんまり初心者の方で使っているのは見たことがありません。ただしSBIグループとしての安心感があり、1通貨から小額でトレード可能なので、初心者の場合はまずは同社で資金の増減に応じてポジションコントロールしながらの取引がよいのではないか、と思います。
マネーパートナーズ(nano口座)
マネーパートナーズHD<8732>として東証1部に上場しているのがマネーパートナーズ。中堅FX会社で、業界の老舗企業とも言える存在です。
大口やベテラントレーダーが利用するFX会社として知られています。同社の特徴はサクサクト注文が入る、スピード感。発注して約定するまでアッという間であり、殆ど滑りません。この約定力はいつトレードしてもストレスを感じず素晴らしいと思います。
ただし通常口座の取引は10,000通貨単位であり、GMO・DMM同様そのまま初心者が使うにはオススメできません。
ただし同社はnano口座という100通貨から取引可能な口座があります。同社の通常口座を開設したら、スグにPCからの手続きのみでnano口座は開設可能です。
SBI-FXトレードでトレードの損益を1通貨単位に落とし込んで、資金管理せずとも100通貨でも充分対応します。
通常口座同様、サクサクと注文も入るので使い勝手は非常によりです。またこれまで1回100,000通貨までとポジションの上限が決められていましたが、10月から1トレード当りのポジション上限も廃止されました。よって大口取引をするベテラントレーダーでも同社nano口座は充分使える存在となりました。
SBI-FXトレード同様に朝方にメンテの時間があるのが欠点といえば欠点ですが、朝はトレードしない等で気にする必要がなければ、同社nano口座は非常に使い勝手の良いFX階会社となります。
また近頃、スワップ投資を行う投資家の獲得に注力しており、新興国通貨のスワップポイントが高めに設定されています。よってスワップ投資家としても100通貨から投資可能な、使い勝手のよいFX会社となります。
尚、ヒッソリと金と銀のCFD取引もサービスを提供中です。
ヒロセ通商及びJFX
FX会社中堅のヒロセ通商は子会社としてJFXも運営しています。両社はほぼ同一のシステムを提供しています。よって同じ項目で解説します。
ヒロセのライオンFXは管理人、多通貨トレードしている期間が長かったので、50通貨ペアの取引可能なライオンFXを長く利用していました。
大きい枚数入れると(100,000通貨以上)約定が鈍くなる等のデメリットはあるものの、1点を除くと我慢できない不満はありませんでした(過去形、詳しくは後述)。
1,000通貨単位でトレードできますし、スプレッドも狭い。更にトレード量に応じて食料品のプレゼントがもらえるので、管理人も相当助かりました。冷凍食品にパスタと、保存が効く食品がもらえるので、どれだけ家計に助かったか・・・。食品目的にヒロセやJFXで取引してるトレーダーもいると耳にしたことがありますが、分かります。
ただしヒロセは指標発表の前後に、他社に比べると著しくスプレッドが広がります。コノ点が、どうしても管理人としては我慢できませんでした。OCOで損切り入れてると、スプレッド広がった時に、約定するはずのないレートで約定している・・・、取引ロットが大きいと、ホント泣けます・・・。
その後、スプレッド拡大時の逆指値にかからないシステムが導入されたので(確か今年2018年入ってから)、今はスプレッドが広がっても意味なく損切りには合わないようになっているようですが、それでも指標の前後は他社に比べるとスプレッドが広がる傾向にあります。
短期やスイングでも長めなら、指標の前後のスプレッド拡大も影響はありませんが、管理人のスタイル(短めのスイング~長めのデイトレ)はモロに影響を受けるため、使わなくなったFX会社です。
ただしJFXは今やmt4が使えるので、チャート確認用で利用しています。また小林芳彦氏のツイッターをmt4に表示できる機能はなかなか面白いので、JFXの口座開設してmt4を見るのはなかなか使えます。
あとヒロセとJFXいずれも、時間指定決済ができるので、損切りが出来ない方は、時間指定決済でどこかの時間で必ず決済するようにすれば、ズルズルと含み損が膨らんで切るに切れない・・・、という事態を避けることができます。
時間指定決済は思った以上に使える決済方法なので、まだ損切りができない・・・、という方はお試しください。
サクソバンク証券
海外では一定の知名度を有しているサクソバンク証券ですが、日本では知る人ぞ知る存在です。管理人は為替オプションしようと思っていたのですが、結局アービトラージ用の口座になっています。
知る人ぞ知る存在で、正直取り扱いが若干面倒な面がありますが(特にアプリ)、使って気付いたのですが、優秀なFX会社です。
世界的な会社なのに、1,000通貨からの取引単位と言うのがまずは驚き。そして約定力は大ロットでも問題ありません。
通貨ペアも158通貨ペアととびぬけて多くスプレッドも狭いので、非常に利用価値のあるFX会社です。更に非常に多くのCFDに加えて、株式の取り扱いもあるので(CFD形式もあり)、サクソの口座1つで世界中の金融商品のトレードが可能です。
システム的なとっつきにくささえ我慢できれば、非常に使えるFX会社です。月曜は朝の4時から取引可能であり、特に週をまたいでポジション持ち越す方にオススメのFX会社です。
最初のとっつきにくささえクリアできれば、長期に渡って付き合うことができるFX会社です。
セントラル短資FX
実は口座は持っているのですが、トレードしたことがないのがセントラル短資FX。トレードしていないので実体験ベースではありませんが、同社は日銀系のFX会社で非常に信頼できるFX会社です。
個人的には松崎美子氏が週1回同社にレポートを寄稿しており、レポートを楽しみにしているFX会社。
また同社に口座開設するとトレーダーの志摩力男氏のメルマガが無料で3ヶ月読むことができます。
松崎氏のレポートに加えて志摩氏のメルマガと、ファンダメンタル重視のスタイルであれば、非常に重宝する内容です。ファンダメンタル重視の王道的なトレードスタイルを取るなら、セントラル短資FXに口座開設してトレードしてはどうかな、と思います。
mt4の取り扱い会社、OANDAやForex.comやFXTF
数年まではEAを使ってた時期がありましたが、現在はEAを使ってないので、何とも使い勝手はいえません。
ただしmt4で裁量トレードする方がいるかどうかは分かりませんが、そんなにいないのでは?
