時間が無いのと、ネタ切れ感もあり、しばしブログ更新をさぼっていましたが、とある方から相場分析でも書いてみたら?、とのアドバイスもあり、相場分析を書いてみることにしました。

 第一弾はお馴染みドル円(USDJPY)。やはり日本人には一番馴染みのある通貨ペア。9月に一気に104円代まで駆け上がったドル円、今後の動きを予想してみました。

最初に

 ドル円は管理人が長くスイングトレードで利用している通貨ペアです。当然相場なので予想が外れることもありますが、ボチボチ稼がせてもらっている通貨ペアです。

 デイトレやスキャルピングの場合はまた違う分析手法が必要になると思いますが、まぁこんな感じで管理人は相場分析をしています。参考にして損しても全て自己責任ですが、ドル円のトレードする場合でも、単にドル円だけ見ている訳じゃないのね・・・、ということだけでも分かって頂けると、FXトレードの新しい道が見えてくるんじゃないかな、と思います。

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ドル円の重要チャート

 現在(10/24時点)のドル円で最も重要視しているのは下記の日足チャートです。

16-10-24ドル円日足チャート

 フィボナッチ・リトレースメントを引いています。リトレースメントの高値をどこに取るか、が結構微妙なんですが、111.40円の高値と安値(Brexit騒動の時のヒゲの安値は除外)でリトレースメントを引いたのが上記。

 上記の引き方で分かるのは、ドル円相場は現在、フィボナッチ・リトレースメント38.2%の付近に位置しているということ。そしてこの38.2%に2度目の到達となっています。

 フィボナッチ・リトレースメントの考え方は、「FXでフィボナッチを使いこなすコツ、色々と基点を試してみる」をご覧いただくとして、38.2%というのはいわゆる相場の3割戻しに該当するので、相場としては重要な地点となります。

 簡単に言えば、相場が折り返す可能性がありえる地点。管理人、かつて短期の逆張りトレードをガシガシしていましたが、リトレースメント38.2%で相場が折り返して、何度も痛い目を見ています・・・。

 ただしフィボナッチのセオリー的にはリトレースメント76.4%付近まで戻ってしまってから本格的な反転、となるので、まだまだ上昇(円安)の可能性もあります。
 どっちに行くのかは相場に決めてもらうしかないのですが、リトレースメント38.2%に乗っている以上は円高への反落を考慮すべき地点にドル円相場は位置している、とは言えます。

ドル円相場の概観

 それでは上記を踏まえてドル円相場を概観してみます。まずは月足チャート。

16-10-24ドル円月足チャート1

 2015年に125円を付けたドル円はその後急落。そして現在103~104円に位置しています。現在ローソク足4本分、値動きが停滞していう状況ですが、過去を見てみると2014年もほぼ同じ付近で値動きが停滞しています。
 よって過去の例を参考にすれば、現在は価格が引っかかりやすい地点でレンジ相場を形成中、と判断できます。

 日足チャートのフィボナッチ・リトレースメント38.2%から、上にも行けるし下にも行ける、と指摘しましたが、月足チャートからも、足元のレンジ相場をブレイクしさえすれば、上にも行けるし下にも行ける、という状態となっています。

 ちなみに週足チャートを見ると、過去のレンジ相場はより顕著です。ご参考までにどうぞ。

16-10-24ドル円週足チャート

 現在のドル円の位置が、レンジ相場になるべくしてなった、というのが過去の例から分かるのではないかと。

 そんな訳で、10月に入って動きが止まってしまったドル円相場、今後の値動きはレンジ相場だから分からない、というのが一つの解。レンジ相場の後、どちらに動くかは、正直簡単には分かりません。ただし、これでお終い、というのでは味気なさすぎますし、何にも芸がないので、もう少しヒントを探してみます。

ドル円相場を分析するには他の市場も見る必要性あり

 ドル円市場を分析するには、単にドル円のチャートを見るだけでは十分とは言えません。恐らく数を上げ始めるとキリがありませんが、管理人が最低限見ているのは、日経平均・ダウ平均・ドルインデックスの3種類。

