短期トレードの際にも実は週足が使えます。週足のローソク足の色(陽線・陰線)は、週後半には変化することが少なくなり、トレンド方向へのエントリーが行いやすくなります。
週の後半、週のローソク足の色を確認することで、期待値の高いトレードが可能になりますよ。
概要
週足見てますか?
短期トレードの場合、マルチタイムフレーム分析を行っても、多くの方が見るのは日足まででは?
短期トレード目的で移動平均線やテクニカル使ってマルチタイムフレーム分析する場合、日足までで充分だと思います。ただしそこにもう1つ週足のローソク足の意識持ってみてはいかがでしょ?特に水曜以降の週後半戦。
週のローソク足の陰線・陽線を確認することで、週後半に間違った方向へのエントリーを防ぐことができますよ。
週後半になるとローソク足の色が変わるケースは少ない
水曜や木曜で既に週のローソク足が例えば陽線の場合、そのまま陽線でその週が終わる可能性は非常に高いです。(ただし確率何%とまではやってません、ご興味ある方は調べては?)
よって水曜や木曜以降、週のローソク足に対して逆張りするとうまくいかないケースが多くなります。また逆にローソク足の方向に順張りエントリーすることで、期待値の高いトレードができます。
書いてしまうとこれだけなんですが、管理人この事実に気付いたのつい最近・・・。いや知識の上では知っていたのですが、トレードで意識するようになったのホント最近なんです。
逆張り好きな管理人ですが、既に長い陽線が木曜で出ているともう逆張りはしません。既にほぼ陽線が確定している状態の中、陰線を目指すような値幅を取りにいく逆張りは勝てるとは思えない。フィボナッチやハーモニック等で余程の自信があっても、週末の持ち越しリスクを考えると、週後半戦の逆張りトレードは積極的にやりません。
週の値幅とセットで見ると順張りに使える
管理人はいつも日の値幅と週の値幅を見ています。そして週の後半戦、例えば平均150pips動く通貨ペアでまた50pipsしか動いていない場合、週のローソク足をまず見ます。
陽線で50pipsなら週内にあと50~100pips上に動くのではないか?そんな風に見ています。当然週のローソク足だけで判断している訳ではなくって、ドルインデックスやら金利やらの他の商品の状況も合わせて見ながら最終的な判断をします。周辺市場を見るのはホント大切です。詳しくは下記をどうぞ。
関連記事:周辺市場の状況から相場観を組み立てるトレード、ドル/円112円からの下落が取れた事例
他の根拠も踏まえた上で、まだ週のローソク足が今の方向に伸びそうな場面、値幅含めて手堅いトレードができる場合が多いです。
2019年に入ってUSD/JPYは週に50-60pipsしか動かない週が出ているので、エントリーしたはいいが動かない・・・、というケースも当然出てきます。それでも週の平均ボラティリティを知っていると、当らずとも遠からずの場所で決済できます。またあと200pips伸びる、といった極端な願望も捨てられます。現実にあと何pips取れそうか、という部分を理想論抜きで現実的に考えられるようになります。
管理人は以前購入したインジで日と週の平均ボラティリティを出してますが、週足の場合は5週間平均出すのそんなに苦労はしないので、一度週のローソク足の確認と週の平均ボラティリティ見ながらトレードされてはいかがでしょ?特に週の後半戦、下手なテクニカルより余程役立つツールとなりますよ。
トレードにテクニカル以外の根拠を加える優位性
管理人はテクニカル分析大好きなのですが、突き詰めるとテクニカル分析は過去の値動きをどのように料理するかのお話になるので、似たような結果になります。料理の材料が一緒なので、いくら腕をふるって料理を作っても出てくる味は似てくる、そんな感じ。
それだけでも勝てますよ、という方もいると思いますが、テクニカル一本だと限界を感じるケースが多いです。管理人もそうだったので。
テクニカルはエントリーのタイミングを取るツールに特化する、という考えの下で、管理人はファンダメンタルやら周辺市場を見ているのですが、ローソク足も含めてトレードの際にテクニカル以外の根拠を持つことで、複合的な視線でトレードができます。
テクニカルはショートのGOサインだけどドルが強い中でUSD/JPYは売れない、というのも、テクニカル+テクニカル以外の根拠からエントリーを見送る代表例。
今回はその一例として週のローソク足を取り上げました。テクニカルなどのトレードルールに合わせて週のローソク足を見ることで、週の後半戦の戦いが楽になるケースが多いです。お試しください。
・短期トレードにも活用できる週足チャート、特にローソク足の色に注目
まとめ、短期トレードでも無視できない週足
週のローソク足の色を見ることで週の後半戦のトレードについて、期待値を高められる可能性があります。
週の後半戦はローソク足の色は変わりにくい、ということは考えてみれば当たり前ですが、トレード対象となる通貨ペアの方向性を考える時に重要な示唆を得ることができます。
週足は長すぎる、というご意見も当然ありますが、週足おローソク足の色は見ておいて損はありませんよ。お試しあれ。
・Wエレメントシステムを利用すると、週のローソク足を見ながらのトレードでトレンドに沿ったトレードが行いやすくなります。トレンド把握に優れたWエレメントシステムの詳細は下記をご覧ください。