チャートのテクニカル分析から離れて、エクセルを使って相場分析をしてFXトレードを行う、そんな取引方法があります。
相関性など値動きに根拠のある商品において、エクセルを利用した取引は有効性を見出すことができます。
テクニカル分析をいつまでやっても勝てないなら、エクセルベースで取引方法を考えてはいかがでしょうか?
相場分析や取引手法の新しい世界を発見することに繋がりますよ。
概要
テクニカルのトレード手法は再現性に微妙な面が存在
トレード手法、どうやって考えてますか?殆どの方がテクニカルではないでしょうか。フィボナッチやライン等も、広義の意味でテクニカルとなります。
ただしテクニカルって目視での検証は簡単ですが、実際同じ場面がやってきた時に、同じ行動が取れるか、という部分に微妙な面があります。そもそも相場が違えば、同じサインが出ていても判断が分かれる、それって当たり前といえば当たり前。
別にシステムトレードをしている訳ではないので、全然裁量入れるのは“あり”なのですが、テクニカルのトレードって再現性の観点で弱い面があります。あと、実際にテクニカル一本で勝てるのか?、という問題も依然として残ります。
関連記事:FXがテクニカル分析だけでは勝てない理由
エクセルでトレード手法を組み立てるという方法
テクニカルに頼らず、各通貨ペア等の4本値を取得してエクセルベースでトレード手法を考える、という方法があります。
去年取り組みを行ったアービトラージの際に、こんな世界があったのか・・・、と気付いた世界ですが、目から鱗でした。
関連記事:アービトラージ取引始めました、約半年で原油とCAD取引の形ができた
ただし突き詰めると、テクニカル分析を数字に置き換えてやっているだけかもしれません。しかしエクセルベースで期待値プラスの手法は、数字に基づいて取引を行うことになるため、過去と同様の結果が得られる可能性があります。損切りや利益確定も数字ベースなので明確です。
よってテクニカルに比べより根拠を明確にした、シャープな取引が可能です。あと、損切りも利益確定も数字ベースで決められるため、特に損切りのハードルも低めです。
ただし、エクセルベースでも通常の通貨ペアの片張りトレードでは、そもそも期待値がプラスになる手法が見つけ出せず、テクニカルとは違った意味でテクニカルと同じ結果(要は勝てない)に帰結する可能性があります。
エクセルでトレードロジック考えるのが面白い!
エクセルを利用してのトレードは、片張りトレードではなくアービトラージのような、足元でシッカリした値動きの根拠のある商品を対象としないと難しいと考えています。
管理人はWTI原油とUSD/CADのアービトラージの取り組みから、エクセルを利用してのトレードを知りました。WTI原油とUSD/CADは相関する値動きを見せるため、その相関性を背景にエクセルを使い取引手法を考える形です。
色々なロジックを作っては壊し・・・、をやりましたが、これならどうにかプラスになる・・・、というロジックも作ることができました。で、様々な仕事がひと段落したのと、IG証券のノックアウトオプションなら資金効率よくアービトラージができる、ということに気付き、久しぶりにWTIとUSD/CADの四本値をダウンロードして、トレードのロジックを考えてみました・・・、これが非常に楽しい。
やはり相場はやめられない、と再認識するとともに、エクセル使っての取引も思った以上に楽しく感じるとコチラも再認識。
前回の取り組みの際に残していた宿題もほぼ出来て、これなら変なことにはならないでしょ、という段階まで持ってきて久しぶりにWTI-CADのアービトラージしています。
・実際に走らせているWTI-CADアービトラージ手法のエクセルグラフ(2軸のずれが直らない・・・)
エクセルベースのアービトラージはFXの勝ちへの近道
以前の記事でも書きましたが、通常のFXトレードで何年も、勝てない・・・、という状態なら、一度エクセル+アービトラージの門を叩いてみることもオススメです。
関連記事:勝ち易いFXトレード、アービトラージという選択肢
WTI原油とUSD/CADの相関する値動きを背景に、エクセルで再現性の高い取引方法を編み出すことができます。
何はともあれ数字ベースの取引手法のため、エントリーも決済も適当な行動は取れません。メンタルスポーツの面もあるFXは、入り口から出口まで数字で判断できるという点により、適切な損切りが可能となるメリットもあります。
FXでナカナカ勝てないなー、と思い悩んでいるなら、モノはためしでエクセルで売買ロジック考えて試してみませんか。
最初は4本値を取り込んで等、面倒な作業も必要ですが、慣れてしまえば楽なもんです。エクセルを利用してのトレード、単なる片張りだとそれでも難しいかもですが、WTI-CADのアービトラージは有効性高いです。ご興味あれば「成果を残す資源通貨アービトラージ」でお試しください。
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関連記事:「成果を残す資源通貨アービトラージ」購入者へのアドバイス、まずはエクセルでモデルを作ってみるべし!
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