多くのトレーダーが苦労した2月相場。管理人は、とある試みをしようとしたところから普段の型を崩し、ドツボにはまってしまいました。タイミング悪い・・・。
久しぶりにやってしまった大失敗で、非常に重要な気付きを得ることができました。それは自分のこれまでの人生でボチボチうまく言っていた考え方やポリシー・哲学が、FXでは成長の阻害要因になっているという点。
トレードの上達に手法ではない何かが足りない、と昨年から思っていましたが、その答えの1つを見つけたような気がします。
自分の人生を振り返ることが、FXトレードの上達の鍵を握っている可能性があります。人生にフィットする考え方≠トレードにフィットする考え方、という公式に漸く気付くことができたようです。
概要
久しぶりにやってしまった2月
うーむ、2月のトレードはやってしまった。。。1月の利益全部持って行かれてしまった・・・、更に若干足まで出ている・・・、ぐぅ。
一体FX歴何年あるんでしょ。
USD/JPYでやられ、USD/CADでやられ、単にUSD/JPYだけトレードしていれば負けてないじゃないか、と2月の集計を取って気付いた情けなさ・・・。
途中、全く勝てる気がしなかったんです。こんな気分になるの久しぶりどころか、初めてじゃないかと。FXはメンタルスポーツ、ということがホントに身にしみました。
・0:30頃の、出来ない勝つ想像が・・・、そんな感じでした
2月相場は難しかったようで、各方面でやられている話は聞きますが、管理人もやられた一人。
なんだかなぁ・・・。
で負けが込んだ時のいつものパターン(久しぶりの登場なのが救い)、もう止めた!と、最後の損切りの後、チャート閉じて何もしてませんでした。
FX初心者の頃にも味わったことのない敗北感に、打ちひしがれた2月となりました。経験あって、こうなるとメンタル的に非常にきついです・・・。
大きくやられる共通パターンとその原因が初めて見えた
さーてどうしたものか、と散歩しながら考えてみました。もう経験値だけはあるので、手法の問題よりも、他の部分に大きな問題があるのは分かります。
今回、若干特殊なことをやろうとしたんです。それが全ての元凶。
ただし問題は特殊なことをしようとしたことではなく、特殊なことだから・・・、とそこに固執してしまったこと。恐らく、いつもどおりならなーんにも考えずに損切りして、別の通貨ペアに入るか、入りなおしをしても、2連敗したら一旦その通貨ペアでのトレードは終わりにします。
ところが今回、特殊事情を盾に、それができなかった。そりゃ失敗するよなー。。。
ただし特殊実験する前提もあった訳で、そこにこだわりすぎたのもよくなかった。例えて言うと、アナリストにUSD/JPYは100円を割れない、と言われてそれを最後まで信じようとした、そんな感じ。
相場に絶対はありませんが、これまでの結果がこうだから、とか、実績がある人や手法だから、とか自分で判断したモノにはサッサと諦めますが、他人の判断等に乗っかるとそれに固執する傾向が管理人にはあるなぁ、と今回気付きました。
実は今回似たような失敗を2回やらかしており、2回目はよくよく考えたらこの相場の見方ダメだ、と気付きそれで損切りして、もうやめた、になってます。ダメだ、と気付いたら切れるのですが、そこに気付かないと固執してしまう自分、これじゃいつまでたってもトレーダーとして大成しないよなぁ。。。
フト自分の哲学のようなモノに思い当たった
何で一つの考え方に固執するかね・・・、と今回の失敗の原因を自分の中に探っていると、ハタと気付きました。
コレ自分の人生哲学そのものかも。
管理人、結構頑固なほうでコレと決めたら他人の話は聞きません。いや聞いているフリはしますが、基本的に聞き流しています。
それで概ねこれまでの人生なんとかやってきました。様々な場面で決め打ちのようなことをして、確率1/2のハズなのに様々なところで確率1/2以上の体験をしています。ま、当然事前準備等が出来た上での決め打ちのケースが多いのですが。
そして今回のトレードの失敗から見えたのは、自分の性格がトレードの上達をいかに妨げているか、との点。
トレードの例で分かりやすく言えば、もうココでオレがハーモニックパターン出ていると言ってるんだから必ず反転するんだよ、と信じ込んでどこまでも逆行したポジションをお付き合いすること。(以前はよくやっていたのに今回気付きました、さすがに最近はありませんが)
自分の手法を信じることは大切ですが、自分の相場観をいつまでも信じてはいけない。逆に言えば、自分の相場観は柔軟に修正できないようならいらないくらい、かも。ベースとなるテクニカルでトレンド判断できたら、もうトレンド判断はテクニカルの命じるままに従う、コレくらいじゃないとダメかも。
コレと決めたら結構頑固な自分の性格が、今回や過去のトレードの失敗において、大きな原因を形成している、と考えると、色々なものが腑に落ちるのが嫌なところ。人間嫌な思い出を、自然に思い出すようにはできていませんので。
フィボナッチやハーモニックなど、様々なFXの知識はありますが、どうしてもコレ、という自分としての納得感が無く今に至っています。もう手法はある程度できていますが、それでもやってしまう大失敗。買ったり負けたりは相場なのでよいとして、2月の失敗はさすがにこたえました。
