ハーモニックインジを利用のトレード手法実用化に際し、ハーモニックとは別の部分でFXトレードで勝つために見えたものがあったので、改めてメモ的に記事にしておきます。
同じ負けトレードを繰り返さない大切さと過去検証の大切さ。この2つをしないと、FXで勝てないのではないかと。自分も大いに反省すべき部分が多いのですが・・・。
概要
大前提、自分にあった手法を見つけること
FXトレードで勝つにあたって一番大切なのは、自分にあった手法を見つけること。
スイングでもデイトレでもスキャルでも、逆張りでも順張りでも、テクニカルでも何でもいいのですが、コレでトレードする(いや、コレでトレードしたい)、という手法を見つけること。
管理人の場合、フィボナッチがそれなりに使えて、その上でスイングがある程度できたという上で、ハーモニックにはまってしまい、短めのハーモニック手法に着地しつつあります。現在の手法の原点は、ハーモニックパターンの美しさ、コレですかね。
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別に手法は何でもいいと思うのですが、コレでトレードする、というのが決まらないと、特に短期はシンドイです。順張りの人にハーモニックは合いません、管理人は逆張り派です。また気の短い人にスイングも無理。
FXのブログを読んでいると、手法は何でもいい、という記事があったりもしますが、確かにそうかも、と思います。ただ最低限、自分の性格に合うかどうか、と言う部分のピントは合わせておく必要があります。
そして、コレでトレードしたい、と思うのが見つかってからが本当のスタート。このスタート地点にすら立てない人が、案外多いような気もします。とりあえず順張りにするか、逆張りにするか等々、1つに決めたほうがいいのは間違いないです。手法を増やすのは、何かしら1つでも勝てるようになってからで全然遅くないと思います、ホント。
少ない枚数で実際にトレードしてみる→負けるのでそのデータを蓄積
コノ手法でトレードする!、と決めたら実際に少ない枚数でトレードしてみましょ。デモトレードは本気にならないので、管理人は最初は10,000通貨でスタートして、資金管理しながら少なくとも1,000通貨単位でロットをコントロールしながらトレードするのがよいと思います。
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大丈夫ですよ、負けますから。。。それなりに経験があっても、現在の手法で勝てるようになるまで、連敗してますから。。。だから資金管理が大切。ここで死亡してしまっては、何の意味もありません、ホント。
そして負けのトレードの記録とチャートを取っておくんです。なーに10回トレードもすれば、立派な負けトレードの記録ができますよ。できれば20回程度トレードして、負けトレードのデータとチャートの蓄積をするのが理想。ゼロからスタートしても1ヶ月あれば溜まるのでは?(スイングの場合は2ヶ月くらいかかるかも)
この負けトレードのデータとチャートが非常に重要。これが次のステップに進むのに必要不可欠となります。
同じ負けを繰り返さない方法を探す
負けトレードの蓄積ができてきたら、次にするのは、同じ負けをしない方法を探すこと。
コレが案外精神的にシンドイんです。何せ自分の失敗と向き合うことになりますので。損切りを後ろにずらして大損したトレードなんて、2度と見たくないですよね?けどそれをするんです。
損切りを後ろにずらして大損した?そうであれば、2度と損切りを後ろにずらすようなことはしない。これをルール化する。これの繰り返しです。
例えば管理人の場合、ポジポジ病で何も考えずに月曜の午前中にエントリーしていた、という負けが結構ありましたが、エントリー条件に合わない限り月曜の午前はエントリーしない、というルールを作りました。コレが結構、負けていたトレードを減らすことに繋がっています。
正直面倒だし、精神的にシンドイし、少しずつしか前進しません。
人間意識しないと同じ失敗を繰り返す生き物です、ついでに人間忘れる生き物です。よって、失敗原因の抽出→失敗しないためのルール化、これをしないといつまでたっても、同じ失敗を繰り返すことになりかねません。
失敗しないためのルール化が進めば、勝てないまでも負けないトレードはできるようになります。ここまで来ることができれば、しめたものです。けど勝ちきるためには、次のステップに進む必要があります。
更に言えば、負けない状態になった後、勝てる状態になるのにまたもう1つ超えるべき壁があります。よってFXで勝てるようになるのは、負ける→勝てないまでも負けなくなる→勝てるようになる、の3ステップと感じています。管理人、短期トレードは「勝てないまでも負けなくなる」に随分長いこといたような気がします。。。