その昔、海外口座でmt4利用して裁量トレードしていた時期がありましたが、その経験で言えばmt4のシステムでそのまま裁量トレードするのは、ホントやりにくいです。短期トレードの場合、発注でマゴマゴしているのは命取りです。
Mt4で裁量トレードするなら、別途システム入れることをオススメします。管理人が利用していたのはmt4発注君。そんなに高いものではないので、もしmt4で裁量トレードするならmt4発注君の導入は管理人としては必要不可欠と感じています。
ちなみにmt4発注君を導入すると、何とmt4で時間指定決済ができるようになります。時間指定決済のためだけに、mt4で裁量トレードするという選択肢も“あり”と思います。
EAの良し悪しは何とも言えないのですが、少なくともmt4で裁量トレードするなら「mt4はっちゅう君」は税込み1,000円で使って損はないツールです。
その他の有名なFX会社
楽天証券は2016年3月に発生したスプレッド1500pips事件の印象が強すぎて、使ったことありません・・・。
みんなのFX、ひまわり証券も以前は使っていたのですが、最近は全く縁がないので、コメントできません。みんなのFXは無料の動画セミナーが多いので、暇な時にYoutubeでアップされている過去のセミナー動画見ています。
あとYJ!FXは口座すら持っていません。サイバーエージェントFXの時代から知ってはいましたが、縁がなかったんです・・・。
証券会社以上にFX会社の選択は真剣になる必要がある
株式投資の場合、売買の注文は最終的に国内なら東京証券取引所で約定がなされます。よって証券会社は投資家の注文を取り次ぐだけで、売買の公正性は半分お役所の東京証券取引所が保証しています。
よってどの証券会社を使おうとも手数料の違いはあっても、その取引の公正性に疑いを挟む余地はありません。ただし実は証券会社でも注文のスピードに早い・遅いがあったりして、特にシステムトレードする場合は、証券会社の注文スピードで成績が結構変わります。A証券会社は約定できて、B証券会社は約定できないというケースが出てくるので。よって株式投資を行う際に、注文スピードにこだわって証券会社を選ぶ投資家も実際には存在します。
ひるがえってFXですが、FXは株式取引のように公的な性質を持った取引期間を通じての取引ではありません。各FX会社が自らの顧客の注文を会社の中で繋いでいるイメージ。取引している銀行に顧客の注文レートを提示して、最も条件のよいレートを提示している銀行に約定させる、そんなイメージです。ただし取引所経由ではないので、注文を繋ぐ前にFX会社が何かしらの価格の操作をすることも正直可能です。直接市場に注文を繋ぐ方式がNDDと呼ばれる方式ですが、いくらFX会社がNDDを採用、と言っても、なんちゃってNDDのケースも正直あります。統一基準がないので、昔の畳と一緒で、統一基準がなくて一畳と言っても大きさが実はバラバラ、みたいな所があります。
よって本来FXトレードを手掛ける場合、FX会社の選定は株式投資の証券会社以上に慎重に行う必要があります。
確かに低いスプレッドのFX会社は魅力的ですが、カタログ性能通りに本当にそのスプレッドで約定できるのか、という視点は必要不可欠。そして最後のところは、自分で試してみるしかありません。それも可能であれば100,000通貨までと100,000通貨以上の2パターン。
少ない通貨数なら問題なく公表されたスペック通りに約定できていても、100,000通貨を超えると約定が遅くなったり、すべったり、約定拒否が多くなったり(←できない注文は受けない、ということで良心的だと思います)と、それまでは見られなかった現象が発生するFX会社もあります。
100,000通貨なんてとてもじゃないけどトレードしない、というのであれば、そんなに気にしなくてもよいかもですが、50,000通貨でも同様のケースがあります。
個々人のトレーダーとFX会社の相性もある
あとベタな所ではFX会社との相性ってあります。勝てる・勝てないは努力と経験によるので、このFX会社は勝てない!、というのと超短期のスキャルピングを除くと、FX会社に原因があるケースは少ないと言えますが、どーもこのFX会社は合わないなー、というのは出てきます。
個人的なところでは、ヒロセ通商のライオンFXは約定するとライオンなので「ガオー」と言うのですが、あの「ガオー」という音がホント苦手。身震いすると言うか、ドキッとしてダメなんです・・・。GMOクリック証券の「チーン」という約定音が苦手な方もいて、それは管理人は大丈夫です。人それぞれなんですが、特定のFX会社の約定音を苦手とする方が多いです。ま、設定で約常音はONとOFFができるケースが多いのですが、約定音が1つの例ですが、個々人で合わないFX会社ってありますよ、ホント。