ここ最近、トレードでまだまだと思っているの、問題は手法ではなく自分の何かに問題があるよなぁ、とは思ってました。自分の何が問題か?、と言うアプローチ、答えを出しあぐねていましたが、実際の失敗を経験することで、漸くその根本部分を見つけた感じです。
過去、自分がそれなりに成功をしてきた人生哲学にその根本的な原因がある可能性が高いとは・・・、正直驚きました。なにせその考えで、これまでの人生何とかやってきているので。
トレードは自分の人生そのもの、と言う言葉を実感
何かの本かツイッターで見たのですが、トレードは自分の人生そのもの、という言葉を見た記憶があります。
そんな大げさな・・・、と思っていましたが、案外真実かもしれません。人間生活で何とかなった考えは、ことトレードの世界では通用しないどころか逆に悪影響を及ぼす可能性が、今回気付いたのがまさにコレ。
自分の相場観に固執する、と言うことは誰が見ても下落トレンドの中で、相場は必ず上昇する、と言っているのと一緒。
客観的に見れば、そりゃおかしいでしょ、と思えるのですが、当の本人至って真面目。この考え方、リアルの世界では最終的に何とかなったり、そのうちフェードアウトできたりしますが、トレードは白黒ハッキリつけないといけない世界。いつまでたっても、自分の考えに固執していると、トレンドの逆に相場が走っていると(ex.トランプ相場のドル/円にショートする)、投資家として死んでしまうリスクがあります。
そしてコノ部分、管理人は今まで全く気付いておらず、性格そのままで タマに固まった相場観で市場を見て、タマに訪れる大逆行で大怪我をする。こんなのを繰り返してきています。そりゃトレーダーとして大成しない訳です。
日頃の生活の際とトレードの際は、考え方を180度自分の場合は変えないとダメなようです、ホント。
トレードは自分の人生そのものを振り返ることになる、ホントそう思うようになりました。3月からはトレードに向き合う姿勢を180度変えないとダメですね。
考えるのはトレードルールを作る際や検証する際。一度コレで行く、と決めたらあとは淡々と裁量入れずにトレードするのみ。ルール化した後は、自分自身の考えが必要なのは決済の時くらい。ルール通りにエントリーしたら、後は損切り注文を置いて決済地点を考える、これの繰り返し。損切りしても、条件が合ってなかったら再度ポジションを取るようなことをしない。
自分の人生哲学は横において、まずはどんな時もルール通りにトレードすることから、始めないとダメなようです。そしてそのルール作りは脳みそに汗をかいで作る必要があります。
実は変なことしなければ、こんなコトに気付く機会はなかったと思うのですが、変なことして失敗したお陰で、これまで引っかかっていたものに気付くことができたようです。
やはり人生には無駄な経験はない、と言うことか・・・。
追い下げ式の資金管理が効いてる
2月はトレードとしては大失敗を犯していますが、過去の大失敗の際に比べると資金の減り方はマイルドです。過去と一番の違いはココでしょう。
何をしたかと言えば、もう自然に資金管理をして証拠金に応じて投入ロットを決めていました。
資金管理は連敗の時こそ威力を発揮しますが、それを実感。今回も5連敗とかやらかしてますが、資金的な焦りはそれ程ではありませんでした。当然、焦って負けを取り返そうとして、トレード枚数を増やすようなこともしてません。
FXの負けで致命傷を負わないためには資金管理が大切。ホント、それも今回実感しました。かつて大失敗のたびに大怪我していましたが、今回はそこまでの大怪我ではありません。ひとえに資金管理のお陰。ようやく過去の反省が資金管理の面では生きた形となりました。
しばらく当サイトでも、資金管理の大切さを主張していましたが、改めてFXでの資金管理の大切さは訴えたいところ。
実際にどんな方法で資金管理をしているかと言えば、競馬の追い下げ方式を利用した資金管理。利用できるFX会社は限られますが(条件を緩めれば1,000通貨単位でも可能)、管理人は気に入ってます。下記で詳しく解説しているので、一度ご覧ください。10,000字オーバーの大作です。
・関連記事:資金管理を踏まえたFXトレードを簡単に行う方法
まとめ
今回の失敗で、それなりに勝っていたスイングやめて短期にシフトした理由を思い出しました。もう上記のままで、タマに自分の考えに固執して、大敗してしまうこと。そんなに頻繁にはありませんが、タマにやってくる大相場に逆にはまると、大きくやられます。実際にやられましたし・・・。
短期のトレードはそれなりに経験は積みましたが、今回の経験もあり、まだまだだなー、と思います。何かが足りないよなー、けどそれはインジ等のテクニックじゃないよね、というのはもう随分前には気付いてましたが、今回その根本的な所に気付いた感じです。
まぁ、まだ先がある可能性も高いのですが、自分の人生哲学のようなものが、トレードの上達を阻害しているのは思い当たる節がたくさんあり、大切なことに一つ気付いたことには間違いありません。
トレードは自分の人生と向き合うことに似てます、ホント。今回それを痛感しました。
トレードの上達に壁を感じているようなら、その原因は手法ではなく、自分自身にある可能性があります。もし思い当たる部分があるようなら、一度自分のポリシーや人生哲学がトレードの邪魔をしていないか、考えてみてはいかがでしょ?
思いがけない気付きを得られるかもしれませんよ。
トレードに行き詰まったら読んでおきたい記事
・資金管理を踏まえたFXトレードを簡単に行う方法