Sponsored Link

正しい相場感は大切ですが、間違えることも当然発生する相場の世界では、当初の相場感に固執しすぎるのはよくありません。

当初の相場感に基づいて取ったポジションが逆行しているのに、いつまでも最初の相場感に固執して取り返しが出来なくなった経験ありませんか?

損切りと同じく、間違った相場感を改めることは人間としてハードルの高い行為です。

過ちをあらたむるに憚る事なかれ!

相場感の間違いに気付いたらそのポジションを諦めることは、損切りと同じくらい大切ですよ。

正しい相場観の重要性

相場観持ってますか?またその相場観どうやって組み立ててますか?

管理人の場合はドルインデックス中心に、ラインを引きながら原油価格(WTI)や金価格、債券の利回り等を見て相場観組み立ててます。周辺市場の商品や債券の利回りを見て相場観を組み立てる方法は「トレーディングカレッジ」で学んでます。

関連記事:トレードの勉強をするなら「トレーディングカレッジ」をオススメしたい

正しい相場観を持つことが出来れば、買われ過ぎの場面で「買い」で入ることはなくなりますし、売られ過ぎの場面で「売り」で入ることはなくなります。

また相場観を元にトレードして狙い通りのトレードができると、逆張りが決まった時と同様、スカッとするトレードとなります。

トレードで勝ち切るためには、優れた相場観が必要、ズーッとそう思ってました。しかし最近過去を振り返って思うのは、優れた相場観よりも大切なことがあるんじゃないか、ということ。

それが、間違ったと思った時に諦める能力

優れた相場観を持つことが出来ても、トレードで100%勝つことなんてできません。よって、あーこの相場観はハズレたなと気付いた時に、その考えに固執することなく間違いを間違いと認めて諦められる能力。コレがないと、ズルズルと間違った相場観に引きずられて、いつまでたっても含み損のポジションを保持することになり、最悪の場合は諦めがついた時には大きな損失を計上せざるを得なくなります。

間違った相場観への固執は悲惨な結果を招く

結局人間は自分の考えを簡単には変えられない生き物です。抜きん出た相場観を持ったトレーダーであっても、外すことは必ずあります。

そして優れたトレーダーや日頃優れた知性の持ち主こそ、自分の相場観や考えに固執して間違った相場観で築いたポジションを切れずに悲惨な結果を招くのではないかと。ジェシー・リバモアの最後がその典型例かと。

ちなみにリバモアを描いた「欲望と幻想の市場」はトレード本として教訓や得る部分が多く、とってもお勧めです。

まぁリバモアの例を持ち出すまでもなく、トレードの経験があるなら誰でも経験があるのでは?例えばUSD/JPYは110円を超えないとの相場観の下でショートのポジションを持っていたけれど、110円を超えてしまい、そのうち戻るハズとズルズルとポジションを持ち越して身動き取れなくなってしまった・・・、みたいな。

管理人のケースでいえば、損切りしながらポジション小さくして同じ方向にエントリーを続けてしまう。過去何度もやられているパターンで、最初の相場観に固執してやられる典型的例です。

関連記事:FXで負ける仕組み、負けのパターンはいつも一緒

コレをやらないだけで、大きく負けるトレードがなくなります、ホント。この事実に気付くのに一体何年かかったことやら。。。

Sponsored Link

過ちをあらたむるに憚ることなかれ

古い諺ですが、過ちをあらたむるに憚ることなかれ、というものがあります。トレードで非常に大切な視点ではないかと。

間違った!、と思ったポジションを持っていたら素直に損切りする。そして入り直ししない。

言葉で書くと簡単なんですが、これがなかなかできないし気付かない。損切りは自らの間違いを認める行為で非常にハードルの高い行為です。それと同じで、間違った相場観で持ったポジションを切るのも自らの間違いを認める行為なので、実行のハードルが高い。損切りができないのと、間違った相場観を修正することは根っこの部分では同じなので、人間なかなかできません。けどそれができないと、ズルズルとポジション引きずって大損する負けの王道パターンから脱出できません。

諦めラインの設定が有効

間違った相場観に固執するとロクなことにならないのは随分前に気付いていますが、最近再認識したのが“諦めライン”を考えるようになってから。下記の記事にも書きましたが、このラインを超えたらもうそのポジションを諦める、“諦めライン”を最近意識しています。

関連記事:「諦めライン」を考えれば損切りできる、”損切り”でなく”諦め”に言い換えてみる

ヒゲであろうが、諦めラインにタッチした時点でそのトレードは終了。ヒゲがもったいないなぁ、と思うこともありますが、完全にそのトレードを諦めて決着つけることで前の相場観やポジションに引きずられず、次のトレードに挑むことができます。期待値がプラスのトレードができるようなら、個別のトレードで負けはあっても、理論的には着実に資金が増えます。

諦めラインを設定することで、少なくとも常に期待値を考えられる場所でのトレードが可能になります。当然、期待値マイナスのトレードならエントリーすればするほどマイナスになります。しかし少なくとも、期待値の立ち位置で毎回トレードすることが大切ではないかと。


・ダメなポジションはダメと割り切らないとえらいことになります

まとめ

医者とか弁護士とか会社役員とか、所謂知的エリートと言われる方がFXでドツボにはまるケースがあります。それって日頃の自分の自信からくる、自らの相場観に固執した結果、ドツボにはまるのではないか、と思ったりもします。日頃の仕事以上に、トレードは誰しも間違いが日常的に発生する、という考え方の下で色々と組み立てる必要があります。時に相場感は外れて当たり前で、よって優れた相場観の持ち主でも、間違いが発生して当然で、その間違った時にいかに立ち回れるかが大切。

若干とりとめのない話となりましたが、下手な相場観持つくらいなら相場観無しでも立ち回り方がうまければFXって何とかなるのでは?、とも思う今日この頃。

過ちをあらたむるに憚ることなかれ、トレードの世界では肝に銘じておきたいと思います。

・誤った相場観への諦め力も必要ですが、正しい相場観を身に着ける事はトレードで勝ち切る近道となります。「トレーディンガレッジ」では様々な市場を活用して、相場観を組み立てる力をつけることができます。自ら組み立てた相場観をベースに勝てるトレーダーを目指してみませんか?勝ちきれず同じ所をグルグルとまわっているトレーダーの方の処方箋として「トレーディングカレッジ」は特にオススメです。


「実戦トレーディングカレッジ」の詳細を見てみる
関連記事:トレードの勉強をするなら「トレーディングカレッジ」をオススメしたい

当記事の関連記事
FXで負ける仕組み、負けのパターンはいつも一緒

「諦めライン」を考えれば損切りできる、”損切り”でなく”諦め”に言い換えてみる

友だち追加

Sponsored Link