だからFXトレードする場合、最初に口座開設したから・・・、と特に考えもなしに同じFX会社使い続けるのはよくなくて、どのFX会社が自分には合うのかを、チャント自分の目と耳とトレードで試してみる必要があります。
何となく1つのFX会社を使い続けていませんか?それで勝てているなら問題はまだ少ないのですが、それで勝てていないようなら、色々なFX会社試してみることをオススメします。とにかくFXは株式投資以上に、利用するFX会社の選択が大切です。
・FX会社との相性って意外にバカにならないので、色々と試してみる事が大切
最初の段階でオススメしたいFX会社
トレード手法や経験値によってマッチするFX会社が違ってくるのですが、まずは最初の段階でオススメしたいFX会社を取り上げます。
FX初心者が最初の段階で利用をオススメするのはSBI-FXトレードとマネーパートナーズのnano口座。
資金管理の記事をはじめ、資金管理の重要性を複数の記事にしていますが、SBI-FXトレードは1通貨単位で、マネーパートナーズのnano口座は100通貨単位でトレードできるので、資金量に応じて取引数量を柔軟にコントロールしながらのトレードが可能です。
朝方に取引できない時間をどう考えるか、という問題はありますが(余計なトレードせずにすむので、よい、と管理人は思っています)、約定力も問題ないので初心者も安心して利用できるFX会社です。
マネーパートナーズは通常口座もnano口座もサクサク注文が通るので、その後に別のFX会社を利用すると、なぜ注文がスムーズに通らない?、と不思議に思う事が発生します。FX会社全体で言えば、マネーパートナーズのほうが特殊ケースです。けどそれも、色々なFX会社触らないと分かりませんよね。
当サイトも口座開設のアフィリリンクを張ってあります。だからホントかなぁ?、と疑ってみるスタンスを取っても大丈夫。疑って色々なFX会社を使って、自分に合ったFX会社を見つけることが、何より大切ですので。
けど初心者の段階で10,000通貨単位のFX会社に固執する必要は全くない、これだけは断言できます。
サクソバンクが思った以上に使える
この記事を書いている2018年10月時点でサクソバンクをアービトラージ始めた関係で利用していますが、思った以上に使えて驚いています。
正直とっつきにくいシステムで、注文入れるときに今もとまどう事があるのですが、スプレッドも狭いですし、約定力も問題ありません。
月曜も朝3時から取引できるので、週をまたぐポジションを持つトレーダーも安心できる取引環境です。
取引ツールが重い、他のFX会社と表示スタイルが様々な部分で異なる等、慣れが必要な部分もあります。それでも意外に使えるなー、と久しぶりに思ったFX会社なのでご紹介まで。
まとめ
FXトレードについては、手法が語られるケースが殆どです。ただし手法だけでは勝てないことは、当サイトの様々な記事で指摘して参りました。
メンタル、資金管理、立ち回り方等々がFXで勝ちきるためには必要で、手法は構成要素の重要なパーツではありますが、パーツの1つです。
そしてFX会社の選択も、実は思った以上に大切です。特に初心者の場合は。経験を積むと、合う・合わないもツールなどを触ると分かるのですが、最初の段階は経験値がないので、正直なーんにも分からないと思います。
せめて10,000通貨以下でトレードできるFX会社の利用を、最初の段階ではオススメします。10,000通貨単位でトレードしてると、おそらくアッと言う間に追加入金迫られることになるので・・・。
様々なFX会社を使ってきましたが、まだ使い切れてないFX会社もあります。よって紹介していないFX会社の中にもよい会社はあります。だから最終的には自分の目と耳とトレードの感触で良し悪しと合う・合わないを判断する必要があります。
最初に口座開設したから等の理由で、何の考えもなしに何となく同じFX会社を使い続けているのはモッタイナイです。新しい外の世界を見てみませんか。案外、新しい道を発見できるかもしれませんよ。
自分の性格やトレードスタイルに合ったFX会社を見つけるような努力もしてはいかがでしょうか。
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