 FXというのは通貨ペアの取引なので、簡単に言えば通貨同士の綱引きとなります。と言うことは、各通貨単体の力を知ればトレードの精度を上げることにつながります。そして各通貨に影響を与えているのが株式市場や商品市場。その観点から上記の3商品をピックアップし、同時に見ています。

日経平均の週足チャート

 ドル円相場は日経平均に連動するところ大です。よってドル円相場を見る際は、日経平均も見る必要があります。そんな訳で下記は日経平均の週足チャート。

16-10-24日経平均-週足チャート

 10月17日の週に日経平均は上昇して久しぶりに17,000円代に乗っています。出来高も2兆円を回復して、日経平均の復活はいよいよか?、との論調も聞かれますが、週足チャートを見ると、今後いよいよ上昇だぁ!、とは簡単に言えませんね。

 なぜってレンジ相場の上限にタッチしたところだから。そのまま上に抜けていく可能性は否定しませんが、四角で囲った部分を見れば、レンジ相場の上限で下に反転してもおかしくないよね・・・、と思うのが人情。

 ドル円も週足チャートだと、レンジ相場の上限付近に位置しているので、チャートパターン的にはやはりドル円と日経平均は連動しているなぁ、という状態になっています。

アメリカ市場のUS30の週足チャート

 日本の株式市場に大きな影響を与えているのは、アメリカの株式市場。そんな訳で、日本株の行方を知るにはアメリカ株の方向を知る必要があります。管理人がよく見ているのは、ニューヨーク証券取引所に上場の優良株30銘柄で構成されているUS30。これCFDで取引可能なので重宝していますが、値動きは殆どNYダウと変わらないので、NYダウでもよいと思います。

16-10-24US30-週足チャート

 US30のチャートを見ると、足元の相場はレンジ相場に近い状態と分かります。確かに相場は切り上がってはいますが2014年や2015年のように一本調子で上昇、という状態ではありません。

 日経平均は切り下がった地点でレンジ相場に対し、US30は切り上がった地点でレンジ相場。日経平均がUD30(というかアメリカ株)を引き回すことはマズないので、US30が切り上がっているのに、日経平均が切り下がっているのは日経平均のパワーの無さの表れではないかとも思いますが、さてどんなもんでしょ。

ドルインデックスの週足チャート

 ドル円相場の、ドル部分にのみフォーカスする時の分析に必要不可欠なのはドルインデックス。ドルインデックスは以前記事にしているので、詳しくはそちらをご覧ください。

関連記事:FXトレードの際にドルインデックス見てますか?

 ではドルインデックスの週足チャートを見てみます。

16-10-24ドルインデックス-週足チャート

 ドルインデックスは実は2015年3月からレンジ相場を形成中。ドル円相場がパッとしないの、ドルインデックスを分析していればそりゃ以前のように円安一本の方向にはならないよね、ということが分かります。

 ただドルインデックスは日足チャートを見ると、面白いものが見えてきます。

ドルインデックスの日足チャート

 週足ベースで見れば、レンジ相場の上限に来ているドルインデックス。日足チャートで見ても、そろそろ反転しそうな感じとなっています。

16-10-24ドルインデックス-日足チャート

 ドルインデックスの高値と安値にフィボナッチ・リトレースメントを引くと、現在の位置は76.4%を超えて88.6%に向かっている所。
 さらにハーモニックパターンが出現しています。一旦76.4%の所で下がり始めて最初の下落は失敗の可能性がありますが、まだ価格は切り上がっていませんし、リトレースメント88.6%でBatパターン形成の可能性が残っています。

 ドルインデックスの日足チャートを見るとドル円の9~10月の上昇の理由が分かります。ドルインデックスが上昇したのに引っ張られた、と見てまず間違いないかと。まぁ、先に9~10月の上昇がドルインデックスのチャートから分かる訳ではありませんので(分かる人がいるかもしれませんが、管理人のノウハウでは無理)、後講釈の部分は多分にありますが。

 ただしいずれにしても、ドルインデックスも上昇か下落か結構な分岐点にいる、ということは言えます。

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ドル円を総合的に考えてみる、売り方が優勢か?

