ヒロセ通商を利用してFXトレードする際の最大の欠点は、スプレッドが急拡大する、というもの。指標前後のみならず、通常時もタマに発生します。
ヒロセ通商利用時にスプレッド拡大でやられないためには、「BID判定買(ASK判定売)逆指値注文」の利用が必須です。
その昔、ヒロセ通商から毎月段ボール箱で食料品をもらっていた管理人が、ヒロセ通商の利用上の注意点などを解説します。
概要
ヒロセ通商の最大のデメリット、スプレッドの拡大
その昔、スキャルピングを一生懸命やってた頃、オマケの食料品を半分目的にしてヒロセ通商でトレードしていた時期があります。毎月、段ボール箱でパスタやら冷凍食品が届くんですよ。食事代、相当助かりました。
ただねスキャルピングは自分に合わないわ、という結論になり、もう少し長めのトレードをヒロセでするようになって気付いたことがあります。
それは、“急にスプレッドが拡大して逆指値に引っかかって損切りになることがある”、ということ。指標の前後は当然として、通常の時でもタマにあるんですよ、コレが。ナンジャこれ、と思ったことが何回かあってチョット調べてみると、特に指標の前後のスプレッドがえげつないことがあったので、その後管理人はヒロセを卒業しました。(スキャルをやってた頃は、指標の前後は完全にスルーしていた)
10枚以上の大きい注文でもそこそこスムーズに入り(けどマネパのようにサクサクという感じではない)、取り扱い通貨ペアも多くて気に入っていたのですが、どうしても何でもない時のスプレッドの急拡大が許容できませんでした。。。
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ヒロセのスプレッド急拡大、まだやってたのか・・・
先週、下記のツイートしたら珍しく数多くのいいねやリツイートをいただきました。
ヒロセは昔から比較的あるよね。まだやってるんだ、という印象。特殊な逆指値注文入れると、被害は避けられるんだけど。 https://t.co/c1cI4IAsOm
— テクニカルで為替な日々 (@Fxchatora) August 13, 2019
著名ブロガーのマナブ氏がFXにチャレンジする中で、ヒロセを利用中に急に損切りがなされた話ですが、昔ヒロセを使っていた身からすれば、まだやってたのね・・・、というのが正直な感想です。
その後、ヒロセはIPO(株式上場)もしており、多少は改善したんじゃないかな、と思っていたのですが、状況としては以前とそんなに変わりはない様子。うーむ。システムやビジネス的にやめられないのかもしれません、深い事情は知りませんが。
ここがFXの難しい所ですね。株や先物の場合は、取引所で板が開示されているので仲介会社が意図的にレートをずらすと、それこそ金融庁に叱られます。FX会社は取引所がなくて、個人トレーダーは対FX会社と取引しているので、レートずらしがあっても許容される部分がありますので。
ヒロセ通商を利用するなら「BID判定買(ASK判定売)逆指値注文」のマスターは必須
ヒロセ通商はしばらく利用がないと、定期的に利用再開しませんか、的にDMが送られてきます。
そのDMで知ったのですが、その後ヒロセ通商ではスプレッド拡大対策として、スプレッド拡大時に逆指値注文が刺さらないようにする「BID判定買(ASK判定売)逆指値注文」を導入しています。
詳しい説明は同社のサイト(https://hirose-fx.co.jp/category/order/025.html)をご覧いただくとして、要は一時的なスプレッドの拡大は逆指値注文ではスルーする、というもの。正直、こんなことしなくても素直にスプレッド拡大をせめて他社並みにしたらどうだろう・・・、と思ったのですが、それでも自社のスプレッド拡大に自社で対応策を講じたことは画期的ではあります。
その後、管理人は実験的にヒロセは使っても、ついぞメインで使うことなく現在に至っていますが、「BID判定買(ASK判定売)逆指値注文」の活用はヒロセでトレードするなら必須と考えます。
正直面倒ですよ、けどねそのひと手間がポジションを救います。そしてヒロセの最大のデメリットともいうべきスプレッドの拡大をカバーします。ヒロセでトレードするなら、小額でも必ず「BID判定買(ASK判定売)逆指値注文」は利用するべきではないかと。
ヒロセの「BID判定買(ASK判定売)逆指値注文」が面倒ならマネパのnano口座を使ってみては?
ヒロセ通商を利用してトレードするなら、「BID判定買(ASK判定売)逆指値注文」の活用は必須と考えます。ただし面倒・・・、と思うのが人情。別にヒロセにこだわらないなら、他のFX会社の活用も検討するべきです。
もしヒロセから別のFX会社に乗り換えるなら、トレードレベルにもよりますが、初心者から中級者レベルまでならマネーパートナーズのnano口座がオススメです。マネパのnano口座は100通貨から取引可能で資金管理がしやすく、また約定力も高いです。実は以前のnano口座はスプレッド拡大しません宣言をしていた程(今はそうではない・・・)。早朝や大型の指標発表前後はスプレッドの拡大はありますが、他社並みもしくは狭いので、少なくともヒロセでのスプレッドの急拡大問題は解決可能です。
関連記事:マネーパートナーズなら口座開設で1,000円が必ずもらえる!スワップ投資の種銭にどうぞ
他にもSBI FXトレードも悪くないのですが1通貨単位のトレードは計算が案外面倒、サクソバンク証券は1,000通貨単位でヒロセ以上の取り扱い通貨ペアでヒロセの代替となりえますが、海外系のツール使いにくい・・・。けどツールの使い勝手の問題を気にしないのであれば(そのうち慣れます)、一定のレベルの方にはサクソバンク証券がオススメです。
サクソバンク証券は初心者から中級者には若干敷居が高いイメージがありますが、1,000通貨単位でトレードできるので最初から慣れてしまう、という判断もあり。興味があれば、まずは口座開設だけでもしてはいかがでしょうか?
関連記事:サクソバンク証券のFXトレードの感想、思った以上に使える~1,000通貨単位でトレード可能で月曜3時から取引可能でリスク管理に優れる
まとめ
株や先物と違ってFXは取引所や板がなく、基本的に取引相手がFX会社なので、投資家はある程度FX会社との戦いの側面があります。(ちなみにバイナリーオプションは100%取引業者との戦いです)
だから株や先物と違って、FXの場合は取引する業者の選択は重要度が全く異なります。スプレッドにばかり目が行きますが、USD/JPYやEUR/USDはもうどの業者もほぼ同レベルなので、メジャー通貨のトレードなら、スプレッドを無視してでも安心して取引できる環境を提供しているかどうか、に注目するべきです。大口取引するなら当然のように持っている視点ですが、最初の段階だとなかなか持てない視点なんですよ。
さすがにFX業界も変な業者は淘汰された感がありますが、それでもタマに変な挙動を見せるFX会社はあります。
FXするなら安心して取引できる環境を提供しているFX会社を選びましょ。1つの会社に固執せず、色々試してみることをオススメします。
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