一冊の本との出会いが、その後の人生に大きな影響を与えた。管理人にとって『波のうえの魔術師』はそんな一冊です。
既に10回以上は読んでいる『波のうえの魔術師』を何年かぶりに読んでみました。やはり面白い・・・。
なぜ相場の面白さと出会ってしまったのか・・・、と思ってしまう時もあったりしますが、久しぶりに『波のうえの魔術師』を読んで、もう少し頑張ろう、と思ったのでした。
本棚の整理をしていたら出てきた『波のうえの魔術師』
株やFX、相場の世界になぜはまってしまったかと言えば、1冊の本との出会いがあります。それが『波のうえの魔術師』。
金融危機の真っ最中1998年が舞台の相場小説。メガバンク相手に個人投資家が、空売りを仕掛けて、見事勝利を得るストーリーで、そんなに相場の知識がなくても読めますが、ディテールを楽しむためには相場の知識が必要不可欠。
既に多少なりとも相場の知識があった管理人は、本書を読んで一発でドハマリしてしまったのでした。
もう10回以上は読んだであろう『波のうえの魔術師』、久しく読んでなかったのですが本棚の整理をしていたら出てきたのと、丁度TVドラマで「ハゲタカ」をやっていて、金融危機の頃を懐かしく思い出したので、久しぶりに読んで見ました。
ちなみにTOKIOの長瀬智也主演でドラマ化もされています。DVD借りて半分だけ見ましたが、相当リメイクされています。突っ込みどころ満載のドラマなので、管理人的には、どうもなー、というドラマだったりします。原作本の方が間違いなく面白いです。
相場の面白さを再認識できる一冊
いつまでたっても、満足できるトレードができない状態にありますが、久しぶりに読んだ『波のうえの魔術師』は、やはり相場は面白いよなー、と再認識できる一冊。
相場の上下に加え、下町のうなぎの白焼きのシーン等、何度読んでも面白さは健在。
自身の相場の腕前はなかなか上がりませんが、それでも改めて精進しないと、と認識を新たにすることができました。
本書のような株のフィールドでなく、為替のフィールドで取引していますが、やっていることは同じです。為替と株と商品上の性格は異なりますが、相場を相手にしている事自体に違いはありません。
専業トレーダーあこがれるわ・・・、と思いつつ、さすがに今の腕前では全然ダメなので、将来的な希望としておきます。一番最初に読んだ頃に比べると、年も取ってしまいましたが、それでも最初に読んだ頃の心躍るような気持ちは今も変わらず。
相場好きなのね・・・、と自ら再認識。好き過ぎてポジポジ病ですが、最近はサボることを覚えたので、どうにか無理せずやってます。
どうして相場と出会ってしまったのか?
ここに至るまで、管理人も随分と金融市場に投資しています。投資と言えばカッコよく聞こえますが、結構な額を損してます。
だけど止められない。ある意味で依存症か中毒か?一時期もう相場は見たくもない、と思った時期もあり、ホント全くトレードしない期間が半年程度あったりしましたが、無事に(?)復帰しています。
相場と出会わなければもう少し余裕のある生活できただろうなぁ、と思う時もあります。けどもう10年以上、相場とお付き合いして、どうにか付き合い方の形=立ち回り方も見えています。あと少しで完成?、何て甘い事にはならないと思いますが、まぁどうにかもう少しうまい付き合い方を模索していく過程で、100%は無理としてもボチボチ満足できる付き合い方も見つかりそうな感はあります。
好きこそモノの上手なれ、とは言いますが、好きだけでは何ともならん、とも痛感しているのが相場とのお付き合い。
相場と出会ったのは必然かどうか分かりませんが、もう少し自らの道を追い求めたいと思います。
まとめ
あっち行ったり・こっち行ったりと、ホント色々なことをしてきましたが、ようやく自分としてのトレードの型が出来上がりつつある(と思う)今日この頃。
『波のうえの魔術師』を久しぶりに読んで、もう少し頑張るかな、と思ったのでした。相場師というかトレーダーとして自らの能力は疑問符がありますが、10年以上生き残っているので飄々と過度に楽観視したり・悲観視することなく、付き合っていこうと思います。
多分、大損した時に読み返したりするとこの本と出会ってなければ・・・、と思ってしまいかねない管理人にとっては、ある意味愛憎半ばする本でもあります。今回はやはり面白い、という感覚で読み終えることができました。
相場の世界に引き込まれる可能性がある、ある意味で危険な本です。取り扱い注意、けど面白い。
小説なのでスラスラ読めるのでトレードの待ち時間など、ご興味あれば是非。