 ドル円のチャートのみならず、日経平均他のドル円市場に影響を与えていると考えられる相場のチャートも同時に掲載しましたが、それらを踏まえて今後のドル円市場を総合的に考えてみます。

 トレードで勝ち続けるためには、いかに根拠を積み上げて勝つ確率を上げていくか、という作業が必ず必要だと管理人は考えています。そして上記を踏まえると、ドル円はショート(売り)の根拠の方が多くなっています。

・ドル円市場自体がレンジ相場上限
・日経平均もレンジ相場上限
・ドルインデックスはレンジ相場上下且つ日足では下げに転換しそうなパターン

 それとチャートとは別に、西原宏一氏のメルマガでも、104円から上は非常に多くの売り注文が入っておりそこから先の上昇は一筋縄ではいかない、との指摘が再三なされており、フィボナッチや各市場面及びファンダメンタル的な面からも、少なくともこの先に簡単に円安方向に進みそうにはない、とは言えます。

関連記事:FXにファンダメンタルを使うなら、西原宏一氏のメルマガを取ってみては?

買い目線でドル円を考えてみる

 売り目線での根拠が多くなっているドル円相場ですが、ここで敢えて買い目線も考えてみます。

・レンジ相場はいずれどちらかの方向にブレイクする
・日経平均は出来高を伴って17,000円超え
・ドルインデックスは既にハーモニックパターン形成に失敗とも考えられる
・アメリカの景気は堅調でありUS30も再度上にブレイクの可能性が高い

US30なりNYダウなりが、再び上昇基調となると、日経平均もレンジ相場を上にブレイクする可能性が高いので、アメリカ株次第でしょう、恐らく。ただ逆にアメリカ株が遂に息切れするとどうなるか、これは少々怖いような気もします・・・。

 ただしドルインデックスという観点から見ると、アメリカ大統領候補のヒラリー氏・トランプ氏のいずれもがこれ以上のドル高は望んでいないとのスタンスなので、仮に株が上に伸びたとしても、ドル自体は上に行かない可能性があります。

 11月には新しい大統領が決定しますが、ヒラリー氏・トランプ氏のいずれも為替政策としてはドル安(少なくともこれ以上のドル高にはしない)、という政策スタンスを取ると考えられるので、ドル円相場は今後上昇してもファンダメンタル的要因で上値が抑えられる可能性が高いと考えられます。

まとめ

 管理人がドル円のスイングトレードを行う際は、上記のようにドル円市場のフィボナッチ分析だけでなく、各市場の分析やファンダメンタル情報も参考にしてポジションを取る方向を決めています。

 相場も根拠の積み上げで勝率を高くすることができる、と考えていますが、それでも負ける時は負けます。そして負けた時は潔く損切。もう1度ポジション取る時は、枚数を及び市場の状況を再検討してエントリー。

 一度負けて同じ枚数でトレードすると、証拠金が爆発することもあるので、取引会社は1,000枚単位でエントリー枚数をコントロールできて注文もサクサク通る外為ジャパンがオススメできます。

 こんな感じで月1度程度、相場の解説をしてみようかと考えています。為替相場は単一の通貨ではなく、通貨ペアという2種類の通貨から構成されているので、単に目の前の通貨ペアのチャートを見るだけではなく、各通貨に影響を与えている商品等の分析も必要なのか、と言うことに気付いていただき、フィボナッチやハーモニック分析をこんな感じで使ってます、という一例を示せれば、と考えています。

 当然予想が外れても責任は取れませんが、FXトレードでなかなか勝てずになやんでいるトレーダーの方の参考になれば幸いです。

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