ちなみに囲碁の井山裕太氏も著書「勝ちきる頭脳」で同じようなことを仰られています。強くなったのは弟子入りして負けた棋譜を検証するようになってから、と。あと、強くなるには場数も大切、と仰られています。トレードにもぴったり当てはまります。
井山氏の本、トレードの心得集としても手元に置いておいて損はありません。
期待値プラスのトレードを見つける
自らの失敗トレードを元に、トレードのべからず集=同じ負けを繰り返さない状況を作ったら、それで勝てる場合もあります。
だって最初に手法ありきな訳ですから。手法って本来勝てるから手法な訳です。勝てるハズの手法で勝てなかった、そこから負ける部分を取り除いたら、これでようやく本来の勝てる姿が現れるハズ。
だだしそう一筋縄でいかないのがトレードの世界なので、そこから先は過去チャート見ながら検証してください。作り上げたルールを大前提に、どの場面で入るべきか、そして入った場合の期待値はどうか。1年とか半年のチャートを見るのが理想ですが、案外2ヶ月程度のチャートでも得られるものがありますよ。管理人の場合、7通貨で同じことやってます。(それも最初は時間足変えながら)
データのボリュームも大切ですが、あーこの場面でこう入れば勝てるんじゃないかな、というのが見つかればメッケもの。後はあーでもない・こーでもない、と過去のチャート見ながらデータ取って検証すれば、期待値がプラスかどうか分かります。そして期待値プラスと分かれば、実際にその場面でエントリーしてみる。負ければ、それはやむをえない負けか、を検証。やむをえない負けであれば、期待値プラスということは変わらないので、引き続き同じ場面が来たらエントリー。これの繰り返しです。
期待値がプラスであれば、最終的に勝てます。既にべからず集で、最低限の負けるべくして負けるトレードは排除できているので(継続的にルールは増えたり、変更の必要はありますが)、しょーもないトレードはその時点でなくなってますし、あっても非常に少なくなってます。
ここまで来たら、あとは淡々とトレードするのみ。トレードで熱くならない状況になっているハズ。枚数はお好みと財布と相談しながら増やしましょ。ただし資金管理はその段階でも絶対に必要です。
トレードで勝てる人って皆言うことは同じかも
管理人も随分とFXブログを読んできましたが、勝っている(と思われる)トレーダーの書いているブログは極論すると皆同じことを言っているかもしれません。
上記も管理人が実体験を元に書いていますが、いずれもどこかで見た内容ではあります。その意味では、賢者は歴史に学び・愚者は経験に学ぶの愚者を地で行ってる状態。。。
先日お会いした株のトレーダーの方と話が一致したのは、損切りの大切さ。損切りができるのが、トレーダーとしての必須の能力、というのを株のトレーダーの方とFXトレーダーの管理人、意見の一致をみました。
損切りが大大大前提であって、その上での手法。トレードって深いようで案外深くない?あまり禅問答のようにするつもりはありませんが、トレードで勝ちきれない場合、案外手法以外の部分で、大事な部分を見落としている可能性が高いのかもしれません。損切りができない、というのが代表例ですね。
え?損切りができない?そんな方はFXというゲームのルール間違って覚えている可能性がありますよ。詳しくは下記をご覧ください。
関連記事:FXは確率のゲーム、ゲームのルール間違って覚えてませんか?
まとめ
FXの攻略、まずはトレードの記録をとって、同じ負けをしない状態を作るのが最初の重要な第一歩となります。自身も反省すべき部分が多いのですが、記録を取るのはいいのですが、そのままにしていませんか?記録を取っておいたら、同じ負けを繰り返さないためには何をしたらよいかを、ジックリ考える必要があります。そして負けないための方法を、次のトレードで生かす、この繰り返しです。
人間忘れる生き物です!トレードを長くしていると、ホント痛感します。
また人間は基本的に変われない生き物なので、意識しないと同じ間違いを繰り返します。この“同じ間違いを繰り返さない”というのがトレードにおいては非常に重要になります。
どの手法でトレードするのかが決まっていれば、後はトレードして負けて→その負けを潰していく、この繰り返しとなります。(実は手法、同じ負けの回避、メンタル以外にも重要な「立ち回り」という部分に最近気付いたのですが、これはまた別の機会に)
まずは、同じ負けをしないようにすること、コレが大切です。
FXで勝ちきれていない方、同じ負けを繰り返していない、と断言できますか?断言できないなら、精神的にシンドイですが、過去の負けを振り返って、同じ負けをしない努力をしてみてはいかがでしょ?シンドイだけに得られるものが多いですよ。お試しあれ。
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