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 インジを利用したハーモニックトレード、ドル円はあまり合わないかもしれません。自らのトレード及びマイルールを適応して過去のシミュレーションしてみましたが、どうもピンと来ません。

 ハーモニックトレードをするなら、ドル円を外してみると、パフォーマンスが改善される可能性があります。ハーモニックパターンでトレードしていて、どうも成績がパッとしないようなら、一度ドル円を外してみては?

勝ってるけど実はハーモニック以外の手法でトレードしているドル円

 アベノミクス相場が始まるまでは、殆ど動かないことで有名だったドル円ですが、ここ数年は1日の間にそれなりの値幅で動きます。ちょっとした出来事があれば、非常によく動きますので、かつてのドル円の値動きを知っていると、隔世の感を感じます。

 その昔購入した商材のテキストを振り返ると、ドル円は動かない、と普通に書いてありますので。

 そしてそのドル円、管理人はボチボチ勝ってます。ただしハーモニックは使ってない。。。ファンダメンタルやメルマガの情報を生かして、入るタイミングはテクニカル使いますが、ほぼ裁量になってます。裁量が故、損切りが遅くなる・・・、という失敗もタマにありますが(ココが裁量の最大の欠点でしょうね、ルール化できていない分、損切りが遅くなる。。。)、累計では勝ってます。

 ただそれじゃダメだよなぁ、というのも分かっており、ハーモニックインジでドル円も見ています。

ハーモニックでは勝率の悪いドル円

 ドル円をハーモニックで全くエントリーしていないかと言えば、そんな訳ではありません。ただしタマにハーモニックで入ると負けてます。ルール通りに入って負けるので、やむをえないとは考えていますが、それでも他の通貨ペアに比べると負ける率高し。で時間のある時に過去のトレード記録を、ドル円中心に振り返って見ました。すると・・・、確かにハーモニックでのドル円トレード、負けている。。。裁量で入っているトレードは勝率悪くとも、収支はプラス、そこに隠れて見えていなかった、ハーモニック部門の勝率の悪さを認識することと相成りました。

シミュレーションは悪くはないけど良くもない

 ただしタマタマの可能性もあるので、過去のチャートをさかのぼって、マイルールでドル円をハーモニックインジでトレードしたらどうなるのかをやってみました。

 すると・・・、負けはしていません。さすが高い勉強代を払いながら積み上げてきたマイルール。けどね、他の通貨ペアと比べると、正直パッとしない勝率。確かに勝ってるんですが、ルール通りにエントリーして損切りになるケースも多いんです。それでも総合的にはプラスにシミュレーション上になっているのですが、実際にやってみると総合的にはマイナスだった、何てことは何度も経験しているので、ドル円ってハーモニックとの相性はイマヒトツかもしれません。

ドル円でハーモニックがやられる具体例

 先日、ロシア疑惑が浮上してドル円が一気に円高に進んだ局面がありましたが、ハーモニックでドル円トレードをするとやられまくります。マイルールを適応しても、やられます。

 実際のトレードは裁量で、志摩氏のメルマガを読んで、下げを確信してショートしたので大きく勝ちましたが、ハーモニック使いとして、うーむ・・・、という状態。まぁ、こーいう事態が生じるのは分かってはいました。ドル円のハーモニックは、ファンダ要因で生じるトレンドにめっぽう弱い、こんな感じでしょうか。

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ハーモニックはドルストレートでの利用に特化がいいのかも

 「ハーモニックパターン検出インジケータ」を開発のだいすけ氏もハーモニックはユーロドル中心にトレードされています。管理人はドル円含め6通貨見てますが。。。

 ドル円は以前から動きは素直ではない、と言われています、ご存知でしたか?じゃあユーロドルは素直かと言えば、1時間足以下だととても素直な値動きとは思えませんが、ともあれ最も多くの取引がなされているのはユーロドル。よって必然的にユーロドルの値動きはこなれてきます。

 一方、ドル円も確かに流通量は多いのですが、ユーロドルに比べると流通量は圧倒的に少なくなります。あと為替市場を動かす欧米の投資家の立場から見れば、やはり日本は遠い国。アメリカであればお隣カナダが地理的に近いですし、ヨーロッパ(ユーロ)から見ればポンドやスイスフランは親戚みたいなものです。そう考えると、円が素直に動かない、というのは日本の地理的要因も考えればやむをえない面があるのでは?じゃあオーストラリアはどうかと言えば、確かに地理的に欧米から遠いですが、とは言っても元はイギリスからの移民の国となるので、日本よりも親近感はあるかと。言語も英語で共通ですし。

 結局為替市場を動かす欧米人の視線に立つと、ドル円はトレードの対象となりにくい通貨、になると考えます。よって素直な値動きでない=投機的な値動き、となるのではないかと。

 それにハーモニックにしてもフィボナッチにしても、多くの投資家が意識していなければ、そもそも反転してくれないので、特にハーモニックは欧米人が使っている手法なので、彼らと同じ目線でモノを見なければ、うまくいかないのは道理と言えます。

 管理人の使っているハーモニックのインジのうち1つは全然ドル円も使えるのですが、だいすけ氏のハーモニックインジ始め、多くのハーモニックインジはドル円は不得意と実感しています。

 よってハーモニックはユーロドルを始めとするドルストレート通貨にのみ利用する、というのは1つの方法ではないかな、と考えています。日本人はどうしてもドル円中心に為替市場を見てしまいますが、ドル円は世界的に見ると特殊な位置付けをされているという前提の下で、勝てないようならトレード対象から外してしまう、なんてのも1つの手だと思います。

 ちなみに管理人は、昔メタメタにやられたのでポンドはポンド円、ポンドドル(ドルストレート)ともに触るどころか、見てもいません。。。

関連記事:まだポンド(GBP)で消耗しているの?FXでポンドで負けるなら、トレードしないこと

まとめ

 ハーモニックパターンを利用したトレードは、基本的に逆張りトレードとなるため、大きなトレンドが生じている時には、連敗が続きます。ハーモニックの最大の弱点であり、連敗して、ハーモニックは使えねー、と諦めてしまう方も多いのではないでしょうか?

 管理人も相当連敗してます。さすがに5連敗すると、うーむ・・・、となりますが、4連敗くらいは今でも平気?資金管理していないと大怪我するので、ハーモニックトレードするなら、資金管理は必須です。

関連記事:テクニカルで勝てない?手法の前に資金管理のススメ

 好きこそモノの上手なれ、と言う言葉通り、管理人はハーモニックにはまってしまったので、連敗してもアホみたいに検証したりトレードしていますが、多分小数派でしょう。ただ、ハーモニック好きでも連敗している訳で、普通にやったら連敗するよなぁ、というのは容易に想像がつきます。

 そんな訳で、ドル円のハーモニックトレードは勝率が低い可能性があるので、勝ててないならいっそのことトレード通貨から外してしまう、という選択肢もありますよ、と言う事で。

 ハーモニックトレードでなかなか勝てていないようなら、過去の記録を振り返ってドル円の勝率や期待値を出して見てはいかがでしょうか?そしてもし負けているようなら、ドル円のトレードしない場合どうだったか調べてみては?

 ドル円に固執する必要はありませんよ。世界で最も取引されているのはユーロドルなんですから。発想の転換、そして勝つための取捨選択は通貨ペアでも大切。

 ともあれ自身の経験と記録を振り返り、ハーモニックとドル円って以外に相性良くないよね、と気付いたのでこんな記事書いてみました。ハーモニックトレードで勝ちきれていない方の参考になれば幸いです。

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