自ら投資会社を経営しており、受講中の「実戦トレーディングカレッジ」の運営にも携わる吉中晋吾氏がTOCOM(東京商品取引所)のセミナーに登壇。「トレーディングカレッジ」で何度か吉中氏に質問もしている管理人、前から一度機会があれば直接話を聞いてみたい、と思っており、せっかくの機会と思いセミナーに参加して参りました。
トレードの実践的な内容で、高度な内容のセミナーでしたが得るところ大でした。大阪から東京まで足を運んで参加したセミナーの参加記を記してみました。
概要
東京商品取引所(TOCOM)にTSRが新規上場
東京商品取引所(TOCOM)にゴムの新しい商品としてTSRが10月9日に上場。TSRの新規上場を記念して、TOCOMがセミナーを開催しました。
9月には東京と大阪でセミナーを開催。ただしどうしても聞きたい、というセミナーはなくスルーしました。しかし10月のTOCOMの東京でのセミナーに「実戦トレーディングカレッジ」を共同運営している吉中晋吾氏が登壇。吉中氏の話を一度直接聞いてみたい、と思っていた所であり、早速セミナーへの参加を申し込み。
管理人、大阪に住んでいますがセミナーの前日の金曜に東京での仕事を作ることに成功。そんな訳で、半分仕事も兼ねて東京に吉中氏のセミナーを聞きに行ってきました。
レベルの高いセミナーに驚く
セミナーは3部構成で、1部はTOCOMからのTSR上場の紹介、2部は商品アナリストの小菅努氏のゴム取引の基礎講座、3部は吉中氏のトレードの実践的な解説。
いずれも深い内容で、相当勉強になりました。1部はTOCOMの宣伝としても、2部・3部は恐らく有料セミナーの内容。
管理人、ゴム取引は手掛けたことありませんが、サイクルが通用する世界なので、スイングトレードするならFXより簡単かも、と感じたくらい。
年に何度かセミナーに参加しますが、ここ最近のセミナーの中ではレベルとしては一番高い、と言ってもよい内容でした。
逆に言えば、内容的について行けない人が相応に発生しているんじゃないかと、勝手に心配したりもしていました。
吉中氏のセミナーは「勝つトレーダーになるために必要なこと~実戦編~」
吉中氏のセミナーは「勝つトレーダーになるために必要なこと~実戦編~」という内容で、実際のトレードを想定した、戦略の組み立て方から実際の売買にまでトレードの一連の流れを実戦形式で説明したものでした。
無料セミナーとはいえネタバレはよくないので、内容の詳細は控えます。ゴム取引のケースを取り上げて、一連のトレードの流れが解説されましたが、全然FXや他の商品でも活用できます。
ただしカンレダースプレッドのトレード手法が解説されていたので、管理人としては非常に興味深かったものの、恐らく右から左にそのままFXには使えません。ま、その点はTOCOMのゴムのセミナーと考えれば当たり前のお話。
管理人的にはアービトラージ始めてから、カレンダースプレッドも興味が出てきているので非常に話の内容は面白く聞けました。ゴム(現在のRSS)でカレンダープレッド取引できるとは思っていなかったので、意外でした。
テクニカル分析はパーツの1つでしかないと再認識
吉中氏と小菅氏のセミナー聞いて思ったのは、テクニカル分析はトレードのパーツの1つでしかない、という点。
ここ最近、それまでのテクニカル1本のトレードから、テクニカルを利用しながらも金利や他の商品等、様々な材料を取り入れてトレードしていますが、方向性は正しいのだろうなぁ、という点を再認識できました。
例えば1時間以上あった吉中氏のセミナーで、テクニカルチャートが出てきたのはたったの2枚のみ。
トレードの組み立てにおいて、テクニカル分析は必要な要素ではありますが、それは全体のパーツの1つにしか過ぎません。
アービトラージを深く取り組み始めて、テクニカルを1つのパーツととらえるようになりましたが、やはり・・・、と再認識。資金管理みたいな大前提的な知識や、戦っている相手について考える等、テクニカル分析だけやっていては見えない部分が沢山ある、ということが良く分かりました。
吉中氏だけでなく佐々木徹氏にも挨拶できた
セミナーって終了後、スグに終了、みたいなのもありますが、今回のセミナーは終了後に時間が取ってあり、講師の方に挨拶できる時間も確保してありました。
ここ最近「実戦トレーディングカレッジ」で色々質問していたお礼も兼ねて、吉中氏に挨拶できました。直接お会いするのは初めてでミーハーな管理人としてはとっても嬉しかったです。また同時に「実戦トレーディングカレッジ」を共同で運営している佐々木徹氏にも、初めて直接お会いすることができました。
ハーモニックの教材等、数年近く佐々木氏の教材にはお世話になっていますが、佐々木氏のご本人にお会いするのは初めて。若干雑談も出来て非常にためになる時間を過ごすことができました。
なかなか相場談議できる機会って少ないので、セミナーで相場談議できると結構楽しいもんです。
Zaiの『「商品先物取引」入門』がお土産に
今回のセミナー参加のお土産としてZaiの『「商品先物取引」入門』がもらえました。実は過去買おうかどうか迷ったことがあり、今回もセミナー参加に向けて買って勉強しておこうか、と思っていた本です。
思わぬ形で本を入手する形となりました。商品先物トレードについて始めの一歩から、サヤ取りの解説までしてあり、入門書として最適です。お土産までいただき、ホント有難うございました。
まとめ
ゴム以外だと、トレードに利用するには若干応用が必要なセミナーの内容でしたが、それでも十分今後の参考になるセミナーとなりました。
吉中氏の1本筋の入ったトレードの組み立て方に、軽い感動を覚える位で、さすが・・・、と感じ入りました。さすがに吉中氏のレベルに近付くには簡単ではありませんが、何とか近いレベルにまで至りたいもんです。
TOCOMのセミナーということで、これまでのFXのセミナーとは若干毛色の違う部分もありましたが、今後のトレードに充分参考になるセミナーとなりました。大阪から行った成果は充分ありました。
今回のセミナーの成果、今後のトレードに活かして生きたいと思います。
・「実戦トレーディングカレッジ」は今回セミナーに登壇した吉中晋吾氏も運営に参画。単なる目の前の値動きを分析するテクニカル分析とは異なる、相場の本質的な値動きに重点を置いたトレード講座です。月15,000円の会費が必要ですが、それだけの金額の価値があり、吉中氏に直接質問することもできます。テクニカル中心にトレードして行き詰ったり、伸び悩んでいる方に特にオススメの講座です。無料期間もあるので、ご興味あればまずはお試しあれ。
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